2012-09-26
ハマった!『空が灰色だから』
『空が灰色だから』(阿部共実さん作・秋田書店刊)というマンガをご存じでしょうか。現在『週刊少年チャンピオン』に連載されている作品です。
この作品のキャッチコピーは「コメディーか、ホラーか、背徳か、純真か、説明不能の“心がざわつく”思春期コミック」文言を見ただけだと何やら怪しげな雰囲気を感じなくもありませんが、実はこの作品、静かにジワジワとながら、注目と人気を集めつつあるのです。
私はよくチャンピオンを読むのですが、この『空灰』に関しては「何かとっつきにくいなー」と思って、あまり深く読まず、ときには読み飛ばすことが多かったのです。しかしこの作品が徐々にネット上でもひそかに話題となっているのを見て「このマンガ、そんなに面白いのか?」と感じ始めました。
そんな思いを抱いていた9月14日のこと。翌日はボートレース多摩川へと行く日。行きの新幹線の中で時間をつぶすために何かマンガ本のひとつでも買って読もうかなと、本屋に立ち寄りました。そこで思い切って『空灰』単行本第1巻を購入。そんなに話題になる程なら、ここはひとつじっくりと読んで、その真偽を確かめてみようではないかとの思いが沸いてきたのです。
この時点で同作品の単行本は2巻まで出ていましたが、もしかすると自分の好みに合わないかもしれないので、ここは1巻だけを買うことにしました。
で、翌日9月15日、新幹線の中でさっそく『空灰』を読みました。
……これは……何か読む側の心に、得体の知れないズシリとのしかかる何かを生じさせる、1話1話を読み手の記憶に残させこびりつかせる、そんな作品でした。この作品はオムニバス形式で、登場人物が1話1話異なります。ゆえによけいに、その「記憶こびりつき」は強固なものとなりました。
またこの作品、救いようのないオチや大きく余韻を残すオチが多々あります。しかしそれがなぜか不愉快になりません。むしろ重低音の音響を感じるかのように強烈な印象となって、また読み返してみたくなるのです。『空灰』は、そんな不思議な魔力を持った作品でした。
スゴいわこのマンガ、買って読んでよかった!!! 私はそう思いました。同時に「何でこれほどの作品を、今まで深く読まずにいたのか!!」とも。
今まで私は『空灰』を「とっつきにくい」と、食わず嫌いしていたのです。ところがいざ深く読んでみれば、かなりインパクトが強く、そこが魅力的な作品ではありませんか! これがネット上で話題になる理由が、はっきりとわかってきました。そんなわけで、私は一気に『空灰』にハマってしまったのでした。
そして、多摩川から帰る途中に立ち寄った池袋にて、私は迷わず『空灰』第2巻を購入し、帰りの新幹線の中で読んだのでした。
1巻2巻と読んで、もっとも印象に残ったのが「ガガスバンダス」の話。何じゃそりゃ?とお思いの方も多いでしょう。これはこの場ではとても説明しきれません。試しに検索ソフトで「ガガスバンダス」と入力して検索してみてください。実にさまざまな、この言葉を取り上げたサイトが出てきます。そういった意味でも『空灰』は注目されているということです。
ただ……この『空が灰色だから』は、好みがはっきりと分かれそうな作品だと思います。なので手放しに「オススメ!」とは言えないのですよねえ。大きな本屋ならコミックス売場に「試し読み用コミックス」があり、店によっては『空灰』のそれもありますので、興味ある方はまずそちらをお読みになるのが無難ではないかと思います。
ちなみに『空が灰色だから』第3巻は10月5日発売です。
この作品のキャッチコピーは「コメディーか、ホラーか、背徳か、純真か、説明不能の“心がざわつく”思春期コミック」文言を見ただけだと何やら怪しげな雰囲気を感じなくもありませんが、実はこの作品、静かにジワジワとながら、注目と人気を集めつつあるのです。
私はよくチャンピオンを読むのですが、この『空灰』に関しては「何かとっつきにくいなー」と思って、あまり深く読まず、ときには読み飛ばすことが多かったのです。しかしこの作品が徐々にネット上でもひそかに話題となっているのを見て「このマンガ、そんなに面白いのか?」と感じ始めました。
そんな思いを抱いていた9月14日のこと。翌日はボートレース多摩川へと行く日。行きの新幹線の中で時間をつぶすために何かマンガ本のひとつでも買って読もうかなと、本屋に立ち寄りました。そこで思い切って『空灰』単行本第1巻を購入。そんなに話題になる程なら、ここはひとつじっくりと読んで、その真偽を確かめてみようではないかとの思いが沸いてきたのです。
この時点で同作品の単行本は2巻まで出ていましたが、もしかすると自分の好みに合わないかもしれないので、ここは1巻だけを買うことにしました。
で、翌日9月15日、新幹線の中でさっそく『空灰』を読みました。
……これは……何か読む側の心に、得体の知れないズシリとのしかかる何かを生じさせる、1話1話を読み手の記憶に残させこびりつかせる、そんな作品でした。この作品はオムニバス形式で、登場人物が1話1話異なります。ゆえによけいに、その「記憶こびりつき」は強固なものとなりました。
またこの作品、救いようのないオチや大きく余韻を残すオチが多々あります。しかしそれがなぜか不愉快になりません。むしろ重低音の音響を感じるかのように強烈な印象となって、また読み返してみたくなるのです。『空灰』は、そんな不思議な魔力を持った作品でした。
スゴいわこのマンガ、買って読んでよかった!!! 私はそう思いました。同時に「何でこれほどの作品を、今まで深く読まずにいたのか!!」とも。
今まで私は『空灰』を「とっつきにくい」と、食わず嫌いしていたのです。ところがいざ深く読んでみれば、かなりインパクトが強く、そこが魅力的な作品ではありませんか! これがネット上で話題になる理由が、はっきりとわかってきました。そんなわけで、私は一気に『空灰』にハマってしまったのでした。
そして、多摩川から帰る途中に立ち寄った池袋にて、私は迷わず『空灰』第2巻を購入し、帰りの新幹線の中で読んだのでした。
1巻2巻と読んで、もっとも印象に残ったのが「ガガスバンダス」の話。何じゃそりゃ?とお思いの方も多いでしょう。これはこの場ではとても説明しきれません。試しに検索ソフトで「ガガスバンダス」と入力して検索してみてください。実にさまざまな、この言葉を取り上げたサイトが出てきます。そういった意味でも『空灰』は注目されているということです。
ただ……この『空が灰色だから』は、好みがはっきりと分かれそうな作品だと思います。なので手放しに「オススメ!」とは言えないのですよねえ。大きな本屋ならコミックス売場に「試し読み用コミックス」があり、店によっては『空灰』のそれもありますので、興味ある方はまずそちらをお読みになるのが無難ではないかと思います。
ちなみに『空が灰色だから』第3巻は10月5日発売です。