2018-01-11

飯塚オートレース場へふたたび・3

 2018年1月7日、飯塚オートレース場へは開門10:00の約10分前に到着。この時点でもう入場口前には客が列を作っていました。その入場口は、前に来たときとは少し様子が変わっていたようでした。
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 開門時刻が来て入場。入場時にヤクルト配布のサービスがありました。入場するなりさっそく飲みます。
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 ↓鉄骨むき出しテント張りの場内。
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 これですこれです。これぞ飯塚らしさがある空間です。この武骨な感じが、筑豊という土地の雰囲気を醸し出しているかのようです。

 ↓今では過去の遺物と化した、タバコ売場。これもある意味文化遺産!?
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 場内には今回開催の全日本選抜オートレースのポスターが。
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 ここに出ている女性は、飯塚オート勝利の女神「AKI」さん。そのAKIさんにちなんだものが、場内にあります。↓これ。
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「AKIのAKIらめない抽選機」これは何かといいますと、ハズレ車券を1枚入れるとスロットが回り、特定の目が出たときには賞品がもらえるというものなのです。つまりこれで場内美化をやってしまおうという目的で設置されたものですね。


 では次に、恒例の場内の食べ物紹介といきましょう。
 まずは飯塚オートへ来たならやはり食べたい、ホルモン丼。
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 これが販売されている北食堂の隣に、新たにフードコートが設置されていました。焼きそばやタコ焼きのほか「ステッキドッグ」というものも販売されているとのことで、何かと思って買ってみたら、いわゆるアメリカンドッグのことでした。
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 今回がSG開催ということもあり、出張販売も多く来ていました。
 まずは焼き鳥。ハツと皮。私はハツが大好きです。
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 同じ屋台で販売されていた、すじ煮込みと牛カルビ串。 
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 いやー、思い切り肉中心に食べてしまいました。前日の屋台でもけっこうな量を食べましたし、体脂肪の増加が気になってしまいます。とはいっても、食べたいものを思い切り食べることは、人生を楽しくするうえで大事でもあるのですよねえ。

 飯塚オートレース場は個人的に気に入っている場なので、いつかまたここを訪問してやろうと考えています。


2018-01-10

飯塚オートレース場へふたたび・2

 福岡市天神での屋台めぐりから一夜明け、天神から特急バスで飯塚に向かいました。
 西鉄飯塚バスターミナルに8:30ごろに到着。このバスターミナル、以前行ったときとは様子が違っていました。
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 新たに改装されていたのです。バスターミナルが入っているビルには急患センターと看護学校が入り、上部はマンションとなっていたのでした。

 飯塚オートレース場への連絡バスが来るのは9:30。まだ時間があります。そこで私は、この飯塚を代表する名所へと行くことにしたのです。
 その名所とは……嘉穂劇場です!!
 嘉穂劇場は飯塚に古くからある芝居小屋で、飯塚バスターミナルから南方向へ歩いて約500mのところにあります。
 ↓これが嘉穂劇場。
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 木造で伝統と風格を感じさせる建物です。
 実はこの嘉穂劇場、公演があるときと休業日を除く日には、場内を見学することができるのです。9:00~17:00の間に、受付で大人(中学生以上)300円、小学生100円を払えば見学できます。しかも場内は写真撮影自由。なので私もさっそく見学。場内の様子をお見せします。

 嘉穂劇場は場内土足禁止。入り口で靴等を脱いで上がります。1階観客席から見た舞台は↓こんな感じです。
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 舞台は回り舞台で、円形部分がぐるりと回って舞台変換をしていきます。
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 この舞台の下、「奈落」と呼ばれる空間に入ることができます。↓こうなっています。
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 回り舞台は下で人が動かしているのです。
 ↓こちらは小道具部屋。
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 幕には「オートレース」の文字が。
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 嘉穂劇場同様に、飯塚を象徴するものですね。

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 ↓2階観客席からのながめ。
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 2階には展示室。
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 この展示室のそばに↓こういった写真が掲示されています。
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 これは2003年7月のこと。飯塚を豪雨が襲い、嘉穂劇場が水害に遭って劇場内は破壊され、回り舞台もメチャクチャになってしまいました。
 それを聞いた俳優たち有志が「嘉穂劇場をよみがえらせよう」と立ち上がり、飯塚へと集まって市内でチャリティーオークションがおこなわれました。そういったこともあって、嘉穂劇場はよみがえり現在にいたります。

 嘉穂劇場、ここは貴重な文化遺産です。一度見てみる価値は存分にあります。


 というわけで、オートレース場へ行く前に文化遺産との出会いをした私でした。そうこうしているうち、レース場連絡バスが来る時間がやってきました。
 次回、ようやく飯塚オートレース場へ向かって、動きます。連絡バス、スタート! ギャオオオオオオオオン!!

(続く、次で終わり)


(余談ですが、今回の記事の記事番号が1000でした。実際の記事数は削除したものがあるため1000に満たないのですが、もうそんなにも書いているのですねえ)

2018-01-09

飯塚オートレース場へふたたび・1

 2018年1月7日、私は福岡県飯塚市にある飯塚オートレース場へと行ってまいりました。約5年前に訪問して以来2度目の訪問となります。
 今回飯塚で開催されたのは「第31回SG全日本選抜オートレース」昨年末にスーパースター王座決定戦が開催されてあまり間を置かないうちに、もう次のSGです。

 前回の訪問と同じように、前日夜に福岡市へ乗り込み、翌日朝に飯塚へと向かう旅程を組みました。やはりこのほうが、ゆったりと動けますから。それと夜に福岡で屋台めぐりをするのも楽しみですから。
 前回の訪問については↓こちら。

 飯塚オートレース場訪問記
 1 http://ebifuraihan.blog40.fc2.com/blog-entry-619.html 2013-04-29
 2 http://ebifuraihan.blog40.fc2.com/blog-entry-620.html 2013-04-30
 3 http://ebifuraihan.blog40.fc2.com/blog-entry-621.html 2013-05-01
 4 http://ebifuraihan.blog40.fc2.com/blog-entry-622.html 2013-05-02
 5 http://ebifuraihan.blog40.fc2.com/blog-entry-623.html 2013-05-03
 6 http://ebifuraihan.blog40.fc2.com/blog-entry-624.html 2013-05-04

 新幹線で博多まで行き、地下鉄で天神まで。この日の夜はこの近辺に泊まり、翌日にここから特急バスで飯塚へと行きます。そのバスが出るのは↓ここ。
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 以前は「天神バスセンター」の名称だったのが「天神高速バスターミナル」に変わっていました。この周囲に屋台が点在しています。
 さっそく屋台めぐり開始。まず最初の屋台でいただいたのが、焼きラーメン。
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 やはり、福岡に来たならこれは食べたいものです。
 この屋台のご主人から、どこから来たのかと聞かれると、私は大阪からと答えさらに明日飯塚へオートレースを見に行くと言いました。そこから先日のスーパースターシリーズ戦で森且行選手が優勝したことへと話がふくらみ、場がなごんできました。
 その後、ご主人は「飯塚オートは山あいで冷えるから気をつけて」と助言をくれたのでした。

 次の屋台では、おでんと餃子をいただきました。
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 どちらも屋台の定番、王道です。おでんの横にあるのは、芋焼酎の湯割り。これも福岡の屋台に来ると飲みたくなるものです。
 あと、追加でビールもたのんでしまいました。屋台でバドワイザーですよー。
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 次に行った屋台では、麻婆豆腐が販売されていました。
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 鉄鍋に入っているので、長い時間アツアツ。唐辛子の辛さが酒によく合い、体が温もります。

 ここまで食べればもう満足。明日のことを考え、酒を飲む量もほどほどにして、この日の夜は一泊です。

(続く)


(おまけ)
 福岡市天神にある、西鉄のターミナル駅西鉄福岡(天神)駅。ここから大牟田方面への電車が出ます。
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 西鉄は特急・急行料金が不要です。特急電車はいかにも特急!という姿をしていますが。
 あと、大牟田から三池港を経由し船で島原まで行くためのキップも発売しています。
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2017-05-08

川口オートレース場、3度目の訪問・後編

 川口オートレース場訪問記、では後編は恒例の場内食べ物紹介といきましょう。
 まずはもつ煮込みと天ぷらそば。
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 川口といえばやはり「煮込み」そして関東へ来るとつい食べたくなるのが、そば。そういえば私、初めて川口へ来たときはここが関東だということを忘れ、うどんの方を注文してしまったのですよねえ。関東のだし汁はそばの方に合う作りです。うどんにはあまり合いません。
 お次はこれまた川口の名物、牛もつ串。
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 これはビールと一緒にいただくのがベストであります。
 ビールと一緒というなら、このジャンボ串カツもまた乙なもの。
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 ソースは自分でかけます。ちなみに川口はかつて、ソース槽の中にカツを入れる大阪方式をとっていたのでした。

 そしてそして、今回もっともご紹介したいのが……↓この「みそもつラーメン」!
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 濃厚なみそスープに、もつ煮込みが具としてのったラーメンです。煮込みのスープは濃厚なものですが、そのスープをラーメンのそれにしてしまう発想はありませんでした。
 実はこのみそもつラーメン、マンガ『ばくばく!バクチごはん』の川口オートレース場の回で登場した食べ物なのです。その回では主人公ひなこが七味とコショウの両方をこのラーメンにかけて食べる、ということをしていました。なので、私もそれをマネしてやってみた上で食べてみました。七味とコショウの組み合わせ、これはやってみたら案外イケます! 七味の辛さとコショウの辛さは、みそスープには両方合うものなのです。スパイシーみそスープとなって、味が引き立ちます。
 ちなみに、上記『バクチごはん』では、ラーメンに七味とコショウ両方入れるひなこを見た人が「両方かけちゃうの!?」と驚きを見せる場面があるのですが、よくよく考えてみれば、どちらもスパイスなのですから、いっしょにしても何ら問題はないのですよね。

 というわけで、今回もまたレースにシビれ、エンジン音に震え、いろいろな食べ物を味わえた至高のひとときを過ごしたのでした。さて、次に川口へ行くのはいつのことになるでしょうか。


(おまけ)
 川口市内のとある場所で、こんなポスターが貼られていました。
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 埼玉県警、いったい何が狙いですか?

2017-05-07

川口オートレース場、3度目の訪問・前編

 2017年5月3日、私は埼玉県川口市にある川口オートレース場へと行ってまいりました。2014年オールスター・オートレース開催時以来実に3年ぶり、3度目の訪問となります。
 この日開催されたのは、前回と同じくSGオールスター・オートレース。最終日で優勝戦がおこなわれます。

 今回はJR西川口駅から連絡バスを使って行くルートで。このルートだと、正門ではなく北門に到着します。
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 川口訪問記のたびに書きますが、川口オートレース場は場内の写真撮影が禁止されていますので、場内の写真は一切ありません。あしからず。

 3年ぶりにやってきた聖地・川口。その3年の間に近場の船橋は廃止となり、かつての船橋所属の選手の多くはここ川口へと移っていきました。
 今回川口の様子をこの目で見て「ここ川口はしばらく安泰だな」と確信しました。SG開催ということもありましたが、入場者がけっこう多く、何より家族連れがかなり多く見られたからです。以前も書きましたが、ここ川口オートレース場は「たたら祭り」のときのメイン会場となり、また走路の内側が交通公園となっていて交通安全教育がここでされます。いわば川口の人たちにとってはオートレースは川口の象徴で、街に溶け込んでいるといえます。オートレースの街として公営の娯楽施設を大切にしている姿勢がうかがえます。

 さて、川口に来たのもひさびさならば、オートレースのあの独特のエンジン音を生で聞くのもひさびさ。場内をも揺らすほどに響くエンジン音は、耳ではなく体全体で感じる音。これです! 「体全体で感じる」これがオートレースを生で見るときの醍醐味といえます。これを感じられただけでも、川口まで行った甲斐があるというものです。

 レースは滞りなく進んでいって、いよいよ最終12R、オールスター・オートレース優勝戦がおこなわれようとしています。出場選手は次のとおり(敬称略)。

 高橋貢
 永井大介
 松尾啓史
 新井惠匠
 青山周平
 佐藤貴也
 荒尾聡
 鈴木圭一郎

 鈴木選手は今回優勝したら、SG4連続優勝という、前人未到の偉業を達成できます。枠番選択制だったにもかかわらず、あえて大外を選んだ鈴木選手。よほどの自信があるようです。
 そして発走。スタートから先頭に出たのは青山選手。2番手の高橋選手が一時は先頭を奪いますが、すぐに青山選手が巻き返し。その間に鈴木選手は大外から飛ばしていって先頭に近づきます。すると後方から松尾選手が一気に出てきて攻めていき先頭集団に加わります。一時期松尾選手が先頭を奪いそうになりましたが、青山選手は粘ります。レース終盤では青山・松尾・鈴木の3選手がつばぜり合いを繰り広げる展開に。そこから飛び出したのは鈴木選手でした。青山選手の狭い内側を果敢に攻めて、見事に差し切り先頭に立ちそのままチェッカーフラッグ。鈴木選手、SG4連続優勝を達成しました。
 これだけの偉業を成し遂げた鈴木圭一郎選手は、まだ23歳の若武者。これからもっともっと力をつけて、ゆくゆくはオートレースを代表する選手となるのは間違いないでしょう。いやもう本当に怪物です。
 鈴木選手、これほどの選手なのにメディアではあまり大々的に取り上げられないのが非常に残念です。顔もけっこう精悍で実力とルックスを兼ね備えている選手なので、女性向け雑誌が「公営競技のイケメン特集」なんてのを組んだなら、たちまち人気者となるのではないかと思うのですが、いかがでしょう。
 ただオートレースには森且行選手という、ネームバリューではとてもかなわない方がいるのですよねえ……

(後編へ続く)

2016-03-27

さらば船橋オートレース場・5

 船橋オート最後のレース、特別GI共同通信社杯プレミアムカップ12R優勝戦。投票締め切りの合図音が聞こえると、
「ああ、ついに最後のレースが始まるのだな」
 と、胸に熱いものがこみ上げてきました。
 観客の大歓声の中、12Rがスタート! 最初先頭に立ったのは、地元船橋の青山周平選手。それに続くのは同じく船橋の永井大介選手。序盤からこのふたりのつばぜり合いとなりました。
 2周目、永井選手が先頭の青山選手をとらえます。ぐんぐん迫ってきて永井選手が内から差して先頭を奪いました。その後もこのふたりの先頭争いは続き、青山選手が抜き返しそうになる場面もありましたが、永井選手はなおも先頭を死守。激しいデッドヒートが繰り広げられました。
 8周回の熱き戦いで勝利をおさめたのは永井大介選手。船橋の選手会長を務め船橋を引っ張ってきて、廃止反対署名集めにも奔走した永井選手。まさに船橋の最後を飾るにふさわしい人が、船橋最後の優勝者となりました。(念のために書きますが、他の選手がふさわしくないというわけではないですよ)
 1万人を超える大観衆の前で、永井選手のウイニングラン。盛大な声援が飛び交うのを聞くと、永井選手は多くの船橋のファンから愛されていたのだなと、あらためて思うのでした。そしてこのウイニングランをもって、ここ船橋の地から独特のエンジン音が聞こえることは、もうなくなるのでした。

 私はこのレース、見事車券的中しました。この日のうちに大阪へ戻らなければならないので、私は払い戻しの列へと並びました。長蛇の列の中で、
「ああ、今日船橋へ見に行って本当によかった、このような興奮と感動を起こす素晴らしいレースを目にできて、私は幸せいっぱいだ」
 と喜びをかみしめる思いでした。
 すると観客から激しく「帰れ! 帰れ!」のヤジが発せられているのが聞こえました。確か今は表彰式をしているはず、いったい何があったのだ?と思いながら列に並び続け、ようやく払い戻しを終えると、私は再び走路のほうへと行きました。
 観客の帰れコールの原因は、おのずとわかりました。走路内の表彰式会場に、森田健作千葉県知事と松戸船橋市長が来ていたからでした。両者とも船橋オートの廃止を最終的に決定した張本人。そりゃ観客にとってはいい気がしないというものです。どの面下げてこの場に来られるのか、という思いの人たちがほとんどだったでしょう。
 森田知事は永井選手に賞状・賞金の授与をしていましたが、永井選手は終始ムッとした様子。握手も拒否して、決してナアナアの態度を見せなかった永井選手は、船橋の選手としての筋を通しました。

 このあと終了後イベントとして、走路の開放がおこなわれるとのことでしたが、あいにく私はもう大阪へ戻らなければならない時間となっていましたので、これには参加できませんでした。それでも最後に興奮と感動を与えてくれましたから、私はそれだけでも満足でした。
 ↓船橋オート最後の日の出走表・予想紙・車券。これらは記念品となりました。
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 ↓全レース終了後のスタンド外観。かすかに夕暮れが差して、どことなく寂しげな雰囲気。
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 2016年3月21日、65年の歴史を紡いでいった船橋オートレース場は、この日永遠の眠りにつきました。
 さらば船橋オートレース場。僕は君を忘れない――


2016-03-26

さらば船橋オートレース場・4

 2016年3月21日の船橋オートレース場では、12のレースすべてにタイトルがつけられていました。

 1R:最強船橋従事員
 2R:祝・大我外語大合格
 3R:祝・結婚菜香さん
 4R:さらば、船橋。永遠なれ
 5R:青春・・船橋万歳
 6R:この想いはずっと宝物
 7R:飯塚将光私の青春でした
 8R:さらば青春の思い出
 9R:切なくて・・涙
 10R:ありがとうを伝えたくて
 11R:全国に羽ばたけ最強船橋
 12R:THE FINAL

 これら事前に公募して決められたタイトルなのですが、やはりというべきか、船橋オートの最後を思わせるタイトルで占められました。

 この日が船橋最後の開催ということで、各レースの後にはいつもと違った演出が。それは「ファイナルラン」です。
 ファイナルランとは、各レース後に出場選手たちがヘルメットを脱いで、客に顔を見せて走路を走るというものです。今回出場している選手たちは全員、船橋で走るのがこれで最後となりますから、選手たちの思い出作りという側面もあります。
 ファイナルランのうち、船橋所属の早船歩選手と池田政和選手は、競走車から降りて走路上で観客たちにあいさつの言葉を送っていました。早船選手も池田選手も、感極まって涙ぐみながらのあいさつとなっていました。自分たちがホームとして慣れ親しんできたこの船橋の地がなくなってしまうのですから、それも無理ないことです。

 そうこうしているうちに、レースはとうとう12R優勝戦、つまり船橋本場開催最後のレースを迎えることとなりました。あらためて、出場メンバーは次のとおり。(敬称略)

 青山周平
 木村武之
 永井大介
 中村雅人
 鈴木圭一郎
 西原智昭
 東小野正道
 荒尾聡

 8人中5人が船橋所属の選手(青山・永井・中村・鈴木・西原の各選手)という顔ぶれとなりました。船橋勢はきっとこのレースで意地を見せるに違いない、私はそう思いました。
 で、買ったのは↓これ。
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 地元永井選手の優勝を確信して、2着3着ともすべて船橋勢に賭けました。
 もしこれが的中したならば、12Rの車券が記念車券として残らなくなってしまいます。なので私はもうひとつ、鈴木圭一郎選手の単勝を100円買いました。
 鈴木選手は試走タイムが3.25と、8人中最高でした。加えてこのごろ台頭しだしている若手選手ということもあり、あわよくばトップに出るのではないかとの期待、および今後オートレースを支えていく存在となるであろう期待を込めて、鈴木選手を買った次第です。

 多くの客が詰めかけた船橋オートレース場、いよいよ文字通りの「ファイナル」が始まろうとしています!!

(続く。次で終わり)

2016-03-25

さらば船橋オートレース場・3

 船橋オートが廃止になるということで、レース場内にはメモリアルといえる展示物も見られました。
 まず↓これは、海側スタンド1階にあった、船橋オートの年表。
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 船橋オート65年の歴史がここに記されていました。当然のごとく、年表のいちばん左端には「2016年3月21日 船橋オートレース場廃止」と書かれていました。65年の間数々のドラマを演出してきたこの場所は、もうすぐ終わりを告げようとしているのです。

 海側スタンド2階には、↓こういった展示が。
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 これはオートレース雑誌「オートレースマガジン」の、刊行されたすべての表紙が一挙展示されたものです。
 オートレースマガジンは1979年8月号が創刊号。2010年6月号で休刊となりました。21年間、251回刊行されたわけです。
 ↓こちらが創刊号の表紙。
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 そして、↓こちらが最終号の表紙。
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 まあこの雑誌、かつての関西のようなオートレースに縁のない地域では販売されていませんでしたから、知名度は低かったでしょうね。

 また休憩所「WITH」内では、↓こういったファンが自らの思いを書き込む横断幕がありました。
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 この中には、千葉県知事や船橋市長に対する怒りの言葉も散見されました。両者とも最終的に船橋オートの廃止を決めた張本人ですから、それを書き込みたくなるのも無理はないですね。

 あとメモリアルといえば、この地に記念碑、当然設立しますよね? 船橋オートレース場はこのあと取り壊され消滅する運命です。それならば当然「ここに船橋オートレース場があった」ことの旨が書かれた記念碑、設立しますよね?
 設立しないなど言語道断ですが、するにしても65年の歴史があったのですから、少なくとも年表と船橋オートレース場全景写真もしくはレリーフぐらいはあってほしいものです。

(続く)

2016-03-24

さらば船橋オートレース場・2

 船橋オートレース場最後の日は多くの客が詰めかけていて、にぎわいを見せていました。
 まだ正午にもならない時間だというのに、これだけ客が多く来ているとなると、午後になればもっと多くなるであろうことは想像に難くありません。ということは、場内の食べ物売店にもこれから客が群がってくるであろうことも容易に想像できるというものです。
 そういうわけで、私は早いうちに船橋オート場内の食べ物を求めに行くのでした。来てみれば、案の定売店にはすでに行列ができていました。それでも私はその列に並び、次の品をいただいたのでした。

 ↓「東西売店」の、あんかけ焼きそば。
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 カレー風味あんかけのソース焼きそばです。写真ではあんかけしか見えませんが、下に焼きそばはあります。

 ↓「田久保売店」の、もつ焼き。シロ(鶏皮)・タン・ハツ。
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 ここで売られていたもつ焼きは、シロ・タン・ハツ・レバー・ナンコツの5種類。売店からは、もつを焼く煙がもうもうと立っていて、匂いにつられてしまいました。

 ↓同じく田久保売店の、煮込み。
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 これぞ公営競技場のソウルフード! これを白飯にかけた煮込み丼もありますが、どちらかというと私は煮込みだけ単体で食べるほうが好みです。
 これらいずれも、船橋オートの名物と謳われた食べ物です。当日は両店とも大賑わいを見せていて、店員さんも相当忙しそうな様子でした。しかしもう、その賑わいが来ることはありません。これが船橋最後の日なので、これらの食べ物をここで口にできることも、もうないのです。
 私は普段ならこれらを貪り食うようにいただくのですが、この日は船橋最後の日ということで、これらの品をありがたく味わわせていただきました。ごちそうさまでした。

 ……と、いつもはレース場訪問記の最後に書くはずの場内食べ物紹介を、今回はこの時点でやりました。
 それはなぜかといいますと、今回に限っては食べ物よりももっと、最後に書くべきことがあるからです。何度もしつこく書くようですが、この日は船橋最後の本場開催。となると、走路でおこなわれるレースのほうがメインディッシュです。もうこの日限りでレースがおこなわれることはないのですから、レースのことおよびその終わりについてのことこそ最後に書くにふさわしい。そう考えたゆえです。
 食い意地の張った私でも、たまにはこのように考えることがあるのです。

(続く)

2016-03-23

さらば船橋オートレース場・1

 2016年3月21日、私は千葉県船橋市にあった船橋オートレース場へと行ってまいりました。もう現在では「船橋市に“ある”」ではなく「船橋市に“あった”」と書かなければなりません。船橋オートは2016年3月21日をもって本場開催を終え、この日で実質廃止となったからです。
 その船橋では3月17日~3月21日に特別GIプレミアムカップを開催。これが船橋最後の本場開催です。最後の日となる3月21日に船橋の最後を見届けたい思いが日に日に募っていき、私は思い切って現地船橋まで行ってしまいました。
 はたから見れば「葬式鉄」のような行動かもしれません。でも私はどうしても船橋の終わりをこの目で生で見たい、そんな感情の高ぶりを抑えずにいられなかったのです。ゆえに朝早く新幹線に乗り船橋まで向かった次第です。

 前回の訪問時と同様に、東京駅から長い距離を歩かされ京葉線ホームまで行き、京葉線の電車に乗って南船橋駅まで。そこから歩いて船橋オートレース場へと行きます。
 南船橋駅南口を出れば、↓この標識が。
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 これはいずれ、撤去される運命なのでしょう。なので写真に収めておきました。
 標識に従い歩いていけば↓このアーチが。
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 これもいつか消えてしまうのでしょう。
 
 この日の船橋オート、やはりというべきか午前中から客が多めに来ているようでした。おそらくは船橋廃止のニュースを聞いて、それで廃止前に一度だけ行ってみようと考える人が多くいるからではないかと推察しました。つまり最初で最後の訪問の客が多くいる、と。
 それはさておき、私の場合は2年半ぶり2度目の訪問となる船橋オート。しかし今回は前回とは性格をまったく異にする訪問です。なにせ前回の訪問時は、この船橋オートが廃止となるなど微塵も思っておらず、今後も安泰だなとの思いでいたのですから。その船橋オートが廃止となるという現実。今回はそれを踏まえての訪問です。

 ひさびさに入場した船橋オートレース場、走路そばへと出れば、周辺にいくつかマンションが建っているのが見えます。
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 もちろん先にあったのはオートレース場のほうで、マンションはあとから建てられました。
 エンジンの騒音が響くこの場所の近くにマンションを建てた理由が見えないのですが、想像するに「ここはオートレースの騒音がうるさい場所ですが、その分安い」と不動産業者が売り出したのでしょう。こう言われれば買う側は「騒音なら少しぐらい我慢すればいいか。安いし」と思うこと必至です。しかしいざ入居してみれば、やはり騒音が気になってしまう。そう考えるマンション住民の圧力も船橋オート廃止の一因となったのではないか、そう感じました。
 でも、マンション住民の皆さんはもうこれから騒音に悩まされることはなくなります。それを受けて4月になると住民はこんなことを思うのでしょう。
「今まで騒音がうるさかったけど、いざ船橋オートが廃止になりエンジン音が聞こえなくなると寂しい」
 その場その場で都合のよい考え方をする、人間とはそういうものなのですよ。

(続く)

プロフィール

エビフライ飯

Author:エビフライ飯
大阪府在住。男性。
発達障害の一種、高機能自閉症を抱える人間。
公営競技・野球・サッカーなどのスタジアムという空間が好きな自分です。
ファジアーノ岡山の本拠地・シティライトスタジアムに時々出没しています。



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