2011-02-21

共和制と立憲君主制について考えてみた

 今回は↓この記事の続きのようなお話。

 22年前のあのときとダブる 2011-02-17
 http://ebifuraihan.blog40.fc2.com/blog-entry-310.html

 上記記事にもあるとおり、現在中東・アフリカ北部で「独裁政権打倒」が叫ばれ、民衆と当局との激しい衝突が繰り返されています。
 そこでふと思いました。これら独裁政権の国々は共和制の国が多いときている、ということにです。
 これはおそらく、為政者が政治を手中に収めたことで「権力意識」が生じること、また「国民の手によって選出された」ということで「だから何も文句はない」との意識を広め、それを隠れ蓑にすることで、強権化しやすくなるのではないかと思います。
 となると、共和制は表向き「国民によって為政者が選出される」という大義名分はありますが、その一方で強大な独裁者を生み出すリスクも伴っている、といえます。

 しかしながらこの私、実は10代のころ、この共和制を「もっとも理想的な政治体制」だと思っていました。
 当時、私は妙な「平等意識」に支配されていまして、人間は皆平等のはずなのに、国家に君主が存在するのはおかしい、国のトップは国民の手で選ばれるべきだ、そう考えていたときがありました。
 それゆえ、天皇という君主が存在している日本は時代遅れの国だと思っていた、そんな時期が私にもありました。

 しかし、冷静に物事を見つめられるようになった今は、まったく逆の考えとなりました。
 今の私は、共和制よりむしろ「『王は君臨すれども統治せず』を原則とした、議院内閣制による立憲君主制」こそ、理想的な政治体制ではないかと思っています。日本もまさに、これに当てはまります。
 これならば、君主は憲法で権限を制限されることで、強権化しません。また首相も議会の中から選ばれ、その首相(内閣)は議会と連帯責任となることで、議会の意志なしに内閣が動くことが許されず、こちらも強権化が抑えられます。
 そして君主の存在が、独裁者の出現を未然に抑えているという一面もあります。

 また、よく考えてみれば、民主主義が最もよく進んでいるといわれる西ヨーロッパには、この形態の立憲君主制の国がけっこうあるときています。イギリス・オランダ・ベルギー・ルクセンブルグ・リヒテンシュタイン・モナコ・アンドラ・スペイン・デンマーク・スウェーデン・ノルウェー、これだけあります。
(バチカンも立憲君主制ですが、上記の国々とは国家の性格が異なるということで、ここでは取り上げませんでした)
 君主が存在していることは決して時代遅れではない、むしろ安定かつおだやかな政治体制を保つことにつながっている、それを証明しているかのようです。

 そういえば、スペインやカンボジアは一度共和制に移行したものの、後に立憲君主制で王制復古したのですよね。これもまた、共和制時代に強大な独裁者(フランコ&ポル・ポト)を生み出してしまったゆえです。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

エビフライ飯

Author:エビフライ飯
大阪府在住。男性。
発達障害の一種、高機能自閉症を抱える人間。
公営競技・野球・サッカーなどのスタジアムという空間が好きな自分です。
ファジアーノ岡山の本拠地・シティライトスタジアムに時々出没しています。



ブログランキング・にほんブログ村へ

にほんブログ村 旅行ブログ スポーツ観戦・遠征旅行へ

にほんブログ村 サッカーブログ ファジアーノ岡山へ

メールはこちらから

お名前:
メールアドレス:
件名:
本文:

Twitter
エビフライ飯のツイッター。↓ここでいろいろつぶやいています。


過去のつぶやきはツイログで。
自作小説
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
津 (7)
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード