2012-10-10

わかりやすく伝える伝え方

 私は現在、コピー機のトナーを配送する業務をしています。あちこちの企業へと行って回ってトナーを届け、また時にはその場でトナーの交換をもおこないます。
 その交換の方法は、実はトナーの外箱にちゃんと明記されているのです。しかもこれが、言葉をいっさい使わずに、絵だけでの説明となっています。↓このように。
 toner

 これならば、言葉がわからなくてもトナーの交換ができるというものです。絵は万国共通の言葉といえます。

 そういえば、こういう「絵での説明」を自閉症の世界ではよく目にします。「どうすべきか」「何をすればよいか」といったことが絵で描かれており、それを自閉症児・者に見せて説明するということが、一般的におこなわれています。これらは絵カードと呼ばれるもので、自閉症児・者に対するコミュニケ―ションの手段としても使われています。
 なぜにコミュニケーションに絵カードがよく使われるのかといいますと、自閉症児・者は全般的に耳で聞いて情報を得ることが苦手で、目で見る情報のほうが認知しやすい傾向があるためです。そのために、上記のトナーの交換のような作業を説明するならば、話し言葉で説明するよりも、写真にあるような絵での流れ図を見せたほうがはるかに理解しやすい、ということです。

 さらに、これに文字による簡単な説明書きを加えると、よりその理解度は増してきます。こうなると万国共通ではなくなりますが、まあそこは置いておいて。
 上記の絵に添える説明書きは、こういったところでしょうか。
  • コピー機のフタを開ける
  • 古いトナーを取り出す
  • 粉が漏れるので、トナーのシャッター部には触らない
  • 箱から新しいトナーを取り出す
  • トナーを水平に10回振る(中の粉の偏りを直すため)
  • 新しいトナーをコピー機に入れる
  • トナーを奥までしっかりと入れる

 あとはこれに「コピー機のフタを閉じる」を最後に添えれば完璧でしょう。
 ……と書いていきましたが、これでもまだ説明を簡単にできそうな気がしてきました。なのであらためてもう一度。
  • フタ 開ける
  • 古いトナー 出す
  • ここには触らない
  • 新しいトナー 箱から出す
  • トナー 横に10回振る
  • トナー 機械に入れる
  • トナー 奥まで入れる
  • フタ 閉じる

 必要最低限の説明書きにしてみました。説明絵があるならば、これでもじゅうぶんに伝わりそうです。ちと無駄な説明がまだあったということですね。
 しかし絵がない場合なら、最初に書いた説明のほうがよさげです。

 今回こういった内容で何が言いたかったのかと申しますと、
「結局のところ、人に何かを伝えるときは、簡素に、最低限の言葉にしたほうが伝わりやすいんでないかい?」
 ということなのでした。以上。

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エビフライ飯

Author:エビフライ飯
大阪府在住。男性。
発達障害の一種、高機能自閉症を抱える人間。
公営競技・野球・サッカーなどのスタジアムという空間が好きな自分です。
ファジアーノ岡山の本拠地・シティライトスタジアムに時々出没しています。



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