飯塚オートレース場訪問記・3
2013-05-01
9時40分。いよいよ飯塚オートレース場開門です。
ここでいつもならば、入場料の100円硬貨を用意して右手に持っておくところですが……ここではその必要がありませんでした。なぜなら、入場料無料だからです。今年からオートレースは全場入場料無料に踏み切ったそうです。
入場料無料化とは、かなり思い切った改革を断行したものです。ヘタをすれば減収にもつながりかねませんが、それよりも気軽に入場できる場所にしたい思いが先行したのでしょう。
タダで堂々とゲートをくぐれば、ゲート付近には福岡ソフトバンクホークスのマスコットキャラクター、ハリーホークの姿が。入り口でお出迎えです。実は、今回のオールスターオートレースは「福岡ソフトバンクホークス杯」の冠がついた競走なのです。それゆえハリーがここにいたわけです。
そういえば、ボートレース福岡でも同じく「福岡ソフトバンクホークス杯」という名の競走がありますね。ただしこちらはGIII。一方今回のオートはSG。この差はいったいどこから?
お出迎えをしてくれたのはハリーだけではありません。仮面ライダーウィザード&ビーストもいました。この日はイベントで仮面ライダーのショーがおこなわれるのです。そのためか、お子さん連れの客が多かったですね。バイクの競走場でのイベントで仮面「ライダー」はまさにお似合いです。まあ狙ったわけではないでしょうけど。
入るなり私は場内をざっと見回してみましたが、ここは何というか、独特の泥臭い雰囲気、武骨でこれこそ鉄火場といった雰囲気が漂っていました。そしてそれが九州、とりわけ筑豊という地域の気性の荒さをよく表現している。九州唯一のオートレース場は、そんな印象でした。
↓こちら、場内に張られていた今回のオールスターオートレースの宣伝ポスター。

ここに登場している人は、現在唯一の女子オートレーサーである佐藤摩弥選手です。今回のオールスターにも出場しました。
このポスターで佐藤選手がいる場所は、嘉穂劇場。飯塚市内にある芝居小屋です。伝統ある芝居小屋で、飯塚でもっとも有名な施設といえるでしょう。
この嘉穂劇場、10年前には水害が飯塚を襲い、その影響で施設のほとんどが壊されてしまい、一時は存続の危機に陥りました。しかし当時、有名俳優たちが立ち上がって「嘉穂劇場を救おう」と呼びかけ、チャリティーオークションをおこなうなどして、多くの人たちの支援を受けて、劇場は復活を遂げました。
それほどの場所である嘉穂劇場は「飯塚の顔」といえます。それについで顔といえるのは、やはり飯塚オートレース場でしょうか。
話をレース場内に戻して。
今回が「福岡ソフトバンクホークス杯」であるがゆえ、場内はホークス色に染まっていました。ハリーがいるのを始め、場内の警備員や窓口の職員らがホークスの帽子をかぶっていましたし、走路内の係員やチェッカーを振る人はホークスのユニフォームを着ていました。そして試走時の先導車にも、ホークスの旗がついていました。
ホークス福岡移転から25年。本当に福岡の人たちから愛される存在となっていることが、この状況を目にしてあらためて認識させられました。
そんなホークス色で彩られた飯塚オートで、いよいよこの日最初のレースの試走が始まろうとしていました。そしてこの試走もまた、ホークス色だったのです。
(続く)
ここでいつもならば、入場料の100円硬貨を用意して右手に持っておくところですが……ここではその必要がありませんでした。なぜなら、入場料無料だからです。今年からオートレースは全場入場料無料に踏み切ったそうです。
入場料無料化とは、かなり思い切った改革を断行したものです。ヘタをすれば減収にもつながりかねませんが、それよりも気軽に入場できる場所にしたい思いが先行したのでしょう。
タダで堂々とゲートをくぐれば、ゲート付近には福岡ソフトバンクホークスのマスコットキャラクター、ハリーホークの姿が。入り口でお出迎えです。実は、今回のオールスターオートレースは「福岡ソフトバンクホークス杯」の冠がついた競走なのです。それゆえハリーがここにいたわけです。
そういえば、ボートレース福岡でも同じく「福岡ソフトバンクホークス杯」という名の競走がありますね。ただしこちらはGIII。一方今回のオートはSG。この差はいったいどこから?
お出迎えをしてくれたのはハリーだけではありません。仮面ライダーウィザード&ビーストもいました。この日はイベントで仮面ライダーのショーがおこなわれるのです。そのためか、お子さん連れの客が多かったですね。バイクの競走場でのイベントで仮面「ライダー」はまさにお似合いです。まあ狙ったわけではないでしょうけど。
入るなり私は場内をざっと見回してみましたが、ここは何というか、独特の泥臭い雰囲気、武骨でこれこそ鉄火場といった雰囲気が漂っていました。そしてそれが九州、とりわけ筑豊という地域の気性の荒さをよく表現している。九州唯一のオートレース場は、そんな印象でした。
↓こちら、場内に張られていた今回のオールスターオートレースの宣伝ポスター。

ここに登場している人は、現在唯一の女子オートレーサーである佐藤摩弥選手です。今回のオールスターにも出場しました。
このポスターで佐藤選手がいる場所は、嘉穂劇場。飯塚市内にある芝居小屋です。伝統ある芝居小屋で、飯塚でもっとも有名な施設といえるでしょう。
この嘉穂劇場、10年前には水害が飯塚を襲い、その影響で施設のほとんどが壊されてしまい、一時は存続の危機に陥りました。しかし当時、有名俳優たちが立ち上がって「嘉穂劇場を救おう」と呼びかけ、チャリティーオークションをおこなうなどして、多くの人たちの支援を受けて、劇場は復活を遂げました。
それほどの場所である嘉穂劇場は「飯塚の顔」といえます。それについで顔といえるのは、やはり飯塚オートレース場でしょうか。
話をレース場内に戻して。
今回が「福岡ソフトバンクホークス杯」であるがゆえ、場内はホークス色に染まっていました。ハリーがいるのを始め、場内の警備員や窓口の職員らがホークスの帽子をかぶっていましたし、走路内の係員やチェッカーを振る人はホークスのユニフォームを着ていました。そして試走時の先導車にも、ホークスの旗がついていました。
ホークス福岡移転から25年。本当に福岡の人たちから愛される存在となっていることが、この状況を目にしてあらためて認識させられました。
そんなホークス色で彩られた飯塚オートで、いよいよこの日最初のレースの試走が始まろうとしていました。そしてこの試走もまた、ホークス色だったのです。
(続く)
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