2011-05-03

筋を通せ

 最近、周りを見ていると「筋が通っていない」人間が、あまりに多いと感じます。

 たとえば……ある人はマンガに対する規制に対しては「表現の自由を侵す」と反対しているにもかかわらず、一方で「パチンコを規制せよ」と主張しています。本人いわく、自分は「愛国者」であり、ゆえに朝鮮半島の息がかかったパチンコはけしからん、とのことだそうです。
 矛盾しているではありませんか。マンガもパチンコも娯楽です。多くの人たちが楽しむためのものです。そういったものに過度の規制がなされることは、あってはならないはずです。マンガでもパチンコでも。
 にもかかわらず「マンガの規制はけしからんが、パチンコは規制されていい」などという主張をする。これは筋が通っていません。こういうのを「ダブル・スタンダード」と呼びます。


 残念なことに、自閉症スペクトラム当事者の世界でも、こういったダブル・スタンダードに基づく、筋の通らない主張や考え方をする人が散見されます。

 例その1。
「ひとりひとりの違いを認める社会になってほしい」と主張する。しかしその一方で「自分は絶対正しい」と考え、他者の違う意見を断固として受け入れない。異なる考えの人間を認めない。


 例その2。
「自分たちの障害、自閉症スペクトラム障害のことを、もっと理解してほしい」にもかかわらず、ある当事者が理解を促すために書籍出版・講演・テレビ出演などの積極的な行動をすると、「目立つマネをしやがって」「障害を商売に利用している」と、その人を叩きにかかる。


 もう本当に、矛盾しまくった考え方です。筋が通っていません。私はこういった、筋の通らない考え方が嫌いです。
 特に、上記例その1の「自分は絶対正しい」の考え方をする当事者が多い気がします。「自分を省みて、見つめ直す」ということをしない。とにかく「自分は善、周りが悪」と考えて「自分にもいくらか問題があるかもしれない」とは考えない。

 そんな考え方で、世間に自分たちの障害を理解してもらえるとでも思っているのでしょうか?

 私は思うのです。この自閉症スペクトラム障害というものが、世間になかなか理解してもらえない要因のひとつには、このような当事者の筋の通らない考え方もあるのではないか、と。

 私は言いたいです。当事者は自分を絶対善だと思うな、自分にもいくらか見直すべき面もあると思うようにせよ、と。そのほうが、社会において好印象を持たれるというものです。絶対善の考え方など、エゴイストとしか見られませんからね。
 しかし、当事者がこういう主張をすると、決まって「定型に屈している」「定型の犬だ」とイチャモンつける当事者がでてくるのですよねえ……これは何とかならないものでしょうか。当事者の敵が当事者など、悲しいものがありますよ。

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エビフライ飯

Author:エビフライ飯
大阪府在住。男性。
発達障害の一種、高機能自閉症を抱える人間。
公営競技・野球・サッカーなどのスタジアムという空間が好きな自分です。
ファジアーノ岡山の本拠地・シティライトスタジアムに時々出没しています。



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