2010-05-12

ファンが「こういう人は来るな」と言うのは、いかがなものか?

『競艇マクール』に、詩人の渡邊十絲子さんが毎号『天下御免の競艇客』というコラムをお書きになっています。
 今月号の2010年6月号では「競艇」の呼称が「ボートレース」と変わったことに関する内容を綴られていました。

 渡邊さんいわく、変更後の呼称はなじめない。国際化・親しみやすさというが、どうなのか。営業戦略として前向きではない。競輪は国際化しても「ケイリン」だったではないか……といったことをお書きになっていました。まあこのあたりの記述に関しては、私は納得できる点もあれば、できない点もあります。ですが、主張としては筋の通ったものとなっていると感じました。
 しかし、最後の段落の記述で、それが一気に崩されたような気分に陥りました。↓こう書かれていたのです。

持ち金スッてがたがた言うようなやつは来る資格なし。人と仲良く「おんなじおんなじ」を確認する遊びが好きな人も来なくていい。独りで毅然として負けることのできる大人だけの遊び場。競艇はそうでなければ魅力がない。


 ここを読んで、私は即座に感じました。「ああ、どの趣味の領域にもいるわなあ、こういう『タコツボ思考』の人間が」と。
 凝り固まった考え方に支配された上で、一定の楽しみ方しか受け入れず、それをあたかも「これが本当の趣味の極め方だ!」と決めつけ、その道から外れる者を軽蔑する。にわかファンやミーハーといった「半端者」を許さない。それで悦に入る。

 私は正直、こういった考え方には同意できません。

 100人のファンがいるのなら、100通りの楽しみ方があってよいのではないでしょうか。にわかでもミーハーでも、楽しめればそれでよいと思います。
 また、ただでさえボートレース全体の売上が落ちている状況にあるというのに、その売上に貢献すべきファンが「これこれこういう人は来るな」などと発言するのは、いかがなものかと思います。上記の言葉を真に受けてしまい「ああ、ボートレース場という場所は、敷居が高そうな場所なのだな」と思ってしまう人も出かねません。せっかく獲得できそうだった新規客を逃すことにつながるのです。
 新規客を遠ざけてしまえば、結果売上マイナスにつながります。それがひいては、ボートレースの運営そのものに大きく影響して、施設の存廃問題にまで発展する可能性があるのですが……それをわかっての発言だったのでしょうか。
 もう少し、寛容な気持ちになっていただきたかったです。


 ところで……『マクール』は呼称変更後もなお「競艇」を使い続けていますね。まあそもそも雑誌名に「競艇」と入っていますから、急に変更はできないのでしょうね。
 ちなみにライバル誌の『BOATBoy』は、今月号ですでに「ボートレース」を主に使うようになっていました。それまで「競艇時評」と題していたページが「BR(ボートレース)時評」に変わっていましたし。

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大阪府在住。男性。
発達障害の一種、高機能自閉症を抱える人間。
公営競技・野球・サッカーなどのスタジアムという空間が好きな自分です。
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