2014-07-06

『変光星』『平行線』が復刊!

 今から18年前および12年前に初版が出版された、ある自閉症者が自身の半生をつづった著書『変光星』と『平行線』。これらが今年7月1日に復刊となりました。出版元は遠見書房です。

(おことわり:
 この『変光星』『平行線』の著者さんのお名前、ここでは出さないことにします。
 以前、私がこの方のお名前をネット上に書いたことで、ある者から「プライバシー晒し!」「危険人物!」と、2ちゃんねるを始めあらゆる掲示板にて叩かれた、という一件があったため、この方のお名前を出すことに関して慎重になっています。ご了承ください)

『変光星』は、1996年に飛鳥新社から初版が発行されました。
 この本はのちに、漫画化された作品がベネッセの育児雑誌にて掲載されたり、大月書店発行の『子どものためのバリアフリーブック―障害を知る本7 自閉症の子どもたち』において「自閉症者本人が書いた本」として紹介されたりしていました。
 しかし飛鳥新社版は絶版。その後花風社が発掘する形で復刊しましたが、こちらも絶版となりました。
 もっとも、花風社版のほうは、発行人個人の嫌悪感情による絶版の色合いが強いです。同書を出版したことを「黒歴史」扱いしていましたし。
 ちなみにその発行人、『変光星』を発掘したプライドがまだあるのか、ご自身のブログにて7月4日に『変光星』に関する記事を書いていましたね。

 また『平行線』は、2002年にブレーン出版から発行されました。しかしこちらも、出版元が消滅したために自動的に絶版となったのです。
 そして私は、これらをその当時に拝読し、同じ障害を持つ者として大いに共感を覚えたものでした。当事者活動に乗り出したのも、これらの本がきっかけといってよいです。もっとも今ではその当事者活動も、事実上休業状態ですが。
 まあとにかく、これら2編が今回復刊となったのです。


『変光星』『平行線』両方とも、内容は格段に重いです。自閉症者が今で言う「定型社会」で、どれだけ必至に生きてきたかが克明につづられており、読んだら相当心にズシリとくるかもしれません。例えるなら、現在『週刊少年マガジン』で連載されているマンガ『聲の形』に匹敵するくらいの重さ・心へのズシリ感でしょうか。
(『聲の形』をご存知ない方、ぜひ一度読んでみてください。場合によっては書店の売り場に「立ち読み版」が吊るされていることもありますよ)
 私はこれら2編ともすでに拝読させていただきました。しかし現在それらを実家に置いたままにしているので、今回またあらためて購入することに決め、さっそくネット注文しました。到着が待ち遠しいです。

『変光星』『平行線』が、これを機にまた広まってくれることを願います。にほんブログ村の「発達障害」「自閉症」カテゴリでも話題になっているといいですねえ。

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ツイッターとブログ拝読しております

ツイッターもブログもやらないのですが、よく拝見しております。

質問なのですが、今回のエントリで言及されている復刊著作、なぜあの社長が(おそらく著作というよりも著者を)嫌悪したのでしょうか?

浅見氏のブログもツイッターも一応眺めてはいます(なにしろ失笑しきりなので)が、全部というわけではないのでいまひとつ嫌悪のいきさつがわからないもので。

エビフライ飯さんとそらパパさんとの「聲の形」のやりとりは興味深かったです。

みなさんが騒いでいるからへそまがりな私、どうも読む気にならなかったのですが、都心の書店の平積みをみて気まぐれで1巻を買ったところ、その日のうちに激しい雨のなか夜自転車で界隈に一軒しかない書店に駆けつけのこりも全部買ってしまって。

それどころかマガジン一度も買ったことがなかったのが最近初めて買ってしまって。

ところで浅見淳子氏の言動はあいかわらず非道いものですが、浅見氏およびその界隈が「聲の形」をまったく話題にしない、言及しないのは何故なのでしょうね。これは大変興味深いことですよ。
考察してみると面白いかも(笑)。

はじめまして

Constance Culmingtonさま、はじめまして。

あの社長が『変光星』出版を黒歴史扱いしているのは、
出版の際、社長がいうところの「ギョーカイ」の専門家3名が
「われわれの解説も一緒に掲載してほしい」
と迫ってきたことに起因しています。

これにより社長はギョーカイに対する嫌悪が増すこととなり、
増刷拒否、そして絶版という流れとなりました。
そして『変光星』著者さんのことも、ギョーカイ寄りとみなし
嫌悪しています。

あと『聲の形』を社長界隈が話題にしない件については、
単に「敵対勢力が話題にしている本など取り上げたくない」
という単純な理由なのではないかと。
プロフィール

エビフライ飯

Author:エビフライ飯
大阪府在住。男性。
発達障害の一種、高機能自閉症を抱える人間。
公営競技・野球・サッカーなどのスタジアムという空間が好きな自分です。
ファジアーノ岡山の本拠地・シティライトスタジアムに時々出没しています。



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