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スタジアム好きの自閉症者ですが、何か問題ありますか?

発達障害の一種、高機能自閉症を抱えるエビフライ飯が、スタジアム訪問記を中心につづっていきます。

ボートレース常滑訪問記・おまけ編

 ボートレース常滑にて、最終レースまで観戦・舟券勝負を終えた私は、まだこのまま帰るのは惜しいと思いました。
 ではどこへ行って時間を目いっぱい使おうか? その答えは即座に出ました。ここ常滑から海の向こうに、絶好の行き場所があるではありませんか。

 そうです。中部国際空港、セントレア。

 大きな空港となると、ターミナルビル自体が大型商業施設の性格を帯びているものです。ならば飛行機に乗らなくても、行くだけで楽しめるというものです。
 セントレアへは、常滑から名鉄電車で10分ほどで着きます。関西空港と同様に、対岸から橋を渡って空港島まで行くのですが、セントレアはその連絡橋の長さが、関空よりも短い距離でした。わりあい対岸から近い場所に造られていたのですね。
 で、中部国際空港駅に到着。
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 降っていた雨もやんだということで、私は屋外デッキに出て滑走路や駐機場などの施設全体を見たのでした。
 ↓駐機中のUAE・エティハド航空の飛行機。ここで見て初めてこの航空会社を知りました。
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 そのあと、ターミナルビル4階にあるうなぎの店にて、これまた名古屋メシのひとつである「ひつまぶし」を食べたのでした。「そのまま」「薬味添え」「お茶漬け」の3通りの食べ方を堪能できる、この料理。名古屋近辺まで来たなら、また食べたいですね。
 実は私、この日はBR常滑に行く前にも、名古屋駅にて「きしめん」を食べていまして、この日はもう本当に、名古屋メシ三昧となったのでした。


 今回の常滑訪問記、最後にセントレアのことを書きましたが、実は少なからずボートレースに関係があります。
 このセントレアには近い将来、場外舟券施設「オラレ」が造られるのです。空港にこういった施設が造られるのは、初めてのケースだそうです。
 海外から帰国してきた日本人は「帰国したことだし、ひさびさにいっちょ舟券勝負したろかい」との思いに駆られるでしょうし、また外国からのお客様には「ニッポンにはこういうギャンブルがあるのか」と、日本文化の一片を知ってもらえることとなるでしょう。そういった効果が期待できそうです。
 ひょっとすると、オラレが開業した際には、外国のお客様のために英語版・中国語版・ハングル版など、外国語の出走表が置かれたりするのでは? 特に韓国は日本同様のボートレースが存在していますから、韓国からのお客様の中には「本場のボートを見て勝負してやろう」と考える方がいらっしゃるのではないかと思います。
 いずれにせよ、この試みは楽しみですね。


 以上で、今回のボートレース常滑訪問記は終わりです。
 この次の訪問記は、6月にグラチャンがおこなわれる児島になりそうです。

ボートレース常滑訪問記・5

 どて丼の店「とり伊」の向かいには、喫茶「アリス」があります。この「アリス」、席はカウンターのみで、昔ながらの雰囲気を漂わせる空間です。

 この日午前4時に起きて自宅を出て常滑に来た私は、昼を回る頃になって、眠気が襲ってきていました。その眠気を吹き飛ばしたいと思い、コーヒーをいただこうと「アリス」に入りました。
 コーヒーは1杯300円。カップが常滑焼でした。
 私はこのとき、コーヒーだけを注文したのですが、周りを見てみると、カレーライスを注文して食べている人がけっこういることに気がつきました。カウンターの向こうを見てみると、どでかい寸胴がありまして、そこからカレーをすくって小鍋に移し、温めているのが見えました。
 どうやらここのカレーは人気があるようなのです。寸胴で煮込んでいるということは、たのむ人が多いということでしょう。それと私が来た頃には、カツカレーのカツがもう終わったとの、店の人の声が聞こえました。
 そうなると、私も食べてみたくなりました。名古屋メシではありませんが。
 しかしさっき、どて丼と串カツを食べたばかり……なのでここはひとまずコーヒーを飲むだけにして、またあとで時間がたってからカレーをたのむことにしました。

 で、腹がいくらか落ち着いたところで、再び「アリス」へ。そこであらためて、カレーを注文しました。
 食べてみてわかりました。ここのカレーをたのむ人が多い理由が。変な甘みもなく、辛すぎず、ほどよい味に仕上がっていました。1杯500円。常滑の場内の食事の中では高めの値段ですが、これはそれだけの価値はあると思います。


 このように、私はBR常滑の場内を歩き回り、かつ店の人と接触を試みたわけですが……ひとつ気づいたことがあります。
 それは、意外と方言が耳に入ってこなかった、ということです。昨年蒲郡に行ったのと合わせ、愛知県内の2場を訪問したことで、さらにそれを強く感じました。
 蒲郡でも常滑でも、ご当地の方言と思われる言葉がなぜか聞こえないのです。よーくじっくりと聞いていれば、方言を認識できるのかもしれませんが、自然に耳に入る分には、いわゆる名古屋弁・三河弁は聞こえませんでした。
 これが関西や九州となると、いやでもご当地の方言が耳に入ってくるのです。まあ両者とも、聞いていて「濃い」「キツい」イメージがあり、それゆえ印象に残りやすいからでしょうか。
 それでいくと、中京圏の方言はさほど濃くもキツくもない言葉なのでしょう。それで私自身、ご当地の方言を認識できなかったのかもしれません。
 そもそも、私はナマで中京圏の方言を聞いたことが一度もないのです。よく「みゃあみゃあ、にゃあにゃあ」と、ネコが鳴いているような言葉だといわれていますが、本当にそうなのでしょうかね?


 以上がBR常滑訪問記、本編でした。
 今回は「おまけ編」がありまして、次回はそれを書きます。というわけで、BR常滑訪問記はまだ続きます。

ボートレース常滑訪問記・4

 ボートレース常滑場内の食べ物は、まあ充実しているといってよいでしょう。ゴハン系もオヤツ系も、常滑という土地らしく「名古屋メシ」がけっこうありました。そして、値段がどれも良心的です。

 まずスタンド1階、東正面入り口から入ってまっすぐ行ったところに、数々の食事を提供してくれる、フードコートのような空間があります。
 ここの一角に「どて丼」を売る店「とり伊」があります。どては大阪でも食べられるものですが、名古屋近辺にも存在していました。まあ、味噌を使った料理の多い土地ですからね。
 ↓こちらがそのどて丼。1杯400円。
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 大阪のどては主に牛スジ肉とコンニャクですが、こちらのそれは牛モツとコンニャクが入っていました。
 そして、やはり味が違いました。甘辛い味を想像していたのですが、ここは八丁味噌を使うためか、甘みのほうが強かったのです。
 また「とり伊」では、どて丼だけでなく、串カツや焼き鳥、きしめんも販売されています。串カツにつけるソースは、通常のものの他に、味噌ダレもあります。これがいかにも名古屋圏らしいです。
 私はどて丼を食べてから、この味噌の味を味噌カツで味わいたいと思い、串カツを注文しました。私は味噌ダレをつけようとすると、店の人が「こっちのほうがおいしいよ」と言って、どてを煮込んでいる鍋の中にカツをつけてくれました。確かにこのほうが、カツ全体に味噌の味がしみこみます。
 大阪で串カツをウスターソースの中に染ませるように、味噌がしみたカツ。さっそくひと口。八丁味噌の風味が口いっぱいに広がります。やはり味噌はカツと相性がよいです。味噌カツという食べ物を発明した名古屋の人、よくこういったものが思いついたものです。


 BR常滑で売られている名古屋メシは、まだまだありました。
 ↓こちらは「小倉サンド」、これも代表的な名古屋メシです。
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 スタンド2階には売店が2ヶ所ありますが、その両方で売られています。パンの内側に塗られたマーガリンが、アンコに意外とよく合うのです。

 あと、↓これは名古屋メシではなく、常滑オリジナルの食べ物といったほうがよい品ですが……
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 これは「大当り」という名前で売られている饅頭です。実はこの饅頭、けっこう大きいのです。
 どのくらいの大きさなのか。↓隣にクオカードを置いてみました。
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 これで大きさがどのくらいか、だいたいわかるかと思います。
 ただこの饅頭、皮が硬く中のアンコがボソボソしていて、食べる分にはイマイチでしたね。ウケ狙いの品といったほうがよいかもしれません。


 なお、BR常滑ではアルコール類がいっさい提供されません。代わりに販売されているのは例によって「キリンフリー」です。
 (続く)

ボートレース常滑訪問記・3

 ボートレース常滑には「マーメイドホール」と呼ばれる、イベントがおこなわれる空間があります。
 震災の影響もあってか、今回の名人戦で予定されていたSKE48や南明奈さん出演のイベントは中止となりました。

 しかし、イベントのすべてが中止になったわけではありません。
 私がBR常滑に行った日には、そのマーメイドホールにて、1Rスタート展示開始前に「東日本大震災被災者支援チャリティーオークション」がおこなわれました。BR常滑関連グッズや選手・元選手がめいめい持ち寄った貴重な品が出され、客がそれらを競り落とし、その金を義援金にあてる、というイベントです。
 このオークションで出品された主なものは、

 ・名人戦出場選手のサイン色紙
 ・選手のサイン入りTシャツ
 ・選手のサイン入りトコタン人形
 ・選手のサイン入りトコタン常滑焼マグカップ
 ・選手のサイン入りペラ
 ・某元選手所有の純銀製ヨットのオブジェ

 こういったものをはじめ、30品ほどが出品されました。その中で特に高額で落札されたのは、次の2品でした。

 ・大嶋一也選手のサイン入りペラ 26,000円
 ・大嶋一也選手の賞金王決定戦出場時のSGジャンパー上下 25,000円

 さすがは地元の大嶋選手。これだけの額を出させる価値があるほどに、地元のファンから尊敬されているのですね。愛知のカリスマといえるでしょう。ま、今回の名人戦は準優勝戦どまりに終わりましたがね……
 それにしても、上記大嶋選手関連の品2点に2万円以上も出した人、いったいどのような人なのでしょうねえ。

 ちなみにこのオークション、10:00に始まりまして(この日の開門は9:30)、1Rのスタート展示開始に合わせて、きっちりと終了していました。お見事です。


 それと、スタンド1階北側では「常滑・南知多 味の物産展」と「障害者団体による製作品販売」がおこなわれていました。

 常滑・南知多では、海苔が主力の特産品だそうです。ということで、会場では焼き海苔のほか、海苔の佃煮も販売されていました。また、常滑は今年のNHK大河ドラマの主人公、江の最初の嫁ぎ先であるとのことです。大河ゆかりの地ということで、その関連のみやげ物もありました。
 こういった「ご当地モノ」が売り出されるイベントは、旅打ちの者にとっては非常に興味をそそるものですね。

 また「障害者団体による製作品販売」では、主にクッキーを中心に販売されていました。
 障害者向け作業所で働く障害者のみなさんが作業所で焼いたクッキーが並べられ、その障害者のみなさんが「クッキーいかがですか」と連呼して、熱心に商売に励んでいました。
 このBR常滑は、場内にもいくつか社会福祉事業会が出店する売店がありました(その売店で、他ではお目にかかれないものが売られていたのですが、これはまた次回書くことにします)。やはりそのつながりで、こういったイベントがおこなわれているのでしょう。そもそもボートレース自体、収益金の一部が障害者への福祉に使われていますしね。
(続く)

ボートレース常滑訪問記・2

 ボートレース常滑のレース進行は、同じ愛知県にあるBR蒲郡と似ている部分がありました。

 まず投票締め切り7分前のお知らせ。場内に「プルルルルル……」といったブザーの音が響き渡ります。これは蒲郡でもそうでした。えらく耳障りだったのを覚えています。ただ、常滑の場合は音がけたたましくなく、ほどほどだったので、その点は蒲郡よりはマシでした。
 そしてレース開始前。審判長と思われる人が「第○レース、開始」と場内アナウンスをします。それを受けてファンファーレが鳴り、選手がピットアウト。この流れも蒲郡と同じです。
 また、場内実況もいわゆる「絶叫型」でした。常滑の実況担当も、蒲郡と同じく「アツい」実況をする人です。ターンマークでの攻防のときなど、特に声を張り上げてアツく語ります。この実況を聞いて、即座に「蒲郡のに似てる」と思いました。
 やはり同一県内だと、やり方も共通してくるものなのでしょうかね。ただ、蒲郡は通年ナイター、こちら常滑はデイレースのみ。ここは大きく違っていますが。

 それと、常滑ではレースがラスト1周となると「カンカンカンカン……」と、鐘の音が流れてきます。実際に鐘を打っているわけではなく、あらかじめ用意しておいた効果音を流しているだけですが。そういえば、丸亀も同じことをしていましたね。

 あと、常滑でわからなかったのが、レース開始前に流れてくる映像でした。
 南国の海岸で、水着姿の西洋の女性たちがサンバのリズムに乗って「トッコナメー」と言いながら踊る、という映像なのです。
 これは理解に苦しみました。なぜに南国の海岸? なぜに西洋の美女軍団? 全然常滑ともボートレースとも関連性がありません。単なるウケ狙いなのでしょうか、それともレース場にやってくる男どもをひきつける作戦なのでしょうか。
 いえ、これに関してはあまり深く考えないほうがいいかもしれません。それが常滑のレース開始前映像、そういうものなのだ、とだけ思うことにします。


 まあ、そんな感じでレースは進行していきました。
 そして最終12R開始前になると、地上波テレビの生中継が始まりました。
 スタンド2階の2M側に特設ブースが設けられていまして、そこで青島健太さん司会、森藤恵美さんアシスタントによる進行で、最終12Rの模様が生中継されたのです。
 この日のゲストは元競泳選手の宮下純一さん。少なからず「水」に関係する人がゲストでした。
 そこでいつものごとく、レース前の近況や選手の動向、予想といったことが放送されていました。それに加えて、レース開始までの「つなぎ」の時間には、宮下さんによる常滑紀行のようなものが放映されました。
 最近のスポーツ中継は、何かと大げさなBGMや字幕などでゴテゴテと飾った構成のものが目立ちます。その点、ボートレース中継は過度な演出もなく、飾ることなく、どちらかというと地味です。しかし、それがよいのです。レースの生中継は、こういった構成がいちばん落ち着きますから。

 ちなみに……この次の日、優勝戦の日も司会・アシスタント同じで生中継がおこなわれました。
 その日のゲストは、元プロ野球選手の「大魔神」こと佐々木主浩さん。この日「つなぎ」の時間では、ボートレースに関するクイズが佐々木さんと司会の青島さんに出題されていました。
 そのうちの1問が、次の問題でした。

 Q.日本でいちばん東にあるボートレース場はどこ?
   1.桐生  2.平和島  3.江戸川

 答えは3.江戸川ですが、この問題、佐々木さんも青島さんも、2.平和島と答えていました。
 佐々木さんはともかく、青島さんはこの問題、正解しないとまずいでしょう。
(続く)

ボートレース常滑訪問記・1

 2011年4月23日、私は第12回名人戦を見に、愛知県常滑市にあるボートレース常滑へと行ってきました。
 あいにくこの日は雨で、水面そばでレースを見る機会が少なかったのですが、それでもいろいろと印象に残るものがありました。

 名鉄名古屋駅から中部国際空港方面の電車に乗り、準急で約50分。常滑駅で下車し、そこから徒歩で5分くらいのところに、BR常滑はあります。しかし、これだけ駅からすぐに行ける距離であるにもかかわらず、駅から連絡バスが出ているのです。まあ歩くのが苦になるお年寄りにはありがたいかもしれませんが。
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 到着したら、さっそく場内探索。
 まず競走水面ですが、ここ常滑はわりあい狭いほうだな、と感じました。ピットから2マークまでの距離も短く見えましたし。
 その2マーク側には、↓こういったものがありました。
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 巨大な招き猫です。常滑は常滑焼で有名な、陶器の街。その中でも招き猫は、常滑焼の代表的な芸術品です。
 それゆえ、BR常滑のマスコットキャラクターも招き猫です。名前は「トコタン」。
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 さらにピット側に目を向けると、↓このような建物がありました。
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 近づいて見ると……
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 何とここは陶芸ルーム。BR常滑では、レース開催時に陶芸教室がおこなわれるのです(ただし、いつもおこなわれるわけではありません)。さすがは陶器の街です。
 なお、あいにくこの日は建物近くまで行っただけで、中まで入っていませんので、陶芸教室があったかどうかまではわかりませんでした。ご了承ください。


 2マーク側からスタート線に向かって歩くと、当然のごとく大時計が見えます。
 その大時計、常滑は裏側から見ると↓このようになっているのです。
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 針が1分針しかなく、しかも正面とは逆、左回りに動きます。上部に小刻みの目盛りが見えますが、これは5秒前から1秒ごとの目盛りです。12秒針がありませんので、5秒前からスタートまでのカウントダウンがわかりやすいようにしているものと思われます。
 なお、一応念のために書いておきますが、正面は針が右回りで、ちゃんと12秒針もある通常の仕様です。


 それからいったんスタンド内に入りまして、2階に行くと、そこには↓こういったものがありました。
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 笹川良一親筆の、常滑焼の大皿です。「世界一家 人類兄弟 和  笹川良一」と、笹川が常日頃から口にしてきた文言が書かれています。
 この大皿、直径197.5cm、重さは400kg。1981年に完成し、このBR常滑に飾られました。ちなみに、東京にある「船の科学館」には、この大皿の姉妹品が展示されているそうです。
 もしここに東日本大震災並みの大地震がきたら、この皿、果たして持ちこたえられるでしょうかね? どのぐらいの価値があるのか知りませんが、壊れたら相当な損害になりそうな気がします……
(続く)

常滑 GI第12回名人戦

●2011年4月23日 常滑 
 GI第12回名人戦 5日目


 ・的中レース
  11R 3連単  1,120円


 はい、今回は現地・常滑まで行って勝負に挑んだのですよ。
 ですが、上記のごとき有様でして。
 笑いたければ笑ってください。もうこういった勝負結果が続いていることで、自分でも笑ってしまいますから。

 でもまあ、今回の常滑行きは、けっこうブログのネタとなった事項が多く、その意味では行ってよかったと思っています。
 そのネタを、後日ブログにて書きつづっていく予定です。ここのところボートレースネタが不足していたところでしたので、ひさびさに大々的に書けそうです。


 さて、昨年まで「競艇名人戦」と称していて、今年から「名人戦」となったこのレース。最終日の優勝戦、出場者は次のとおりです。

 今村豊選手
 森脇徹選手
 中村裕将選手
 岡孝選手
 北川幸典選手
 新良一規選手

 昨年は地元・徳山での開催だったにもかかわらず、西島義則選手に優勝をかっさらわれてしまった今村選手。今年も昨年と同じく号艇です。今度こそ今村選手の優勝ではないかと、私は期待を寄せています。
 予選1位の岡選手が、カド位置につけて攻めていきそうです。今回の優出者では、今村選手・岡選手のふたりが抜け出そうな気がします。

 さて、第12代名人はいったい誰となるのか。今日の16時50分ごろ、それがわかるでしょう。


(追記 2011-4-24 16:55)
 第12回名人戦、優勝は今村豊選手でした。貫禄の逃げ勝利でした。
 今村選手、これで昨年優勝を逃した悔しさが晴れたことでしょう。おめでとうございます!

時が経てば余裕は生まれる

 この記事を書いている現在、私はテレビのプロ野球中継を見ています。
 実を言いますと、以前の私はこういったことをするなど、ありえなかったことなのです。
 前に↓こちらでも書きましたが……

 心理的な余裕が、旅打ち趣味につながった 2010-08-07
 http://ebifuraihan.blog40.fc2.com/blog-entry-218.html

 発達障害でもゆっくりながら成長するものです 2010-11-13
 http://ebifuraihan.blog40.fc2.com/blog-entry-255.html

 今から5年前、新しい仕事に就いたとき。当時はもうとにかく毎日仕事に追われ、余裕のない日々を送っていました。自分の時間がほとんど仕事に支配されている、そんな状態でした。
 それゆえ、テレビを見る余裕すらもない有様で、当然プロ野球が今どのような状況なのかなど、とても把握しきれずにいたのです。野球ばかりでなく、ニュースもドラマもバラエティも、ほとんど見ることがなくなりました。
 そういったこともあってか、5年前から少なくとも3年ぐらいは、私は半ば世間知らずの状態となっていました。

 しかし、時が経つにつれて、段々と自分自身にも余裕を見つけ出すことができ、今では休みの日にボートレースを楽しみ、時には遠方のレース場まで出向いていくようにもなりました。
 それに加えて、今ではこの記事を書きながら野球中継を見るようになるまでに、自分の生活に余裕を見出すことができるようになりました。

 5年前、けっこうつらく苦しい日々を送っていたあのとき。高機能自閉症を抱える人間である私は、自分の事情を言い訳にせずに、ただひたすら今与えられた仕事を確実にこなしていこうと、がむしゃらになっていました。多少つらいことがあっても、くじけてはいけない。そう自分に言い聞かせ続けていきました。
 それに耐えたことが、今になってこうして余裕を感じられることへとつながったような気がします。あのつらい日々を経たことは、結果的に自分にとってはプラスとなったようです。


 この春、新しい世界へと踏み出していった方も多いことでしょう。中には私のように、発達障害を抱えながらも社会人として新たな一歩を踏み出した、そういった方もいらっしゃるかと思います。
 いずれにしても、いかに最初の「余裕のなさ」を切り抜けていけるかどうか、これが重要になってくることでしょう。
 もしつらく苦しくなったなら、ひとりで悩んではいけません。頼れる人がひとりでもいるのなら、その人に相談をするなどして、その人を思い切り頼ることです。そうやって他人の助けによって切り抜けても、何も恥ずかしいことはありません。

 そうすることによって、余裕のない日々を切り抜けていけば、いずれ「ああ、そういえば昔、あんなに悩んでいたときがあったっけな」と思い出話にできる日が、きっとやってくるでしょう。

在日? 創価? だから何?

 最近、誰かをやたらに在日韓国・朝鮮人だと言って、それを理由に非難するという人たちが増えてきたように思います。
 会ったこともないのに、言葉の使い方がおかしいというだけで、またすぐに感情的な態度をあらわにする(いわゆる「ファビョり」)というだけで「こいつは在日」と決めつける、といったケースも見られます。そしてその人に対して「祖国へ帰れ」などと罵倒の言葉を投げつける。そんな人たちが、ここ数年で特に増えてきた気がしてなりません。
 実にみっともないです(嗚呼、またこの言葉が出た)。この連中には、それしかかけてやる言葉がありません。
 また、同じように誰かを創価学会員だからといって、それを理由に非難する連中も、まだまだ存在します。この連中もみっともないです。たかが一宗教の信者であることに対し、何をそんなにとやかく言うのか、まったく理解に苦しみます。

「あいつは在日」「あいつは創価」と指差し、とやかく言い、非難し、罵倒する人々。
 私はわからないのです。いったい、この連中は何ゆえに、在日であること、創価学会員であることを理由に、いちいち他人をあげつらう真似をするのか、が。
 私にしてみれば、誰かが在日で、また別の誰かが創価学会員であることなど、正直どうだってよいことです。「だから何?」のひとことで終わってしまう、取るに足らないことです。


 在日の中には、凶悪な犯罪者もいることでしょう。その場合は非難されてしかるべきです。
 でも、すべてがそうではありません。多くの在日はそんな犯罪とは無縁で、普通に生きているものです。在日のすべてを「悪」と決めつけて非難する風潮には、正直ヘドが出そうになります。
 また、創価学会は確かに問題のある宗教法人です。私自身も創価には疑念を抱いています。昔、うちの実家が創価学会員からの頼みにより、一定期間『聖教新聞』を購読する羽目になったことがありましたし。
 ですが、私は創価の存在自体の否定はしませんし、また学会員を非難するつもりもありません。何を信じるかは人それぞれですし、信教の自由が憲法で保障されている限りは、それが極端な暴力的宗教でなければ、誰もとやかく言う権利はないはずです。
 この手の連中は、こういった「冷静に物事を見て、広い考えをする」ということをせず、ただひたすら自分の思い込みのみで突き進んでいる、そんな印象を受けます。


 思い込み、といえば……自閉症スペクトラム当事者には強い思い込みが見られる、ということをよく聞きます。
 もしかすると、自閉症スペクトラム当事者の中にも、上記「在日・創価非難」の輩がいるのではないか、と勘ぐってしまいます。「思い込み」という点では、共通していますから。

 自閉症スペクトラム当事者の思い込みは非常にやっかいです。特に「頑なに自分の考えが正しいと信じ、それに少しでも反する者は悪」といった、いわゆる「自分絶対主義」といえる思い込み。
 こういった考え方のもとに「在日・創価は悪」と何かによって刷り込まれたら、もう疑うことなく「在日・創価は悪」と思い込むようになって、非難の言葉を吐くようになってしまうことでしょう。そのようになってしまった連中が少なからずいるように思えてならないのです。

 私はそんな連中、非難されてしかるべきだと思います。「障害ゆえの特性だから」などといった甘い言葉は不要です。障害の有無に関係なく、在日や創価の人を非難する者は、非難されるべきなのです。


 あと、念のために書いておきますが……
 私は決して、在日韓国・朝鮮人の団体とも、また創価学会とも、一切つながってはおりません。ただ自分の個人的な感想をつづったにすぎません。
 読解力の低い輩が誤読して「エビフライ飯は在日だ、創価だ」とわめく、といった事態を招きかねないので、一応ここに記しておきます。

今更昨年の講演の話

 先日、↓こちらの記事にて「昨年講演をした」と、さらっと書きました。

 函館には親近感あり。でも…… 2011-04-10
 http://ebifuraihan.blog40.fc2.com/blog-entry-337.html

 ならばなぜ昨年、講演をしたときにそのことをブログに書かなかったのか、これには深い理由があります。
 当時の私はまだ、身を隠していた状態にありました。執拗な攻撃を受けたあとでしたので、いやでもそうせざるを得なかったのです。単なる一当事者であると装ってブログを書いていまして、それゆえ大々的に自分が講演をおこなうということなど、書くのをはばかられる心境にあったのです。
 しかし、今ではもう自分の正体も明かしたことで、この講演のことを隠す理由はなくなりました。そういうわけで、今更ながら昨年私がおこなった講演の話を、ここに書きます。


 講演は昨年2月におこないました。
 そこで私が主たるテーマとして話したのは、このブログでも何度か取り上げている「自閉症スペクトラム当事者に見られる自分絶対主義」や「当事者間に見られる『内ゲバ』」についてでした。これは私自身、特に憂いている問題ですので、講演でどうしてもお話ししたいと思ったのです。
 また「戦後の反日・自虐教育が、自己評価を低くする。これは有害」これについても話しました。これは専門家も当事者も、指摘し批判する人が少数ですので、ならば私がこの講演を機会に話したろかい、と考えたゆえです。
 それらに加え、講演のテーマからは離れましたが、北海道では縁遠いボートレースの話もしました。「興味の範囲が狭い」ことの一例として取り上げたので、一応自閉症スペクトラムに関連しています。そこから派生して「自閉症スペクトラム当事者がギャンブルをおこなうにあたっては、あらかじめ一定のルールを定めたほうがよい」という話もしました。おそらく当事者の講演で、こんな話をしたのは私だけでしょうねえ、おそらく。

 まあ、昨年私はそんな講演をやったわけですが……
 実は、当初この講演を一時は辞退しようかと考えたことがあります。講演依頼を受けたとき、私は相当な被害妄想に陥っていて、講演会場で何者かに襲撃されるのではないか、という恐怖を抱いたのです。
 しかし、その後で思い直しました。逃げてはいけない、せっかく自分に講演を依頼してきたのに、それを裏切るようなことをしてはいけないと自分に発破をかけ、辞退は撤回し、予定通り講演をおこなった次第です。
 今思えば、あのとき逃げずに講演をやって、本当によかったと思っています。ほんの少しの勇気を振り絞ったことで、私自身精神的に強くなれたような、そんな気になりました。

 最近はこういった講演の機会もめっきり減ってきていますが、依頼を受けたときは、基本的に引き受けることにしています。少しでも自閉症スペクトラムへの理解を呼びかけていきたい、また当事者としての思いを訴えていきたい。私は常に、そういった思いでいますから。

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プロフィール

エビフライ飯

Author:エビフライ飯
大阪府在住。男性。
発達障害の一種、高機能自閉症を抱える人間。
公営競技・野球・サッカーなどのスタジアムという空間が好きな自分です。
ファジアーノ岡山の本拠地・シティライトスタジアムに時々出没しています。



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