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スタジアム好きの自閉症者ですが、何か問題ありますか?

発達障害の一種、高機能自閉症を抱えるエビフライ飯が、スタジアム訪問記を中心につづっていきます。

「今一度、自分を見つめ直す」ことはできないか?

 これまで何度も「発達障害当事者が、同じ当事者を貶める状況がある」と書いてきました。しつこいほどにこの問題を取り上げていますが、またこのことについて書かせていただきます。

 現在、私は2ちゃんねる内にある「新・ASサイト総合スレ」を観察しています。このスレについては↓こちらの記事でもネタにしました。

 テンションが上がると、言葉も過激になってくる 2010-09-20
 http://ebifuraihan.blog40.fc2.com/blog-entry-234.html

 なぜここを観察しているのか? ここがまさに「当事者が当事者を貶める」場所と化しているからです。初代スレ開始時から現在に至るまで、です。
 そのような状況に陥る要因とは、いったい何なのか。ここでの書き込みを見るとわかるのではないかと思い、多少見ていて不愉快になることもありますが、観察を続けています。

 それで最近、ひとつ気づいたことがあります。
 同スレの住人たちは、自分を今一度見つめ直すことができない人たちなのではないのか、ということにです。
 他人を貶めることを生業としている人たちは、自分が今やっていることの愚かさに気がついていません。自分のおこないが自分でわかっていないのです。すなわち、自分を見つめ直せていないということになります。
 結局、「今の自分」を受け入れられずに、逃げているのです。だから他人に対し「こいつなんか、自分よりも下等な奴だ。きっとそうだ」と考えて誹謗中傷して、それで満足感を得るのです。まあ何とも愚かしい。

 なお「自分を今一度見つめ直す」ことについては、↓この記事でも書きました。

 「自分は100%問題なし」と考える当事者に異議あり 2010-09-06
 http://ebifuraihan.blog40.fc2.com/blog-entry-228.html

 さらに「今の自分」を受け入れられないから、↓にて書いたような考え方に行き着くのでしょうね。

 発達障害当事者は目立たないようコソコソしなければならないのか?
 2010-09-08
 http://ebifuraihan.blog40.fc2.com/blog-entry-229.html


「世間や社会が悪い」と自分を100%正当化する。「当事者はこれこれこういったことを、しないほうがいい」などと後ろ向きな主張を展開する。そして誰かを貶める。いずれも「今の自分」を受け入れられていない。
 こういった人たちに言いたいのは「今一度、自分を見つめ直すことはできないか」ということです。
 自分を見つめ直さず「今の自分」から逃げているようでは、何も進歩はありません。それは上記2010年9月6日の記事でも書いていることです。

 誰かを中傷するエネルギーを、自分を見つめ直すことによる自己意識改革に転換させることはできないものでしょうかねえ。そのほうがはるかに自分のためになって、有益なのですがねえ。

住之江 GI第38回高松宮記念特別競走

●2010年9月25日 ボートレース住之江
 GI第38回高松宮記念特別競走 第1日


 ・的中レース(1R~11R)
  4R 3連単  5,300円


 はー……住之江でひさびさのナイターGIだというのに、このザマ。もう自分でも情けなくなってきます。特に、もっとも当てやすいと思っていたドリーム戦(11R)を外してしまったのには、大変悔しい思いをしました。
 もうこれ以上言及もしたくないので、話題変更。

 今回はGIなので、一線級の選手が大勢出場しています。またこの日が初日ということで、レース前に選手紹介とドリーム戦出場者インタビューが中央ホールでおこなわれました。
 実をいうと、私はこれまでこの選手紹介というものを、生で見たことがなかったのです。というのは、今までのレースはたいていが平日を初日としていたため、行こうにもこちらの都合がつかずに、見られない状態が続いていたのです。
 しかし今回の住之江は、運よく土曜日が初日。そこで私はついに、選手紹介を生で見ることができたのです。
 選手のみなさんがひとりずつ登場して、そこでひと言あいさつ代わりに何かをしゃべるのですが、今回は全体的に「がんばります」「よろしくお願いします」といった、簡素かつ無難な言葉だけにする選手が多かった気がします。ま、今年の女子王座みたいに、明らかにスベるとわかるパフォーマンスを見せられるよりは、ずっとマシですけど。

(参照記事)
 女子王座決定戦・選手紹介でのパフォーマンス 2010-03-03
 http://ebifuraihan.blog40.fc2.com/blog-entry-140.html

 登場順は登録番号がもっとも大きい選手から始まり、以後小さい順で、最後に前回優勝者となっていました。今回いちばん最初に登場したのは新田雄史選手、最後は太田和美選手でした。ちなみに太田選手の前に登場した(すなわち、今回もっとも選手歴が長い)のは、やはりというべきか、今村豊選手でした。
 今回の出場選手の中には、10月6日から桐生でおこなわれるダービーの出場者が、実に15人います。すなわち、彼らにとってはこの「宮杯」はいわばダービーの前哨戦。以前書いたことの繰り返しとなりますが、今節の住之江で力いっぱいの走りをして、ぜひともそれを桐生までも持っていってもらいたいです。
 また12月の賞金王決定戦のプレレースともいえそうです。もう今の時点で、出場者のうちの5人ほどは、ほぼ決定戦への出場が確定していますしね。


 また話は変わって。
 今節は開催期間中(9月30日まで)に餃子の『大阪王将』がBR住之江に出店しています。名物の餃子と鳥唐揚げを販売していますので、特に旅打ちで住之江にいらっしゃる方、ぜひご賞味ください。

蒲郡競艇オールスターズのパーフェクトきょうてい教室

 ひさびさに動画ネタです。
 私は以前『アワカツのパーフェクトアウト屋教室』という動画を当ブログにて紹介しました。

 アワカツのパーフェクトアウト屋教室
 http://ebifuraihan.blog40.fc2.com/blog-entry-111.html

 動画は↓こちら
 http://www.nicovideo.jp/watch/nm9264142


 これより前に、同じようなネタの動画が投稿されていることがわかりました。

 蒲郡競艇オールスターズのパーフェクトきょうてい教室
 http://www.nicovideo.jp/watch/sm5530324

 BR蒲郡の場内実況アナは、大変特徴的な話し方をして場内を盛り上げてくれます。そんな特徴的な実況を前面に出した動画です。
 この実況について、私は以前書いた蒲郡訪問記では触れませんでした。というのは、この実況は実際に聞いてみないとその特徴がわからないのです。なので訪問記ではうまく書けなかったのです。

 ちなみに、この動画が投稿されたのは2008年12月13日。『アワカツ』が2010年1月1日なので、実にそれより1年強前に『チルノのパーフェクトさんすう教室』をネタにしていたことになります。
 上には上がいたのですねえ……

テンションが上がると、言葉も過激になってくる

 先週、私はツイッターにて、かなり過激な言葉を連発しました。

 http://twitter.com/ebifuraihan

 9月14日から16日にかけて、私は2ちゃんねるの「ASサイト総合スレ」(厳密には、現在はタイトルの前に「新・」がつく)のことを、ツイッターに書きました。どんな言葉を吐いたのかは↑に書かれているので、それをご覧ください。

 そのときの私は、テンションが上がっていました。私の場合、テンションの浮き沈みが激しく、あるときは深く落ち込んだり、またあるときは異様に元気があふれ出てきたり、その繰り返しが周期的に起こっています。
 今回はたまたま「テンション上昇」のときにあたっており「書くんなら、とことん本音でいったろかい!」との思いにかられていました。加えて、最近ジェラシッ子の存在にイラだっていたこともあり「ジェラシッ子たちの集う場所」との印象が大きい、上記2ちゃんスレのことを書いていったのです。

 そんな過激な言葉の中でも、↓これは今の私の本音中の本音といえること。

ASサイト総合スレに集まるサルども、何でそんなに他の当事者のことが気になるかね。やはり叩くことで自分が優位に立った気分に浸りたいのだろう。このジェラシッ子のバカザルどもが!
12:28 PM Sep 16th


 もう本当に、こう叫んでやりたい気分です。これを書いたときはそれがそのまま言葉となって現れました。

 まあ、今この文章を書いているときは、その上がりまくったテンションも少しばかり下がってはきましたので、わりあい冷静に自分の発言を振り返れるようにはなっています。ゆえに「ちょっと度が行き過ぎたか」と思うようにはなっています。
 それでも、私にとっては上記2ちゃんスレが「ジェラシッ子のサルがウキーウキーとほえ続けるサル山」という印象であることに変わりはありませんがね。

bjリーグ来季新規参入チームのチーム名を考えた

 プロバスケットボールbjリーグは、来シーズン(2011~2012)から岩手・千葉・神奈川・長野の4チームが新規参入することが決まりました。
 この4チーム、いずれもまだチーム名が決まっていません。4チームとも、これからチーム名を公募により決めていきます。

 こういうこととなると、私は興味津々です。私はこのような「名前づけ」が好きな人間でして、毎年次々と新規参入チームが出てくるbjリーグは、そのたびにどんなチーム名をつけてみようかと考えてしまいます。

 以下、私が考案したそれぞれのチーム名です。命名理由も添えて。


・岩手イーハトーヴィアンズ

 岩手は宮沢賢治ゆかりの地。賢治が自らのふるさと・岩手を「イーハトーヴ」と命名したことから「イーハトーヴの人」を英語風にして。


・千葉スカイオーシャンズ

 成田空港がある県で、かつ九十九里浜など海の名所も多い千葉。「空」と「海」を合体させた名前。「海」は太平洋なので壮大に「オーシャン」を使用。


・横浜フリューゲルス

 神奈川チームはチーム名の前に「横浜」を入れることとなっている。そこで思い切って、かつてサッカーJリーグに存在し、今は消滅した「横浜フリューゲルス」の名前をbjリーグで復活させるのも、いいかもしれないと思う。
 ちなみに「フリューゲル」はドイツ語で「翼」の意味。


・信州スパークリングシナノ

 長野県は8つの県と接している。それを放射状の光に見立ててのチーム名。
 チーム名募集要項では、地域名は長野県全体を表すものなら何でもよいとのことなので、いちばん地元民に親しみがあると思われる「信州」を採用。



 次に挙げるのは、第2候補として考えている名前。


・岩手グリーンモンスターズ

 岩手県遠野市には、古くから河童伝説がある。その河童をチーム名にしたもの。


・千葉ピーナッツボーイズ

 落花生は千葉の特産品。それだけで思いついた単純なチーム名。


・横浜ホエールズ

 プロ野球横浜ベイスターズの旧名「ホエールズ」を、bjリーグで復活させる。上記「フリューゲルス」と同じ発想。


・信州グレートアルプス

 長野県は日本アルプス3山脈を有する県。そこで思いついたのがこの名前。


 なお、それぞれのチーム名公募の詳細は↓のページにて。岩手はまだネット上で公募の知らせを出していません。

 千葉  http://papipo.jp/chiba-basketball2/
 神奈川 http://kanagawa2010.blog6.fc2.com/
 長野  http://nsp.naganoblog.jp/e479977.html

ダービー前哨戦、それと桐生でのイベントなど

 今月25日から30日まで、ボートレース住之江では「高松宮記念特別競走」がおこなわれます。
 このレースのグレードはGIで、一線級の選手たちが集結してきます。さらにこのレースでは、10月6日から桐生でおこなわれるダービーに出場する選手も多数、この高松宮記念に出場するときています。いわば彼らにとっては前哨戦というわけです。
 ちなみに、同時期に浜名湖では周年記念がおこなわれまして、こちらもダービー出場選手が数多く出場となっています。
 ダービー出場選手の皆さんには、この両レースそれぞれで存分に戦っていただき、その勢いを桐生まで持っていっていただきたいですね。


 話は変わって、そのダービーの話。以前書いたとおり、私は10月9日にダービー観戦のため桐生まで行きます。
 暑い日が続いていた今年ですが、最近急に気温が下がってきて、朝晩は涼しく過ごせるようになってきました。となりますと……やはり10月の桐生は、さらに涼しくなるのでしょうか。
 私は相当暑がりな人間でして、10月でも月の終わりごろまで半袖を着て過ごすほどです。ですが、そうしているのは今自分がいる大阪でのこと。これが群馬という、地理的条件が異なる場所となるとどうなのか、という気がかりがあります。大阪と同様に半袖でも過ごせるか、それとも長袖を着ないと寒く感じるのか。夜に差しかかりますし、場所が場所だけにカラッ風も吹いてきそうですし。
 大阪を出るときは半袖を着て行くつもりでいますが、荷物の中に長袖シャツ1枚ぐらい入れておいたほうが良いかもしれません。

 それと、ダービー開催時の桐生でのイベントについて。
 今回も選手のトークショー、お笑い芸人のライブなど、数多くのイベントがおこなわれます。で、私が行く10月9日は何がおこなわれるのかと思って、特設サイトを見てみたら……

仮面ライダーオーズショー

 でした。うーん、これは私にとっては別にどうでもいいイベントですね(ライダーファンの皆さん、ごめんなさい)。
 となりますと、当日はお子さん連れの客が多くなりそうな予感です。同時に「ていちゃんのエコパーク」(SG開催時におこなわれる子供向けイベント)もありますしね。
 また、場内の食べ物では「ソースカツ丼」「当たり焼き」「焼きまんじゅう」が人気のようです。グルメリポートはもはや訪問記を書く際に外せない項目です!

 あと、気にかかるのは台風ですね。この時期はちょうど台風頻発の季節。今回直撃しないことを切に祈ります。昨年尼崎でおこなわれたダービーは、台風の影響で1日順延となってしまいましたからね。

いっそ「発達障害界隈の内ゲバ」を、マスコミに取り上げてもらっては

 つくづく思うことですが、ネット上にはまあ、特定の障害や病気を持つ人を平気で貶めるようなことを書く輩が数多くいるものです。
 中には↓「アスペ(アスペルガー症候群:発達障害の一種)」という言葉を侮蔑の意味に解釈して、それを堂々とツイッターでつぶやいているサルどももいまして。

 http://togetter.com/li/49108 (閲覧注意! 相当汚い言葉が書かれています)


 発達障害もまたよく叩かれる障害なのですが、これに関して、発達障害特有の大問題点がひとつあります。それは、

発達障害当事者を叩き貶める連中の中に、定型発達者のみならず、肝心の当事者までもが加わっている

 ことです。むしろこの「同志を叩く当事者」の存在が、由々しき問題だと思うのです。ここで私が幾度となく書いてきた「当事者間の内ゲバ」が、実際まさに存在していることのあらわれです。
 本当、他に見ませんよ。これだけ当事者間でイザコザがよく起こる障害は。お互いに足の引っ張り合いをする格好となって、はたから見ると、本当にみっともなく感じます。
 さらに、これが当事者に限らず、その親御さんの間でも起こっているときています。誰かの子に少しでも改善が見られたら、嫉妬してその親子を貶める行為に出る。こんなことが頻繁にされているのです。

 おそらく、こういった行為に出る人々は「みっともないことをしている」という自覚がないのだと思います。だから平気で他人を貶めることができる。こんな連中には、一発ガツンと強力なゲンコツを与えてやらないと、まずわからないことでしょう。
 それにはまず、マスコミにこの「内ゲバ」を取り上げてもらうと効果的ではないかと思います。本来手を取り合って行動していかなければならないのに、実際は内部での対立が多発しているということを、広く世間に知らせるのです。「発達障害の世界では、一部の当事者や親御さんが同じ境遇の人たちを貶めるという、大変にみっともない事態が起きている」と大々的にマスコミに報じられれば、これは相当なゲンコツとなることでしょう。
 そういった具合に発達障害界隈の「闇」の部分が明るみにでることで、当事者および親御さんたちは自分を今一度見つめ直し始め、そのような誰かを貶める行為に走らなかったか、と考えるようになる。そういった「意識改革」を促す効果も期待できます。

 ただ、これは一方で、発達障害に対するイメージをさらに悪化させかねないという、大きなリスクも伴うのですがね……

BR尼崎 伊丹市施行57周年記念競走

●2010年9月11日 ボートレース尼崎 
 スポーツニッポン杯争奪 伊丹市施行57周年記念競走 2日目


 ・的中レース
  3R 3連単   920円
  9R 3連単  4,140円


 この日はひさびさのセンタープールでの勝負となりました。
 まあ、結果は上記のとおりでありましたが、収支はプラスとなったのでした。その真相はのちほど。

 尼崎の今節は、ボートファンの間ではアウト屋として有名な、阿波勝哉選手が出場しています。この日の阿波選手は8Rと12Rで出走です。
 まず8R。阿波選手は号艇で、ある意味阿波選手にぴったりのカポックの色です。いつもはほとんど3ケタ以上の倍率である3連単アタマのオッズも、このレースでは2ケタ倍率の組み合わせが目立つなど、阿波選手に対する人気の高さをうかがわせるものとなっていました。
 で、私は出走表を見て、阿波選手のモーターの勝率が3.95と低調であることから、いくら阿波選手でもこのモーターでは、せいぜい2着が限界だろうと予想して、このレースはアタマを買いませんでした。
 そしてレース開始。阿波選手は他の選手よりもひと足遅れでピット離れ(常に大外からスタートと決めているから)。これが阿波選手の流儀です。定位置の大外に入り、ダッシュから非常に早いタイミングでスタート。阿波選手はモーターの低調さなどものともしないかのように、スタート直後強烈なまくりをかまして、1周1Mであっさりと先頭に立ちました。そしてそのまま1着でゴールイン。度肝を抜かれました。これこそまさに、阿波選手の真骨頂です。まあ私は外して悔しかったのですが。
 12R。さっきの8Rの阿波選手の走りを目にして、これは見くびっていたと私は思いましたので、今度は阿波選手をアタマにした組み合わせを買いました。しかし、スタート後にやはり強烈なまくりを見せてはくれたものの、結果は4着……とことん、うまくいかないものですねえ。

 そして今回、2レースしか的中していないにもかかわらず、なぜ収支をプラスにできたのか、といいますと……
 9Rはをボックスで、ひとつの組み合わせあたり300円買っていたからなのです。
 8R終了時点までで収支が「打ち切りリミット」のマイナス5,000円ぎりぎりとなっていまして、崖っぷちの状況にあったところ、いっそ開き直って、もうこれで終わりでもいいやと思い、半ばヤケになって300円ずつ、計1,800円買ってしまったのでした。
 ところが、これが的中! しかも比較的高い倍率のものが来て、払い戻し金額は全部で12,420円。これで一気に収支プラスにでき、最後までプラスのままで終えることができました。もっとも、その後のレースはすべて外してしまったのですけどね……
 今回はたまたまツキがあった、というところでしょうか。

発達障害当事者は目立たないようコソコソしなければならないのか?

 ネット上で、次のようなことを書いている人を見つけました。

「発達障害当事者は、人目につく職業にはつかないほうがいい」
「発達障害当事者は、名前を明かすべきではない」

 何かと「~しないほうがいい」といったようなことを掲示板上に書いて、それを他の当事者に呼びかけているのです。

 何という後ろ向きな考え方だ、と思わずにはいられません。

 いったい、そんな後ろ向きな姿勢でいて、何が生み出されるのでしょうか? 何の進展があるというのでしょうか? 世間に障害の理解を促すべき当事者が、自らそれを否定し、障害そのものを隠すようなことをやって、何の収穫となるのでしょうか?
 つまりこの発言主が言いたいのは、

「発達障害当事者は、世間で目立たないように、コソコソと生きていくべきだ」

 ということなのでしょう。少なくとも、私にはそうとしか感じられません。


 また、この発言主は「ネット上に当事者の名前は絶対に書いてはいけない」という信条の持ち主であることが見受けられました。
 それを自分だけの信条とするのなら、一向に構いません。しかしこの人はその信条を、掲示板に出入りする他の人たちにも強要していたのです。ひとたび掲示板上である当事者のフルネームが書かれようものなら「名前を書くな!」と激しく怒りをあらわにし、挙句の果てにその人を「プライバシーさらしの危険人物」と決めつけてかかる、といったことをしていました。

 これはおそらく、本人にとっては「その当事者本人を守る」つもりでやったことなのでしょう。名前がネット上に書かれると、そこから本人への嫌がらせ・誹謗中傷につながるということで、絶対名前を書いてはならない、という考え方に行き着いているのでしょう。だから「発達障害当事者は、名前を明かすべきではない」という考え方もするわけですね。
 しかし、これはその当事者ご本人にとっては「大きなお世話」でしかないと思います。名前を公表して活動する当事者は、それなりの覚悟をして世間に向かって主張をしていっているのです。彼らは彼らの名前とともに活動をしているのであって、それだけの「勇気」を持って活動していらっしゃるわけです。ですから彼らは、自分たちに対する攻撃でなければ、名前を書かれることぐらい、どうということはないと考えているでしょう。
 そういった人たちの名前を書かないようにする、というのは、結果的に彼らの活動を阻害することになりはしないでしょうか。これもまた障害を隠すような行為に思えて、いただけません。

 発達障害当事者は目立たないようコソコソしなければならない、という考え方、絶対におかしいと思います。
 そんな後ろ向きで卑屈な考え方、私はまっぴら御免です。

「自分は100%問題なし」と考える当事者に異議あり

 これまで何度か「自分絶対主義」に関することを書いてきましたが、一部の発達障害当事者に、それから派生したある考え方が見られるのを感じます。
 その考え方とは……

「自分はまったく問題のない人間。何も非はない。悪いのは世間や社会だ」

 というものです。
 これはいかがなものかと思います。私はハッキリ言いまして、このような自分を100%正当化するような考え方は、賛同できません。

 何かしら壁にぶち当たったとき、こんな考えを抱くことが多いようですが、そりゃ世間や社会のせいにするのは簡単です。それで自分自身の問題から避けることができるのですから、これだけ便利な考え方はないでしょう。
 しかし、それで何か解決するのでしょうか? 前に進むのでしょうか? そうやって自分自身の問題をうやむやにしているだけではないのでしょうか?

 私は思うのです。このように壁にぶち当たったときには、まず自分自身と向きあうことが重要ではないかと。自分を今一度見つめ直すのです。そのうえで解決策を見つけ出していく。自分ひとりで解決しようと考えなくてもよいのです。ときには頼れる誰かに相談を持ちかけるなどしてもよいですから、とにかく短絡的に世間や社会のせいにするのではなく、自分という存在を認めた上で、現在の状況下でどうにかしてよい方向へ行くような考え方をしていく。結局これが、人生を送っていく上でもっとも無難かつ確実な考え方だと思うのです。

 私はそういった考え方ゆえ、いい歳した大人が「オレはちっとも悪くない! 悪いのは世間や社会だ!」とわめいている姿を見ていると「何ガキみたいなこと言うとんねん!」と一喝したくなります。


 かく言う私も、実はかつてこういった「自分は100%正しい、世間や社会が悪い」との考え方に支配されていた人間でした。しかしのちにその経験を経て、だんだんとそのような考え方に異議を唱える方向に変化していきました。
 これは何より私自身「自分を今一度見つめ直す」ことができたからでした。人生を送る上で降りかかる種々の問題、最終的には自分自身で解決していかなければなりません。そこで自分自身と向きあえなければ、解決などできるわけがないのです。それゆえの考え方の変化でした。

 なので、今自分を100%正当化している当事者の皆さんには、遅くてもよいから考え方の変化が生じてきてほしいものだ、と思うのです。

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プロフィール

エビフライ飯

Author:エビフライ飯
大阪府在住。男性。
発達障害の一種、高機能自閉症を抱える人間。
公営競技・野球・サッカーなどのスタジアムという空間が好きな自分です。
ファジアーノ岡山の本拠地・シティライトスタジアムに時々出没しています。



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