2014-12-22

『聲の形』にちょっとだけ関連した作品の紹介

 前回(http://ebifuraihan.blog40.fc2.com/blog-entry-753.html)に引き続き『聲の形』関連のネタです。

『聲の形』を最初読んだとき、私はなんか既視感があるなーと思ったのです。障害者もの作品で、ヒロインが茶色髪のセミロング。そういった作品を以前目にした記憶が……と。その作品とは↓これでした。
 helen.jpg

『ヘレンesp』木々津克久さん作・秋田書店刊、全2巻。『聲の形』のヒロイン硝子の姿が、どことなくこの作品のヒロイン・ヘレンとかぶったのです。
 しかし、両者には大きな相違点があります。硝子が耳が聞こえないだけなのに対し、ヘレンは耳も聞こえなければ目も見えない、そして言葉を話すこともできません。この単行本の表紙でヘレンが連れているのは盲導犬なのです。
 一見すると悲劇の作品と思われるかもしれませんが、こちらは『聲の形』と比べると、重さはさほどありません。むしろヘレンの純真さにジーンと心にこみ上げるものが発してくる、ハートフルストーリーといえるでしょう。
 ちなみに、ヘレンも硝子と同じく、他人に自分の言葉を伝えるときには、スケッチブックに言葉を書いて相手に見せます(目が見えなくても字は書ける)。目が見えないので手話が使えないのです。


 あと『聲の形』に関連した(しているかどうかも怪しいのですが)作品を、もうひとつ紹介します。↓こちら。
 sora_hai.jpg

『空が灰色だから』阿部共実さん作・秋田書店刊、全5巻。
 この作品については、これまで何度かここで紹介しましたが、あらためて。
 この作品は「10代女子を中心に、人々のうまくいかない日常」を克明に描いた作品です。あるときはギャグ、あるときは不条理ネタ、あるときはホラー、あるときは心温まるお話と、非常にバラエティに富んだ構成となっています。
 そして、この作品の一番の売りは「読む側の心をえぐる展開が多い」こと。この「心をえぐる」は『聲の形』でも見られる特徴です。とにかく読み手の心をえぐらせ、それを脳裏にこびりつかせる点、ここが『聲の形』と似ていると思います。
『聲の形』を、序盤の重い展開をギブアップせずに乗り切って読んだという方ならば、この『空が灰色だから』を読んでも平気だと思われます。
 それと、この作品の作者・阿部共実さんは別作品『ちーちゃんはちょっと足りない』で「このマンガがすごい!2015」オンナ編にて1位を獲得されました。(オトコ編1位は『聲の形』)


 あと、今回ここにて紹介した作品についての関連記事を、下に掲げておきます。


(関連記事)
 人生は冒険の世界へ行くようなもの 2010-05-27
 http://ebifuraihan.blog40.fc2.com/blog-entry-178.html
(ここの中で『ヘレンesp』を取り上げています)

 ハマった!『空が灰色だから』 2012-09-26
 ebifuraihan.blog40.fc2.com/blog-entry-558.html

 自殺を考えている人、特に10代の人に『空が灰色だから』第46話を 2013-01-12
 ebifuraihan.blog40.fc2.com/blog-entry-591.html

『空が灰色だから』は発達障害の見本市なのか? 2013-01-17
 ebifuraihan.blog40.fc2.com/blog-entry-593.html

『空が灰色だから』が結構ウケた理由 2013-02-03
 ebifuraihan.blog40.fc2.com/blog-entry-597.html

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エビフライ飯

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大阪府在住。男性。
発達障害の一種、高機能自閉症を抱える人間。
公営競技・野球・サッカーなどのスタジアムという空間が好きな自分です。
ファジアーノ岡山の本拠地・シティライトスタジアムに時々出没しています。



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