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2017-12-21

第72回甲子園ボウル観戦記・3

 アメリカンフットボールに対し「ルールがわかりづらそう」と思い込んで、敬遠している人がよくいます。実はアメフトという競技、ルールはさほど複雑ではないのです。基本的に次のことさえ頭の中に入れておけば、だいたい観戦を楽しめるようになります。
  • コートに出られる1チームの人数は11人。
  • 選手の交代は自由、回数制限なし。
  • 攻撃側・守備側にはっきりと分かれる。チームは攻撃メンバーと守備メンバーの2通りをそろえる。
  • 攻撃側はコート一番端のエンドゾーンを目指してボールを進めていき、守備側はそれを阻止する。
  • 攻撃の基本は、ボールをプレー開始位置から10ヤード以上進めること。4回のダウン(攻撃権)が与えられ、その4回のうちに10ヤード以上進める。
  • ダウンの呼び名は1stダウン・2ndダウン・3rdダウン・4thダウン(野球の1アウト・2アウトと同じようなもの)。
  • 4回のダウンのうちに10ヤード以上ボールを進めたら、ダウンが更新されて次の攻撃は1stダウンからとなる。
  • 4回のダウンで10ヤード進められなかったら、攻守交代。
  • 攻撃側のパスを守備側が途中で捕球した場合(インターセプト)、その瞬間に攻守交代となる(ターンオーバー)。
  • プレイ中に反則があった場合、ボールの位置を反則を犯した側の後方へ移動させる措置が取られる。
  • エンドゾーンまでボールを運んだら、タッチダウン。6点。
  • 攻撃中にボールを蹴ってゴールポスト内に入れたら、フィールドゴール。3点。
  • タッチダウンの後にエンドゾーン前3ヤードの位置でトライフォーポイント(TFP)と呼ばれるボーナスゲームをおこなう。これでフィールドゴールなら1点、タッチダウンなら2点。
  • 試合はクォーター制。

 ……と、これらの説明をご覧になって、お気づきの方もいらっしゃることでしょう。同じくアメリカで生まれた競技、野球に似た点があることに。攻撃側と守備側に分かれることや、アウトに似たダウン。そして野球同様にプレーが幾度となく途切れ、「間」が生じつつ試合が進んでいきます。アメフトは大ざっぱに言えば「ラグビーに野球の要素を加えて、アメリカ国内で独自のルールに変えた球技」なのです。なのでラグビーとは全くの別物、似て非なる競技です。


 さて、肝心の甲子園ボウルの試合ですが、次のような展開でした。

 第1クォーター、先制のタッチダウンを決めたのは関学。TFPのフィールドゴールも決めました。その後日大も反撃しタッチダウン。しかしTFPは関学にブロックされ得点となりませんでした。第1クオーター終了時点で、関学 7-6 日大。
 第2クォーター、関学がフィールドゴールで3点追加。これは関学ペースかなと思いきや、日大は第2クォーター終了間際に逆転のタッチダウン。今度はTFPのフィールドゴールを決めて、前半は 関学 10-13 日大 で終了。 

 アメフトの試合は、第2クォーターと第3クオーターの間にのみ休憩時間があります。ハーフタイムです。第1と第2の間および第3と第4の間はコートチェンジのみで、休憩時間はありません。
 このハーフタイムの間、グラウンドではハーフタイムショーがおこなわれました。武庫川女子大学付属中学校・高等学校・幼稚園・保育園のみなさんによるダンス「百花繚乱 平和へのメッセージ」 武庫川女子大学、通称武庫女は甲子園からわりあい近い場所にある学校。その付属学校・園のみなさんが甲子園のグラウンドでダンスを披露する、まさに「武庫女オールスターズ」の演技といえます。
 武庫女オールスターズの演技を見終えたなら、いよいよ後半開始です!

 第3クォーター、逆転し勢いに乗ってきた日大がタッチダウン! TFPのフィールドゴールも決め、勝利に向けて大きな点を獲得。さらにそのあとフィールドゴールを入れて、第3クォーターは日大ペース。第3クォーター終了時点で、関学 10-23 日大。
 いよいよ最後の第4クォーター、劣勢だった関学が反撃に出ます。タッチダウンを決めTFPのフィールドゴールも決めて、詰め寄ります。その後関学は攻めに攻めていきはしますが、あと一歩及ばず。
 第72回甲子園ボウル、結果は……

    関学 日大
  1Q   7   6
  2Q   3   7
  3Q   0  10
  4Q   7   0 .
  計   17  23


 日本大学フェニックスの優勝!! 日大は実に27年ぶりの優勝となりました。これにより、日大は翌年1月3日東京ドームでおこなわれる「ライスボウル」に出場が決まり、そこで社会人の王者と対戦します。

 今回、初めて甲子園ボウルの試合を観戦しましたが、もうとにかく素晴らしい戦いを見せてくれたことに感謝!です。私の誕生日はこの甲子園ボウル観戦のすてきな思い出に包まれて、すてきな誕生日となりました。野球のときとはまた違う甲子園の姿を目にできたことも、私の脳を活性化させてくれました。行ってよかったです! 機会があるなら、また来年も見に行こうかなと考えています。
 

(おまけ)
 阪神甲子園球場の近くには「ららぽーと甲子園」という大型商業施設があります。その中にあるハワイアンハンバーガーの店に入って、テリヤキバーガーをいただきました。
 koshien38.jpg

 重厚なパティに厚切りのチーズがはさまり、ボリュームはたっぷり。これはもはや「料理」と呼ぶにふさわしい品。これを食べたら、大手ファーストフードチェーンのハンバーガーなど著しく安っぽく感じられます。
 甲子園球場の近くにはこういったものを味わえる場所があります。試合観戦後にららぽーとに立ち寄るのもいいと思いますよ。

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エビフライ飯

Author:エビフライ飯
大阪府在住。男性。
発達障害の一種、高機能自閉症を抱える人間。
公営競技・野球・サッカーなどのスタジアムという空間が好きな自分です。
ファジアーノ岡山の本拠地・シティライトスタジアムに時々出没しています。



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