2012-10-03

相反する主張を併せ持つ人たち

 障害者の人権保護を訴える人たちの中には「障害児を普通学級へ入れよう」と主張する人たちがいます。彼らいわく、普通学級と特別支援学級・学校とで区別するのは、障害児差別につながるからと。
 しかし、そういった人たちは一方で、普通学級また一般社会で、自分の障害に甘えず過度の要求もせずに、何とか工夫をしていきながら生活していっている人たちのことを「健常社会に迎合し、屈服している」と叩きにかかるのです。

 おかしくありませんかねえ。「障害児を普通学級へ」というなら、どうしてその普通学級で本人なりに頑張っている人を叩くような行動に出るのでしょうか。
 普通学級で生活するということは、その普通学級におけるルールの下で行動していかなければならない、ということですよ。ならばそれに合わせていく道理となるのは当たり前のこと。障害児ゆえに、いくつかの場面でのサポートは必要となるでしょう。だからといって、あらゆる面での特別扱いが許されることにはなりません。普通学級で生活するということは、それだけの覚悟が必要ということですよ。
 それをわかっていて「普通学級へ」と言っているのか、疑問です。

 そして、この手の人たちは「障害者と健常者とで区別するな」の考えと「健常社会に迎合するな」といった考えの両方を持ち合わせていることになります。なぜでしょう? この両者、互いに相反する考え方なのですが。
 これが
「障害者と健常者とで区別するな。ただし障害者であることに甘えてはいけない」
「健常社会に迎合するな。障害児は特別支援学級へ行かせよ」
 ならば、まだ筋が通っています。しかし、実際はこういった相反する主張を併せ持つという現象が起きているときています。


 そこでふと思い出しました。そういえば、このような相反する主張を併せ持つ人たちが別のところにいるな、と。
 それは巷で「護憲派」と称される人たち。この人たちの主張は決まって「憲法9条を守れ」ですが、その一方では「でも1条はいらない」との考えを持っているときています。

 これまたおかしいではありませんか。「護憲派」ならば憲法を守ることを主張しているはずなのに、なぜ1条に関しては守れと言わないのか? なぜ「いらない」などと平気で考えられるのか? 護憲派を自負している大学教授の中には「1条は日本国憲法でただひとつの欠陥」などと平気で語る人もいるときています。
 真の護憲派ならば「9条も1条も大事」と主張しなければ、筋が通りません。「9条守れ、1条いらない」なら「護憲」と称さずに「護9改1派」または「護9廃1派」と称されるべきです。


 ……と、「相反する主張を併せ持つ」例をふたつ、ここに挙げましたが……この両方とも、いまなお教育現場に巣食っているバカなアカ教師どもの主張でもあるのですよねえ。
 こどもたちに「日本は悪」「日本人であることは恥」といった意識を植えつけさせ、こどもたちの自己評価を低くさせるアカ教師。ただでさえ自己評価が低い自閉症スペクトラム児には、有害な存在でしかありません。
 そのうえ、上記のような相反する主張を併せ持つおかしな思想を流布させる。他人の言を鵜呑みにしてしまいがちな自閉症スペクトラム児は、それを何の疑いもなく受け入れてしまうでしょう。結果、その思想に刷りこまれてしまう。

 実は私も、一時期こういった「相反する主張を併せ持つ」思想に、何の疑いも持っていなかったのですよ。それで一時は刷りこまれそうになりました。
 しかし、自分が親元を離れてひとりで生活するようになってから、その思想に疑いを持つようになり、あやうく刷りこまれそうになったところを逃れました。自分の意思で考え行動する機会が多くなったことで、自分なりに物事を慎重に考えることができるようになったためではないかと思います。

 今、私がアカ教師どもに対して強い反感を覚えるのは、彼らがおかしな思想をあたかも「この考え方こそが人として正しい」かのごとく刷りこんでいたことに、このとき気づかされたためです。私は前述の経緯を経て刷りこみを逃れましたが、中には完全に刷りこまれてしまい、彼らの思想を何の疑いもなく信じこむようになってしまった人もいることでしょう。
 そのような事態に陥らせないために、今学校にいる自閉症スペクトラムのこどもたちには、アカ教師を近づけてほしくない。これが私の切なる思いです。

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エビフライ飯

Author:エビフライ飯
大阪府在住。男性。
発達障害の一種、高機能自閉症を抱える人間。
公営競技・野球・サッカーなどのスタジアムという空間が好きな自分です。
ファジアーノ岡山の本拠地・シティライトスタジアムに時々出没しています。



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