2010-05-27

人生は冒険の世界へ行くようなもの

 突然ですが『ヘレンesp』という漫画をご存知でしょうか。
 この漫画は『週刊少年チャンピオン』に、不定期で短期集中連載を繰り返している作品で、今週発売の2010年26号から、また連載が始まりました。

 この作品の概要は……
 幼少のときの事故が原因で視力と聴力、そして言葉を失った少女ヘレン。彼女はある日、特殊な能力に目覚めます。相棒の盲導犬・ヴィクターと心で通じ合って会話ができるようになり、その後彼女はヴィクターとともに、さまざまな「不思議なできごと」に遭遇します。同時にヘレン自身が徐々に世界を広げていく過程も描かれ、それが彼女の成長として描かれていく、ハートフル・ストーリーです。

 私はこの作品を、よく行く中華料理屋に置いてあった『チャンピオン』で偶然目にしまして、そこで「何とじわっと心に響く話だろうか」と感じずにはおれず「単行本が出たなら、絶対に買おう」と思いました。
 で、単行本の第1巻は昨年1月に発売され、私は即座に購入しました。続巻の予定は……今のところ未定のようです。

 ですが、この作品は読んだらきっと、何かを感じると思います。

 事故に遭い、それで両親を亡くしたヘレン。自分は助かるも目と耳と口が機能しなくなる。それでも彼女はひたむきに、悲観することなく生きていきます。自ら踏み出した一歩で普通の学校へと通い、そこから彼女は世界を広げていきます。彼女が級友に「筆談」で自らの思いを伝える場面には、思わず「グッ」ときました。

 そして今週掲載分にて、ヘレンは心の中で次の言葉をつぶやいています。


私にとって人間社会は ロールプレイングゲームよりよっぽど冒険の世界だもの。それに冒険なら 私一人ではどうしようもないこともあるし だからこうやってくっつきあって 助けたり助けられたり 少しずつ先に進んでいくんだわ


 これを目にして、私はふと思いました。これは自閉症当事者にも、同じことがいえるのではないか、と。
 目に見えている世界が狭く、それにより先が読み取れず、不安を抱きやすい自閉症当事者。このような状況に置かれたうえで人生を送っているときたら、本人にとっては「冒険」というにふさわしいものだと感じることでしょう。
 私も人間社会というものは、一種の冒険のようなものを感じます。どんなに私ひとりで頑張っても、限界があります。その限界に寄り添う存在が、どうしても必要となります。私もそのような思いです。
 その点が私の考えと妙に一致していたので、上記のくだりを読んで、思わずニヤリとしてしまいました。
 私もあせらず急がず、少しずつ前へ進んでいくことにします。

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エビフライ飯

Author:エビフライ飯
大阪府在住。男性。
発達障害の一種、高機能自閉症を抱える人間。
公営競技・野球・サッカーなどのスタジアムという空間が好きな自分です。
ファジアーノ岡山の本拠地・シティライトスタジアムに時々出没しています。



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