2010-07-09

ギャンブルを一緒くたに「悪」と決めつけるな

 世間では大相撲の野球賭博問題で騒がれていますが、この手の事件が起こると、決まって次のような意見が出てきます。

「スポーツ選手がギャンブルなどするものではない」

 これは「ギャンブルは悪」と一方的に決めてかかって、ものごとの上っ面しか見ていない意見です。
 今回の大相撲の騒動でいちばん問題となっているのは「暴力団とのつながり」です。暴力団が絡む違法な賭博を力士や親方・床山などがやっていたこと、つまり暴力団への資金提供をしていたことが、大きな問題なのです。
 つまり、ボートレースや競馬など公営ギャンブルならば、合法ですから何も問題はなかったわけです。力士だろうが野球選手だろうが、合法ならばギャンブルをすることは一向にかまわないはずなのです。
 そういった点を見ずに、ボートレースなどの合法ギャンブルまでもが、こういった違法賭博と一緒くたにされてしまい「ギャンブルは悪」と表面的に決めつけられてしまいます。

 私がそのような決めつけにイラついていたところ、今日発売の『競艇マクール』2010年8月号を読んで、溜飲が下がる思いがしました。
 同誌編集部によるコラムでは、上記のような「スポーツ選手がギャンブルをするな」との意見を「その場だけの思いつきの軽々しいコメント」と斬って捨てていました。さらに、次のようにも書いていました。

「競馬の騎手が舟券を買ったり、ボートレーサーが馬券を買ったりすることで、選手たちは『お客さんの気持ちがわかるようになった』という。むしろ好影響となっている」

 公営レースの選手は、自分が所属する競技の投票券を買うことが禁止されています。そのため、異なる競技の投票券を買うことで、レース場に来る客の感覚を味わうのです。
 ちなみに『マクール』は今年の5月号で、中央競馬の騎手4人がボートレース住之江で舟券勝負に挑戦する、という記事を掲載していました。

 また、同じく『マクール』でコラムをお書きになっている詩人の渡邊十絲子さんも、大相撲の賭博問題に触れて、こうお書きになっていました。

毎日あちこちで「お相撲さんが賭け事をするなんて」といったカマトト発言の連発を聞いてわたしはたいへん不愉快だった。こういうときに、たとえば公営四競技が大同団結して、「博打がすべて悪ではありませんよ、自治体の収入になり、結果的にみんなの役にたつ賭け事だってあるんだよ」という啓蒙キャンペーンをやったらどうなのか。


 これはもう、私の思いを見事に代弁してくださっていて、読んでいたこちらはスッキリしました。
 渡邊さんについては、かつて私は↓の記事にて批判的なことを書きましたが、今回は大いに同意です。

(参照記事)
 ファンが「こういう人は来るな」と言うのは、いかがなものか? 2010-05-12
 http://ebifuraihan.blog40.fc2.com/blog-entry-171.html


 ところで……
 今回の「ものごとの上っ面しか見ない」ということについて。その代表的な話がひとつありますので、書きます。

 パチンコ業界の収益金が、北朝鮮へ流れているというウワサが流れています。それを真に受けて、街頭で「北朝鮮を支援するパチンコ反対!」とわめき散らす連中がいるのです。
 これもまた、ものごとの本質を見ずに上っ面しか見ていないことのあらわれだと思います。ここで問題になっているのは「収益金の不明瞭な流れ」です。批判すべきはその点のはずです。なのにその本質を見ないで、一方的に「パチンコ=悪」と決めつけ、挙句の果てに「パチンコを廃止しろ」などと叫ぶ始末。
 私はパチンコが嫌いな人間ですが、これには賛同できません。別にパチンコ自体は悪くないでしょうに。

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エビフライ飯

Author:エビフライ飯
大阪府在住。男性。
発達障害の一種、高機能自閉症を抱える人間。
公営競技・野球・サッカーなどのスタジアムという空間が好きな自分です。
ファジアーノ岡山の本拠地・シティライトスタジアムに時々出没しています。



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