2010-12-29

「みっともない」の意識を広めよ

 マンガ『ドラえもん』の中に『いばり屋のび太』という話があります。この話のあらすじは次のとおりです。


 部屋の片付けをするのに、大人になったら楽にできるからと、タイムフロシキを使って大人になったのび太。大人のび太は軽々と荷物を片付けていきました。そしてしばらく大人のままでいたいと考え、のび太は大人の姿のままで外に出ます。
 そこでジャイアンやスネ夫に会い、大人のび太はいっしょに野球をすることに。しかしのび太は大人になっても野球がヘタクソで、チャンスに三振してしまい、周囲のこどもたちから顰蹙を買います。
 そんなこどもたちに、大人のび太はブチギレて、こんなことを言い出しました。
「ゴシャゴシャいうな! だいたい野球なんてくだらん! これから、あやとり大会を始める。家からひもを持ってこい」
 こんな具合で、大人のび太は、こどもの中でいばり散らしました。
 しかしその後、元に戻ったのび太はドラえもんに連れられ、タイムマシンで過去に戻ります。そこで、そのときの大人のび太の姿を見せられたのでした。
 こどもの中でいばり散らす大人の自分の姿を見て「みっともない」とのび太は感じました。そしてのび太は大人の自分に向かって「よせよ、みっともない! 恥ずかしいじゃないか!」と叫ぶのでした。


 ――こういう話です。

 なぜ今回唐突にこの話を取り上げたかと申しますと……現在、傍から見て「みっともない」と思える行動に出る大人たちが、あまりに多い気がしたからです。

 日本を愛するからとの名目のもと、在日韓国・朝鮮人を平気で罵倒し、朝鮮学校に襲撃までする人たちがいました。
 これこそ「みっともない」の代名詞といえるものです。私はこの事件をネット上の動画で目にして、真っ先に上記『ドラえもん』の一エピソードが頭に浮かびました。見ていて本当に、大人がこどもの中でいばり散らしている印象を受けましたから。

 また、最近では発達障害の当事者が、他の当事者を気に入らないからと攻撃するということも散見されます。多くは嫉妬の感情から来ているものです。
 これもまた「みっともない」と思わざるを得ません。他の当事者に少しでも突出したところがあると、それに嫉妬し「目立つマネをするな」と言わんばかりに罵倒の言葉を投げかける。
 実にみっともないです。どうして「他人は他人、自分は自分だから」の考え方ができないのでしょうか。こういった行為が、発達障害全体のイメージを損なわせている、という意識が微塵もないのでしょうね。この手の人たちには。


 これからは、発達障害当事者のみならず、日本人全体に「みっともない」の意識を広めていく必要があると考えます。現在の日本は、この「みっともない」の精神があまりに欠けていると思うのです。

「もったいない」の次は「みっともない」を!

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エビフライ飯

Author:エビフライ飯
大阪府在住。男性。
発達障害の一種、高機能自閉症を抱える人間。
公営競技・野球・サッカーなどのスタジアムという空間が好きな自分です。
ファジアーノ岡山の本拠地・シティライトスタジアムに時々出没しています。



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