2016-07-02

『モンスターマザー』著者、“教育評論家”を批判

 以前私は『モンスターマザー  長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い』という本をここにて取り上げました。↓当該記事。

 『モンスターマザー 長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い』を読んだ(前編) 2016-05-05
 http://ebifuraihan.blog40.fc2.com/blog-entry-882.html
 『モンスターマザー 長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い』を読んだ(後編) 2016-05-07
 http://ebifuraihan.blog40.fc2.com/blog-entry-883.html


 この本の著者、福田ますみ氏がオピニオンサイト『iRONNA』に寄稿していました。

 「金八先生」のいないニッポンの教育現場でいま何が起きているのか 福田ますみ
 http://ironna.jp/article/3283

 この記事の中で福田氏は、ある教育評論家を名乗る女性に対して「真相に迫ろうとしない」と批判の目を向けています。この“教育評論家”、名前は記事中には出ていませんが、記事中に書かれている「教育裁判史上に残る悪判決」の言葉で検索してみたら、簡単に見つけ出せました。↓これです。

 2009/3/7 長野県立丸子実業の高山裕太くん(高1・16)自殺事件。教育裁判史上に残る悪判決!
 http://www.jca.apc.org/praca/takeda/message2009/me090307.html

 プロバイダがJCA-NETであることから、この“教育評論家”がどのようなお方かお察しかと思われます。それはさておき、ここの文章を読んでみると、福田氏が記事中で引用している部分と見事に合致しています。なのでこれは間違いなく、この“教育評論家”が書いたものと確信できます。
 福田氏はこの“教育評論家”を「自分の予断と偏見、想像と思い込みだけで全く見当違いの批判をしている」と批判しています。

 “教育評論家”氏いわく、
「これだけ多くの大人が関わって、見殺しにされるどころか、さらに追いつめられた。本人の訴えにまるで耳を貸さず、死を回避するためのぎりぎりの選択である『家出』も、『不登校』も裕太くんを責める材料にされた」
 しかし『モンスターマザー』では「部内でのいじめなどはなく、家出や不登校は母親の問題行動に起因するもの、それが自殺の引き金となった」といった内容が書かれていました。追いつめていたのは周囲の大人たちではなく、母親であると。
 見たところ“教育評論家”氏は、被害者を装っていた高山母の言い分だけを鵜呑みにして、それをそのままあたかも真実であるかのように書いている印象を受けました。一方でこの事件に対して精力的に動き、あらゆる人からの証言を集めた福田氏の言い分のほうが、信憑性は高いでしょう。

 福田氏は記事の最後で、“教育評論家”武田さち子氏(あ、書いてしまった)が子供を守ると言いながら、バレー部員たちの心を傷つける発言を掲載し続けていることを厳しく指摘しています。
 それは↓この武田氏による裕太君自殺事件データにも表れていますね。

 http://www.jca.apc.org/praca/takeda/number3/051206.htm

 この中で、裕太くんの葬儀にて「2年生部員のなかには、ニタニタ笑うものもいた」などと書かれています。武田氏は実際にそれを見たのでしょうか? これもまた高山母の一方的な証言のみを信じ込んで書いたものとしか思えないのです。
 あと、ここに書かれていることと、『モンスターマザー』に書かれていることとを、いくつか比較しながら列挙していきます。

・部長は「バカヤロー、ふざけんな。さんざん勝手なことしやがって、てめえら」と大声で怒鳴った。

→(『モンスターマザー』の記述)
(高山母)「私に謝ることないの」
(部長)「何を?」
「私だってバレー部保護者会の会費を払っているのに、何も連絡がないのはなぜ」
「好き勝手なことをしているからですよ」
 黒岩(=部長、仮名)がこう言うと、さおり(=高山母、仮名)は絶叫する。
「私は絶対○○(バレー部員の名前)を許さない! やめさせてやる!」
 黒岩は思わず言い返した。
「ふざけるな!」


・2度目に裕太くんが家出をしたとき、母親は写真入りのビラ50枚を作成。裕太くんが東京行きの新幹線に乗ったという情報をつきとめ、1人で東京に行き、上野駅近辺の交番や警察など30件ほどに捜索をお願いした。

→『モンスターマザー』では、このときに高山母は「家出の責任は学校にある!」とわめきたて、学校にビラ作成を要求するなど、かなり攻撃的な態度をとっていた、とある。


・裕太くんが母親のサイフから金を盗んだ。そのことを母親から直接聞いたとバレーボール部員の保護者が話す(事実なし)

→(『モンスターマザー』の記述)
(高山母の言葉)「昨日、弟(次男のこと)のために用意したお金が財布からなくなっていたんで、裕太を疑って問い詰めたんですよ。でも(お金を)取ったことを認めなかったので、家から出ていけと言ってしまったんです」


 武田さち子氏は、今のところ「雑記帳」に福田氏への批判や反論は書いていないようです。そうかといって、バレー部関係者へのお詫びをするといったこともしていないようです。おそらくこれはもうダンマリを決め込むでしょうねえ。自殺事件に関してこれだけたいそうなことを書いてしまっては、もう今更引っ込みがつかないでしょうから。

 いずれにせよ、ますます「人権」を声高に叫ぶ人たちが信用ならなくなりましたね。

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大阪府在住。男性。
発達障害の一種、高機能自閉症を抱える人間。
公営競技・野球・サッカーなどのスタジアムという空間が好きな自分です。
ファジアーノ岡山の本拠地・シティライトスタジアムに時々出没しています。



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