真夏の天理奈良訪問記・奈良編
2020-08-15
天理からJR万葉まほろば線で奈良へと移動。JR奈良駅に到着したら、さてどこへ行こうかと思案したところ、やはり東大寺の大仏殿に落ち着きました。私がこの場所を訪れるのは、実に12年ぶりのこととなります。
JR奈良駅から東へ東へとひたすら歩いていきます。道中、奈良公園を通っていくこととなりますが、そこにいるのは……はい、奈良ではおなじみ、シカの群れです。シカたちと彼らが路上に出したフンに気をつけつつ、東大寺へ向かって歩いて行きます。
東大寺に着いて大仏殿へ向かうと、その前にそびえ立つのは南大門。そこに屹立するのは、2体の金剛力士像。


鎌倉時代に造られたこの像は、今に至るまで東大寺南大門の番人として立ち続けています。
拝観料600円を払って、いざ大仏殿へ。

何度か訪問している場所ですが、いつ見てもその大きさと荘厳さに圧倒されそうな建物です。ちなみにこの大仏殿、長い歴史の中で何度か焼き討ちにあうなど、けっこう災難に見舞われているのですよねえ。
では、大仏殿の中へと入っていきます。



思えば、この大仏が建立された時代、大陸からもたらされた疫病が流行していました。それを鎮める願いを込めての大仏建立でした。
現在もまた、大陸からのウィルスが流行している時代です。大仏さまのお力がこの時代にも働いて、流行が収束に向かうことを願います。
JR奈良駅から東へ東へとひたすら歩いていきます。道中、奈良公園を通っていくこととなりますが、そこにいるのは……はい、奈良ではおなじみ、シカの群れです。シカたちと彼らが路上に出したフンに気をつけつつ、東大寺へ向かって歩いて行きます。
東大寺に着いて大仏殿へ向かうと、その前にそびえ立つのは南大門。そこに屹立するのは、2体の金剛力士像。


鎌倉時代に造られたこの像は、今に至るまで東大寺南大門の番人として立ち続けています。
拝観料600円を払って、いざ大仏殿へ。

何度か訪問している場所ですが、いつ見てもその大きさと荘厳さに圧倒されそうな建物です。ちなみにこの大仏殿、長い歴史の中で何度か焼き討ちにあうなど、けっこう災難に見舞われているのですよねえ。
では、大仏殿の中へと入っていきます。



思えば、この大仏が建立された時代、大陸からもたらされた疫病が流行していました。それを鎮める願いを込めての大仏建立でした。
現在もまた、大陸からのウィルスが流行している時代です。大仏さまのお力がこの時代にも働いて、流行が収束に向かうことを願います。
真夏の天理奈良訪問記・天理編
2020-08-13
2020年8月10日、私は奈良県の天理市と奈良市へと行ってまいりました。
本来ならばスタジアムへと行ってその訪問記を書くところですが、スタジアムは観客を入れるようになったとはいっても、まだ人数制限が敷かれ入場券がすぐに売り切れ、そう簡単には入場できそうにない状況です。
そこで今回はその代替として、天理と奈良へと行きそこの名所を訪れることにしました。奈良は何度か訪問したことがありますが、天理は初めてとなります。
近鉄電車橿原線の平端駅から枝分かれしている天理線。この終点が天理駅。

天理駅は近鉄とJRが乗り入れる駅です。
天理市といえば、天理教の本部がある市。街の中心部に天理教の神殿が存在するという「日本のバチカン」といえそうな雰囲気の市です。
天理駅を出て東方向に歩くと「天理本通」と呼ばれるアーケード街が見えます。この天理本通をひたすら東へ東へ歩いて行けば、天理教神殿へとたどり着けます。その途中にある旅行代理店には↓このような看板が。

これはいかにも天理と思わせる看板。「おちばがえり」とは、天理教信者が天理の神殿にお参りに行くことです。大祭がおこなわれるときに、全国から信者がこの天理へと集まってきます。
アーケード街を歩いていると、途中に「天理スタミナラーメン」通称「天スタ」の店を発見。もちろん入りました。
↓これが「天スタ」!

ピリ辛スープとたくさんの具がうれしい一品。天理スタミナラーメンは今や天理教と並ぶ「天理の顔」です。
天スタを食べ終わり再び天理本通を東へと歩いて行くと、だんだんと経典や天理教系出版社の雑誌を販売する店が目についてきました。これぞ宗教都市の色を帯びていることの証です。
そして、たどり着きました。↓これが天理教の神殿です!

なんという荘厳な雰囲気! この神殿自体が芸術といってもいいのではないかと思える造り。伝統と格式を感じます。
この神殿の南側は↓このようになっていて、ここから車両進入禁止となっています。つまりこの一帯が「聖域」ということですね。

神殿敷地内には、おぢばがえりに来た信者のための食堂も存在しています。↓こちらがそのうちのひとつ。

↓手洗い場もこのように多数用意されており、大祭のときには多数の信者がここに集まることがうかがえます。

神殿の南方には天理教庁や、天理参考館と呼ばれる施設が存在します。↓こちらは天理参考館。

この天理参考館では、天理教の歴史や関連の美術品等が展示されています。
この日は信者のこどもたちによる作品の展示がありました。天理教では「こどもおぢばがえり」という行事が毎年夏におこなわれるのですが、今年は新型コロナウィルス流行のために中止。そのかわりとして全国のこどもたちによる天理教関連の作品がここに展示されることとなったのでした。
天理でよく目にする言葉が「ようこそ、おかえり」。天理教では信者が神殿に参拝することを「里帰り」であると解釈します。それゆえ歓迎と里帰りが一体となって「ようこそ、おかえり」なのです。
というわけで、宗教都市・天理を肌で感じ取った私なのでした。では天理からJR万葉まほろば線に乗って、次は奈良へと向かいます。

(奈良編に続く)
本来ならばスタジアムへと行ってその訪問記を書くところですが、スタジアムは観客を入れるようになったとはいっても、まだ人数制限が敷かれ入場券がすぐに売り切れ、そう簡単には入場できそうにない状況です。
そこで今回はその代替として、天理と奈良へと行きそこの名所を訪れることにしました。奈良は何度か訪問したことがありますが、天理は初めてとなります。
近鉄電車橿原線の平端駅から枝分かれしている天理線。この終点が天理駅。

天理駅は近鉄とJRが乗り入れる駅です。
天理市といえば、天理教の本部がある市。街の中心部に天理教の神殿が存在するという「日本のバチカン」といえそうな雰囲気の市です。
天理駅を出て東方向に歩くと「天理本通」と呼ばれるアーケード街が見えます。この天理本通をひたすら東へ東へ歩いて行けば、天理教神殿へとたどり着けます。その途中にある旅行代理店には↓このような看板が。

これはいかにも天理と思わせる看板。「おちばがえり」とは、天理教信者が天理の神殿にお参りに行くことです。大祭がおこなわれるときに、全国から信者がこの天理へと集まってきます。
アーケード街を歩いていると、途中に「天理スタミナラーメン」通称「天スタ」の店を発見。もちろん入りました。
↓これが「天スタ」!

ピリ辛スープとたくさんの具がうれしい一品。天理スタミナラーメンは今や天理教と並ぶ「天理の顔」です。
天スタを食べ終わり再び天理本通を東へと歩いて行くと、だんだんと経典や天理教系出版社の雑誌を販売する店が目についてきました。これぞ宗教都市の色を帯びていることの証です。
そして、たどり着きました。↓これが天理教の神殿です!

なんという荘厳な雰囲気! この神殿自体が芸術といってもいいのではないかと思える造り。伝統と格式を感じます。
この神殿の南側は↓このようになっていて、ここから車両進入禁止となっています。つまりこの一帯が「聖域」ということですね。

神殿敷地内には、おぢばがえりに来た信者のための食堂も存在しています。↓こちらがそのうちのひとつ。

↓手洗い場もこのように多数用意されており、大祭のときには多数の信者がここに集まることがうかがえます。

神殿の南方には天理教庁や、天理参考館と呼ばれる施設が存在します。↓こちらは天理参考館。

この天理参考館では、天理教の歴史や関連の美術品等が展示されています。
この日は信者のこどもたちによる作品の展示がありました。天理教では「こどもおぢばがえり」という行事が毎年夏におこなわれるのですが、今年は新型コロナウィルス流行のために中止。そのかわりとして全国のこどもたちによる天理教関連の作品がここに展示されることとなったのでした。
天理でよく目にする言葉が「ようこそ、おかえり」。天理教では信者が神殿に参拝することを「里帰り」であると解釈します。それゆえ歓迎と里帰りが一体となって「ようこそ、おかえり」なのです。
というわけで、宗教都市・天理を肌で感じ取った私なのでした。では天理からJR万葉まほろば線に乗って、次は奈良へと向かいます。

(奈良編に続く)