2012-02-05

私はなぜ、ボートレースファンになったか

 今回は、今まで書かなかった「なぜ自分がボートレースのファンになったのか」について書くことにします。


 今からちょうど3年前のことでした。
 当時、私は仕事上での悩みや苦労を抱えていたうえ、ネット上で執拗なバッシングに遭っていたことで、かなり精神的に追いやられていた状態に陥っていました。それまでネットで展開していた自閉症スペクトラム当事者としての活動も実質休止状態。ネットからも半ば離れて、他者との交流を拒む日々が続いていました。

 そんな状況の中のある日、私は大阪キタ界隈に出かけました。
 梅田からやや外れたところ、堂山町にあるボートピア梅田。私はここの前をいつも仕事で通りかかるので、その存在自体は知っていました。けれども実際に入場したことはなかったのです。
 ほぼ毎日客がわりあい多く出入りする、この地上9階建ての建物。
「競艇(当時)って、そんなにオモロいんかいな?」
 と、通りかかるたびに思ったものでした。
 そして休みのときに、その建物の前まで来た自分。
 「いつも通りかかるだけだから、今日は中がどうなっているか、入って見てみよう」
 と、このとき初めて、ボートピア梅田の中へと入ったのでした。

 建物の中は客でほぼ埋まった状態。中継テレビが4台と自動発売機・払戻機が設置されている空間が、2階から5階まで続いていました。テレビ4台を駆使して一度に4場を発売しているのだと、このとき知ったのでした。
 いざレースが始まると、客たちの目はテレビに釘づけ。テレビには水上を走るボートの様子が映し出されていました。テレビ画面を見る客たちから湧き上がる声援、そして歓声。小さなテレビ画面でも、こんなに夢中になれるものなのかと思いました。
 このときは結局レースをテレビで見ただけで、舟券を買うことはしませんでした。しかし、あとから私の中でこのような思いがこみ上げてきたのです。
「これが実際にレース場での生のレースなら、どんな気持ちになるのだろうか?」
 このころ、私は心から何かを楽しむということをあまりしていなかったことから、新たな楽しみを探す意味で、今度はボートレース場へと行くことに決めました。とにかく一度行ってみよう、もし自分の好みに合わなければ合わないでいいだけだから、と。

 後日行ったのは、尼崎競艇場(現・ボートレース尼崎)。現在に至るまで19のボートレース場を訪問してきた私が、初めて行ったのがここでした。
 そこで初めて見た生のレース。とどろくモーター音、飛び跳ねる水しぶき、ボートが水面上に描く軌跡……こういったものにことごとく魅かれ、私は一気に虜になりました。
 そして舟券もここ尼崎で初めて買いました。まったく初めてということで、このとき買ったのは2連単のみでしたが。
 その後、詳しいルールやレースの種類等を独自で覚えていき、私は本格的にボートレースファンとしての自分を確立していったのでした。それから開設したのが、このブログです。

 ――と、これが私自身ボートレースファンとなるまでの経緯です。

 こういった新たな趣味の領域に入ることは、たいてい「ふとしたこと」「なにげなく」といった場合が多いのですよね。私もまさに、そのうちのひとりでした。
 そんなことでファンになった私は、新たな楽しみを見つけたことで、自分の心が洗われたような気分となりました。つらいことがあっても、ボートという楽しみがあれば和らぐのです。おかげで精神状態も好転し、安定した生活を送れるようになりました。
 それから徐々にボートレースでのつながりもでき始め、今ではツイッター上で他のファンの皆さんとさまざまなやり取りを続けています。趣味でのつながりは強固なもので、一種の共同体が自然とできあがるものです。私はその共同体の中に、自分の抱える事情など関係なしに入ることができています。これも自分にとって、強い心の支えとなりました。

 私はこれからもボートレースファン、続けていきます。私の疲れ切っていた心をよみがえらせたもので、感謝の意もありますから。

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エビフライ飯

Author:エビフライ飯
大阪府在住。男性。
発達障害の一種、高機能自閉症を抱える人間。
公営競技・野球・サッカーなどのスタジアムという空間が好きな自分です。
ファジアーノ岡山の本拠地・シティライトスタジアムに時々出没しています。



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