少女とクリニカ・6
2023-11-23
(画像提供:イラストAC https://www.ac-illust.com/ 画像クリックで拡大画像が出ます)
今回は、この少女の画像を使ってハミガキ広告風画像を作成していきます、が……

私がこれに多少手を加えまして、クリニカのチューブを持つ姿に変えてみました。これでより画像が引き立つことでしょう。

時代を1990年代前半と想定して、クリニカ広告風画像をいろいろと。






↓歯みがき呼びかけの画像にも応用できます。

次は少女だけでなく、少年も加えてふたり出演の画像。

11月8日の「いい歯の日」呼びかけにも使えます。

歯科衛生士と共演させてみます。


歯科衛生士や歯科医師を画像に挿入すると、口腔衛生呼びかけの色彩が強まります。
これら画像は1992年ごろを想定しています。1992年は歯科衛生士試験が全国統一試験となった年です。それまで歯科衛生士試験は都道府県別でおこなわれていたのです。当時は歯科衛生士学校の修業年限が2年で、なれるのは女性のみでした。
(現在は3年、大学の口腔保健学部の場合は4年。男性でも可となっている)
雑誌広告風のものを、いろいろと。




今度は新聞広告を想像して。

こんな感じで新聞の下部に掲載されると想像しました。

全面広告だと、こうなるでしょうか。

ちなみに「歯垢を分解する酵素が入っているハミガキは、クリニカだけ」という宣伝文句は、1990年代のクリニカCMでよく謳われていたものです。そしてその状況は今でも変わらず、現在でも「クリニカPRO」が「日本で唯一、歯垢を分解する酵素配合」と宣伝されています。歴史が巡り巡ったことになりますね。
今回は、この少女の画像を使ってハミガキ広告風画像を作成していきます、が……

私がこれに多少手を加えまして、クリニカのチューブを持つ姿に変えてみました。これでより画像が引き立つことでしょう。

時代を1990年代前半と想定して、クリニカ広告風画像をいろいろと。












↓歯みがき呼びかけの画像にも応用できます。

次は少女だけでなく、少年も加えてふたり出演の画像。


11月8日の「いい歯の日」呼びかけにも使えます。


歯科衛生士と共演させてみます。




歯科衛生士や歯科医師を画像に挿入すると、口腔衛生呼びかけの色彩が強まります。
これら画像は1992年ごろを想定しています。1992年は歯科衛生士試験が全国統一試験となった年です。それまで歯科衛生士試験は都道府県別でおこなわれていたのです。当時は歯科衛生士学校の修業年限が2年で、なれるのは女性のみでした。
(現在は3年、大学の口腔保健学部の場合は4年。男性でも可となっている)
雑誌広告風のものを、いろいろと。











今度は新聞広告を想像して。


こんな感じで新聞の下部に掲載されると想像しました。

全面広告だと、こうなるでしょうか。

ちなみに「歯垢を分解する酵素が入っているハミガキは、クリニカだけ」という宣伝文句は、1990年代のクリニカCMでよく謳われていたものです。そしてその状況は今でも変わらず、現在でも「クリニカPRO」が「日本で唯一、歯垢を分解する酵素配合」と宣伝されています。歴史が巡り巡ったことになりますね。
少女とクリニカ・5
2023-10-28
(画像提供:イラストAC https://www.ac-illust.com/ 画像クリックで拡大画像が出ます)
イラストACで見つけた、頬を押さえて泣いている少女のイラスト。

ムシ歯になって泣いている様子に見えましたので、今回はこの少女イラストを使って、いろいろと画像を作成してまいります。
まずは雑誌広告風に。1980年代前半の「クリニカ」広告を想像しました。ムシ歯に冒された歯のイラストを添えれば、視覚に訴える効果はより強いものとなるでしょう。

1980年代前半、この頃はまだ子どものほとんどにムシ歯があった時代。それに合わせる格好で、当時のクリニカを絡めたものとしました。ムシ歯で泣く子を少しでも減らそうとの呼びかけを兼ねて。
なお、このムシ歯イラストは「C3のムシ歯」 神経まで穴が到達して激痛が走る、かなり進行したムシ歯です。
それでは、この「ムシ歯少女」で、さらに広告風画像を作っていきましょう。


歯みがきしていても、ムシ歯になってしまう。そういう人はいます。ただなんとなく歯を磨いているだけでは、十分な予防とはならないのです。そんなムシ歯になりやすい人に、クリニカ。

次は背景に歯科医院の機械、エアタービンの画像を組み込んでみます。

おそらく歯科医院で最も恐れられ忌み嫌われているであろうエアタービン。そのアップ画像だけでも、歯科治療に対する恐怖を感じさせる効果があるときています。これを4コマでCMのような流れにしていきます。


では今度は、歯科医院診療室を背景にしてみます。ちなみに「クリニカ」はスペイン語で「診療所・診療室」の意味なのですよね。

これもまた、歯科治療に対する不安がにじみ出る効果ありです。そしてこれも4コマCM風に。


そういえば、昔ライオン(株)が歯の衛生週間(現・歯と口の健康週間)の時期に放映するクリニカのCMは、歯科医院での治療に対する不安・恐怖を前面に出したものが多かったですね。そういうのも想像して作成しました。
ムシ歯は一度なってしまうと、もう元には戻りません。大人でも歯グキが下がって現れる根面にムシ歯ができやすいといいますから、何歳になってもムシ歯予防は大切です!
イラストACで見つけた、頬を押さえて泣いている少女のイラスト。

ムシ歯になって泣いている様子に見えましたので、今回はこの少女イラストを使って、いろいろと画像を作成してまいります。
まずは雑誌広告風に。1980年代前半の「クリニカ」広告を想像しました。ムシ歯に冒された歯のイラストを添えれば、視覚に訴える効果はより強いものとなるでしょう。



1980年代前半、この頃はまだ子どものほとんどにムシ歯があった時代。それに合わせる格好で、当時のクリニカを絡めたものとしました。ムシ歯で泣く子を少しでも減らそうとの呼びかけを兼ねて。
なお、このムシ歯イラストは「C3のムシ歯」 神経まで穴が到達して激痛が走る、かなり進行したムシ歯です。
それでは、この「ムシ歯少女」で、さらに広告風画像を作っていきましょう。




歯みがきしていても、ムシ歯になってしまう。そういう人はいます。ただなんとなく歯を磨いているだけでは、十分な予防とはならないのです。そんなムシ歯になりやすい人に、クリニカ。


次は背景に歯科医院の機械、エアタービンの画像を組み込んでみます。

おそらく歯科医院で最も恐れられ忌み嫌われているであろうエアタービン。そのアップ画像だけでも、歯科治療に対する恐怖を感じさせる効果があるときています。これを4コマでCMのような流れにしていきます。




では今度は、歯科医院診療室を背景にしてみます。ちなみに「クリニカ」はスペイン語で「診療所・診療室」の意味なのですよね。

これもまた、歯科治療に対する不安がにじみ出る効果ありです。そしてこれも4コマCM風に。




そういえば、昔ライオン(株)が歯の衛生週間(現・歯と口の健康週間)の時期に放映するクリニカのCMは、歯科医院での治療に対する不安・恐怖を前面に出したものが多かったですね。そういうのも想像して作成しました。
ムシ歯は一度なってしまうと、もう元には戻りません。大人でも歯グキが下がって現れる根面にムシ歯ができやすいといいますから、何歳になってもムシ歯予防は大切です!
少女とクリニカ・4
2023-10-26
私がハミガキ広告風画像を作成する際、挿入するイラストを拝借させていただいているサイト、イラストAC。
https://www.ac-illust.com/
そのイラストACにてイラストを提供している方のひとり、はるる缶さんはサイトにオリジナルキャラの「えーちゃん&しーちゃん」をフリー素材としてお上げになっています。(画像クリックで拡大画像が出ます)
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=23645871

左側の黒髪でやせ型の子が「えーちゃん」で、右側の茶髪で胸の大きい子が「しーちゃん」です。はるる缶さんは上げるイラストにストーリー性を持たせることもされており、イラストを追って楽しむこともできます。(表示順を「新着順」にして、終わりのほうから見ていってください)
私もはるる缶さん作の「えーちゃんが歯みがきをする」イラストをこれまで何度か使わせていただきました。そして先日「しーちゃんが歯みがきをする」イラストも上がりまして、これでふたりそろったということで、すぐさまダウンロードしました。

歯みがき少女ふたりときたなら、これはハミガキ広告風画像を作成するしかないでしょう。そういうわけで、えーちゃん&しーちゃんに「クリニカ」を絡めていきます。
1990年代雑誌広告を想像して。

次は横長タイプを。



朝バージョンと夜バージョン、2通りを。


広告なしの歯みがき呼びかけ画像も作成してみました。こちらも朝・夜2通りを。

歯みがきは毎日、朝起きてすぐと夜寝る前にやるのがよいそうなので、それにならいこれら画像を作成した次第です。
そして……このしーちゃんの満面の笑みを見ると「クリニカで笑顔ニカッ!」のフレーズがピッタリ合うのではないかと思い、やってみると……

おお、案の定ピッタリです!
https://www.ac-illust.com/
そのイラストACにてイラストを提供している方のひとり、はるる缶さんはサイトにオリジナルキャラの「えーちゃん&しーちゃん」をフリー素材としてお上げになっています。(画像クリックで拡大画像が出ます)
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=23645871

左側の黒髪でやせ型の子が「えーちゃん」で、右側の茶髪で胸の大きい子が「しーちゃん」です。はるる缶さんは上げるイラストにストーリー性を持たせることもされており、イラストを追って楽しむこともできます。(表示順を「新着順」にして、終わりのほうから見ていってください)
私もはるる缶さん作の「えーちゃんが歯みがきをする」イラストをこれまで何度か使わせていただきました。そして先日「しーちゃんが歯みがきをする」イラストも上がりまして、これでふたりそろったということで、すぐさまダウンロードしました。

歯みがき少女ふたりときたなら、これはハミガキ広告風画像を作成するしかないでしょう。そういうわけで、えーちゃん&しーちゃんに「クリニカ」を絡めていきます。
1990年代雑誌広告を想像して。



次は横長タイプを。






朝バージョンと夜バージョン、2通りを。




広告なしの歯みがき呼びかけ画像も作成してみました。こちらも朝・夜2通りを。


歯みがきは毎日、朝起きてすぐと夜寝る前にやるのがよいそうなので、それにならいこれら画像を作成した次第です。
そして……このしーちゃんの満面の笑みを見ると「クリニカで笑顔ニカッ!」のフレーズがピッタリ合うのではないかと思い、やってみると……


おお、案の定ピッタリです!
少女とクリニカ・3
2023-10-10
(画像提供:イラストAC https://www.ac-illust.com/ 画像クリックで拡大画像が出ます)
1980年代前半「当時いかにもありそうに見える」雑誌広告のようなもの。

このように雑誌のグラビア等に挿入されていたと想像。まぶしい白い歯を見せた笑顔の画には、ハミガキ広告がよく似合います。

さらに、これは全面広告にもできてしまいます。

これより時を進めて、今度は1990年代初め頃「当時いかにもありそうに見える」雑誌広告のようなものです。これも雑誌に広告が挿入されていると想像して、画像を作成しました。


これもまた全面広告にすることができます。

これを歯の定期健診受診呼びかけポスターに転化すると、こうなりました。

日本歯科医師会は、こういうポスターで定期健診を呼びかけるといいのではないか、などと思ってしまいました。
ではこの少女の画像で、クリニカ広告風画像をいろいろ作ってみるとします。


お気づきでしょうか。これら4枚を連続して見ると、セリフが一連のメッセージとなっていることに。
さらに続きます。こちらは先ほどの画像とはつながりがありませんが。




皆さんも毎日しっかりと歯をみがいて歯垢を落とし、歯の健康を保ちましょう!
1980年代前半「当時いかにもありそうに見える」雑誌広告のようなもの。

このように雑誌のグラビア等に挿入されていたと想像。まぶしい白い歯を見せた笑顔の画には、ハミガキ広告がよく似合います。

さらに、これは全面広告にもできてしまいます。

これより時を進めて、今度は1990年代初め頃「当時いかにもありそうに見える」雑誌広告のようなものです。これも雑誌に広告が挿入されていると想像して、画像を作成しました。


これもまた全面広告にすることができます。

これを歯の定期健診受診呼びかけポスターに転化すると、こうなりました。

日本歯科医師会は、こういうポスターで定期健診を呼びかけるといいのではないか、などと思ってしまいました。
ではこの少女の画像で、クリニカ広告風画像をいろいろ作ってみるとします。




お気づきでしょうか。これら4枚を連続して見ると、セリフが一連のメッセージとなっていることに。
さらに続きます。こちらは先ほどの画像とはつながりがありませんが。








皆さんも毎日しっかりと歯をみがいて歯垢を落とし、歯の健康を保ちましょう!
少女とクリニカ・2
2023-10-09
(画像提供:イラストAC https://www.ac-illust.com/ 画像クリックで拡大画像が出ます)
今回は、イラスト提供サイトから↓この少女を使わせていただき、ハミガキ広告風画像を作っていきます。

1980年代前半の「クリニカ」の広告を想像した画です。



その当時、クリニカはテレビCMも放映されていて、宣伝文句として印象的なフレーズがありました。そのCMフレーズを含めての画像です。


「歯垢、落ちたかな?」「酵素でムシ歯無し、ね!」「さあ、歯垢を落としましょ。ムシ歯になったら、自分が痛いのよ」
これら、当時テレビCMで流れていたフレーズです。
また、発売初期にはCMで歯垢を「歯にからみつくクサリ」に形容していて、これは見る側に強烈な印象を与えたと思われます。

そして、広告なしの歯みがき呼びかけポスターにも転用できます。

雑誌広告風に。





↓こちらは当時のクリニカの箱に書かれていた商品説明を書き起こしたものです。

昔も今も、毎日の歯みがきで歯垢を落とすことが重要なのは、変わりありません!
今回は、イラスト提供サイトから↓この少女を使わせていただき、ハミガキ広告風画像を作っていきます。

1980年代前半の「クリニカ」の広告を想像した画です。






その当時、クリニカはテレビCMも放映されていて、宣伝文句として印象的なフレーズがありました。そのCMフレーズを含めての画像です。



「歯垢、落ちたかな?」「酵素でムシ歯無し、ね!」「さあ、歯垢を落としましょ。ムシ歯になったら、自分が痛いのよ」
これら、当時テレビCMで流れていたフレーズです。
また、発売初期にはCMで歯垢を「歯にからみつくクサリ」に形容していて、これは見る側に強烈な印象を与えたと思われます。


そして、広告なしの歯みがき呼びかけポスターにも転用できます。


雑誌広告風に。













↓こちらは当時のクリニカの箱に書かれていた商品説明を書き起こしたものです。

昔も今も、毎日の歯みがきで歯垢を落とすことが重要なのは、変わりありません!
少女とクリニカ・1
2023-10-08
一度「終わりにする」はずでしたが、突発的にやることにしました。ハミガキ広告風画像ギャラリー。
(画像提供:イラストAC https://www.ac-illust.com/ 画像クリックで拡大画像が出ます)
今回はこの少女たちを使って、いろいろと作ってみようと思います。

1980年代~90年代の10代女子向け雑誌に掲載されていそうな広告を想像したものです。








歯みがき呼びかけのポスター風にしてみると。


こういった「少女とクリニカ」の画像、実は他にもいろいろと作ってみました。それらをまた続けてここに上げていきます。
(画像提供:イラストAC https://www.ac-illust.com/ 画像クリックで拡大画像が出ます)
今回はこの少女たちを使って、いろいろと作ってみようと思います。

1980年代~90年代の10代女子向け雑誌に掲載されていそうな広告を想像したものです。

















歯みがき呼びかけのポスター風にしてみると。



こういった「少女とクリニカ」の画像、実は他にもいろいろと作ってみました。それらをまた続けてここに上げていきます。
画像で見る、1980年代&1990年代ハミガキ物語
2023-08-07
前回の記事 http://ebifuraihan.blog40.fc2.com/blog-entry-1252.html の続きです。
(画像提供:イラストAC https://www.ac-illust.com/ 画像クリックで拡大画像が出ます)
1981年、ライオン(株)は「酵素で歯垢を分解する」ハミガキ「クリニカ」を発売しました。

1982年、当時のこどもがクリニカで歯をみがく様子を雑誌広告風に。ミントの刺激ひかえめ香味のクリニカは、小学生でも使いやすいハミガキでした。


1985年、「クリニカDFC」と名称変更し、酵素デキストラナーゼ・フッ素(モノフルオルリン酸ナトリウム)・殺菌剤グルコン酸クロルヘキシジン、3つの薬用成分でムシ歯を予防するのが特長のハミガキと売り出されました。このときにキャップがネジ式からワンタッチ式に変わりました。

1989年、DFCの文字は小さめになり、再び「クリニカ」として姿を少し変えての登場。

クリニカの初登場から10年余りが過ぎた1992年、10年前にクリニカを使っていたこどもたちは……


10年たっても変わらずクリニカを使い続けていたのでした。以上、物語仕立てでクリニカ初期の変遷をつづりました。
クリニカといえば、なんといっても歯垢を分解する酵素を売りとしているハミガキです。それは現在のクリニカシリーズにも当てはまります(もっとも、現在単に「クリニカ」の名のものには、酵素の代わりに歯垢分散成分が配合されていますが)。
最近新しく発売された「クリニカPRO」は、CMで「日本で唯一の歯垢を分解・除去する成分『酵素』を配合したハミガキ」と仰々しく宣伝しています。ですがこの酵素(デキストラナーゼ)自体は、とうの昔1981年に登場しているものでして、今さら騒ぐほどのことではないのですね。
また「日本唯一」というのも理由があります。実はライオン(株)は「歯磨へのデキストラナーゼの安定配合」で特許を取得しているのです。だから他社がマネできず、必然的に「日本唯一」となるのです。もちろんこの特許は初代発売の1981年に取得したもので、それ以来ずっと「酵素入りのハミガキはクリニカだけ」という状況です。実際、1990年代初めのクリニカの広告では、その点を強調した宣伝文句が謳われていました。(注:下の画像はともにフィクション広告です。念のため)

こうしたクリニカの歴史を交えた読み物を、私は書きました。お暇ならご一読どうぞ。
クリニカ・メモリーズ 前編 (読むには画像をクリック!)

クリニカ・メモリーズ 後編 (読むには画像をクリック!)

(画像提供:イラストAC https://www.ac-illust.com/ 画像クリックで拡大画像が出ます)
1981年、ライオン(株)は「酵素で歯垢を分解する」ハミガキ「クリニカ」を発売しました。

1982年、当時のこどもがクリニカで歯をみがく様子を雑誌広告風に。ミントの刺激ひかえめ香味のクリニカは、小学生でも使いやすいハミガキでした。



1985年、「クリニカDFC」と名称変更し、酵素デキストラナーゼ・フッ素(モノフルオルリン酸ナトリウム)・殺菌剤グルコン酸クロルヘキシジン、3つの薬用成分でムシ歯を予防するのが特長のハミガキと売り出されました。このときにキャップがネジ式からワンタッチ式に変わりました。

1989年、DFCの文字は小さめになり、再び「クリニカ」として姿を少し変えての登場。

クリニカの初登場から10年余りが過ぎた1992年、10年前にクリニカを使っていたこどもたちは……



10年たっても変わらずクリニカを使い続けていたのでした。以上、物語仕立てでクリニカ初期の変遷をつづりました。
クリニカといえば、なんといっても歯垢を分解する酵素を売りとしているハミガキです。それは現在のクリニカシリーズにも当てはまります(もっとも、現在単に「クリニカ」の名のものには、酵素の代わりに歯垢分散成分が配合されていますが)。
最近新しく発売された「クリニカPRO」は、CMで「日本で唯一の歯垢を分解・除去する成分『酵素』を配合したハミガキ」と仰々しく宣伝しています。ですがこの酵素(デキストラナーゼ)自体は、とうの昔1981年に登場しているものでして、今さら騒ぐほどのことではないのですね。
また「日本唯一」というのも理由があります。実はライオン(株)は「歯磨へのデキストラナーゼの安定配合」で特許を取得しているのです。だから他社がマネできず、必然的に「日本唯一」となるのです。もちろんこの特許は初代発売の1981年に取得したもので、それ以来ずっと「酵素入りのハミガキはクリニカだけ」という状況です。実際、1990年代初めのクリニカの広告では、その点を強調した宣伝文句が謳われていました。(注:下の画像はともにフィクション広告です。念のため)


こうしたクリニカの歴史を交えた読み物を、私は書きました。お暇ならご一読どうぞ。
クリニカ・メモリーズ 前編 (読むには画像をクリック!)

クリニカ・メモリーズ 後編 (読むには画像をクリック!)

画像で見る、1980年代ハミガキ物語
2023-08-06
以前、 http://ebifuraihan.blog40.fc2.com/blog-entry-1248.html の記事にて「ハミガキ広告風画像の記事は、これで終了」と書きましたが、その後も私はちょくちょくハミガキ画像を作成していました。その画像をこのブログに掲載しないかわり、ツイッター(現・X)に上げることはしていました。
しかし、ここにきてXがログインしないと閲覧できない仕様となったために、Xに登録していない人でも見られるようにせざるを得ない状況となりました。それゆえに、一度「終了」とまで書いたハミガキ画像の記事を復活させることにしました。「今度こそ本当に終了」などと書いておきながら、お騒がせして申し訳ありません。ただ、復活とはいっても今後は突発的に、不定期に掲載をしていくつもりです。
(画像提供:イラストAC https://www.ac-illust.com/ 画像はクリックすると拡大画像が出ます)
私がここで幾度となく画像を作成してきた、ライオンのハミガキ「クリニカ」

1981年にこの初代クリニカが発売された当時「歯垢=細菌のかたまり汚れ」の存在を知り、恐ろしくなり気持ち悪くなって、よく歯をみがくようになったという人が少なからずいたことでしょう。

給食後に歯みがきを実施する小学校では、発売後にクリニカを持ってくる児童が続出したのではないでしょうか。「酵素で歯垢を分解」という目新しさにつられて。

このころ、こども用のフルーツ香味ハミガキからおとな用に移行した小学生の中には、クリニカに移行した子がきっといたはずです。

ハミガキをこども用からおとな用に変えて、少しだけオトナ気分になっていたあの日。クリニカの香味は刺激ひかえめのフルーティなペパーミント。初めておとな用を使うこどもでも、比較的みがきやすい香味です。当時はまだクリニカにこども用はなかったので、こどもも使うことを想定しての香味だったと思われます。
なお、この香味は現在では「クリニカ マイルドミント」に引き継がれています。

ハミガキが切れていて困っている子に、他の子が自分のハミガキを貸してあげる光景もよくありました。

小学校の児童の中には、いうことを聞かず歯みがきをサボる子もいたもので、そんな子には非難の目が向けられるのでした。

1980年代前半、ムシ歯予防のハミガキはクリニカだけではありませんでした。花王からは「コルゲート」、サンスターからは「デミュート」が、クリニカ発売以前から存在していました。ということは、当時小学校の歯みがき時間には、その3つが鉢合わせするという事態も十分あったというわけです。そして「わたしのハミガキ自慢大会」がおこなわれる、と。

1982年当時の小学校での給食後歯みがきの様子、そしてその画を基に日本歯磨工業会が歯みがき啓発キャンペーンをおこなったと空想したポスターを作成してみました。思い切り呉越同舟の画ですが、当時こういうのが本当にあったらどうだったろうか、などと妄想してしまいます。
何にせよ、1980年代のハミガキ業界は「クリニカ」登場が一番の衝撃だったことは確かです。これの発売によって「歯垢」の言葉が広まり、日本人の歯科衛生意識を変化させ、こどものムシ歯罹患率減少につながったといえるでしょう。
(おまけ)
↓こちら、初代クリニカの箱に記載されていた商品説明を書き起こしてみました。

しかし、ここにきてXがログインしないと閲覧できない仕様となったために、Xに登録していない人でも見られるようにせざるを得ない状況となりました。それゆえに、一度「終了」とまで書いたハミガキ画像の記事を復活させることにしました。「今度こそ本当に終了」などと書いておきながら、お騒がせして申し訳ありません。ただ、復活とはいっても今後は突発的に、不定期に掲載をしていくつもりです。
(画像提供:イラストAC https://www.ac-illust.com/ 画像はクリックすると拡大画像が出ます)
私がここで幾度となく画像を作成してきた、ライオンのハミガキ「クリニカ」

1981年にこの初代クリニカが発売された当時「歯垢=細菌のかたまり汚れ」の存在を知り、恐ろしくなり気持ち悪くなって、よく歯をみがくようになったという人が少なからずいたことでしょう。

給食後に歯みがきを実施する小学校では、発売後にクリニカを持ってくる児童が続出したのではないでしょうか。「酵素で歯垢を分解」という目新しさにつられて。


このころ、こども用のフルーツ香味ハミガキからおとな用に移行した小学生の中には、クリニカに移行した子がきっといたはずです。

ハミガキをこども用からおとな用に変えて、少しだけオトナ気分になっていたあの日。クリニカの香味は刺激ひかえめのフルーティなペパーミント。初めておとな用を使うこどもでも、比較的みがきやすい香味です。当時はまだクリニカにこども用はなかったので、こどもも使うことを想定しての香味だったと思われます。
なお、この香味は現在では「クリニカ マイルドミント」に引き継がれています。

ハミガキが切れていて困っている子に、他の子が自分のハミガキを貸してあげる光景もよくありました。

小学校の児童の中には、いうことを聞かず歯みがきをサボる子もいたもので、そんな子には非難の目が向けられるのでした。


1980年代前半、ムシ歯予防のハミガキはクリニカだけではありませんでした。花王からは「コルゲート」、サンスターからは「デミュート」が、クリニカ発売以前から存在していました。ということは、当時小学校の歯みがき時間には、その3つが鉢合わせするという事態も十分あったというわけです。そして「わたしのハミガキ自慢大会」がおこなわれる、と。


1982年当時の小学校での給食後歯みがきの様子、そしてその画を基に日本歯磨工業会が歯みがき啓発キャンペーンをおこなったと空想したポスターを作成してみました。思い切り呉越同舟の画ですが、当時こういうのが本当にあったらどうだったろうか、などと妄想してしまいます。
何にせよ、1980年代のハミガキ業界は「クリニカ」登場が一番の衝撃だったことは確かです。これの発売によって「歯垢」の言葉が広まり、日本人の歯科衛生意識を変化させ、こどものムシ歯罹患率減少につながったといえるでしょう。
(おまけ)
↓こちら、初代クリニカの箱に記載されていた商品説明を書き起こしてみました。

新・ハミガキ広告風画像ギャラリー・10
2023-06-04
本日6月4日から1週間は「歯と口の健康週間」それにちなむ意味も込めて、ハミガキ広告風画像ギャラリーです。
(画像提供:イラストAC https://www.ac-illust.com/ デンタルン http://www.dentaln.jp/ 画像クリックで拡大)
歯科衛生啓発を兼ねてのクリニカ広告風画像です。ハミガキ会社は毎年この時期に歯科衛生啓発の広告を出すのが定番。それに倣いました。なお時代は1980年代~1990年代前半を想定しているため、名称は旧称の「歯の衛生週間」としています。
まずは、1982年~1984年頃を想定しての画像。


続いて、1989年~1994年頃を想定したもの。



お次は、まず新たなクリニカ広告風画像を。


このような一般のハミガキ広告でも、歯科衛生啓発ポスターに転化できるものです。


6月4日はムシ歯予防デー。ムシ歯予防といえば、1970年代後半は「デミュートサンスター」がムシ歯予防ハミガキの代名詞の印象でした。よって、ムシ歯予防デー当日の新聞にも決まって広告が出ていました。それに倣っての広告風画像を。

壁紙画像も、一部歯の衛生週間の啓発つきです。




これらを現在の歯と口の健康週間を呼びかける画像に転用できます。

……と、ここまで幾度かにわたりハミガキ広告風画像を作成して上げてきました。思えば昨年の7月に初めてここにハミガキ画像を上げてから11ヶ月、1年近く画像を作成してきました。
ここでお知らせです。ハミガキ広告風画像の記事は、今回をもって終了とさせていただきます。前回のようにいったん終了して復活というのは、まず可能性が低いと思ってください。今度こそ本当に終了です。
ハミガキ広告風画像作成という新しい楽しみを見つけて、それはそれで楽しいと感じていました。しかし実はその一方で、画像作成に没頭するあまり、他のやるべきことに割く時間が疎かになったり、睡眠時間が削減されたりといった弊害も出てきました。生活リズムに支障をきたすようでは生活によい影響を与えているとは言い難いので、ここはひとつ画像作成を断つのがよいのではないか。そう考えて、今後ハミガキ広告風画像の作成は控えめにすることに決めました。
今まで私の拙作をご覧になってくださった方々、ひとつ私の心情をご理解いただけたら幸いです。
では最後に、私が2年前に書いた小説をダイジェスト画像とともに上げます。ハミガキ広告風ギャラリーで頻繁にネタにした「クリニカ」を題材にした話です。
クリニカ・メモリーズ 前編 (読むには画像をクリック!)

クリニカ・メモリーズ 後編 (読むには画像をクリック!)

(画像提供:イラストAC https://www.ac-illust.com/ デンタルン http://www.dentaln.jp/ 画像クリックで拡大)
歯科衛生啓発を兼ねてのクリニカ広告風画像です。ハミガキ会社は毎年この時期に歯科衛生啓発の広告を出すのが定番。それに倣いました。なお時代は1980年代~1990年代前半を想定しているため、名称は旧称の「歯の衛生週間」としています。
まずは、1982年~1984年頃を想定しての画像。






続いて、1989年~1994年頃を想定したもの。






お次は、まず新たなクリニカ広告風画像を。




このような一般のハミガキ広告でも、歯科衛生啓発ポスターに転化できるものです。




6月4日はムシ歯予防デー。ムシ歯予防といえば、1970年代後半は「デミュートサンスター」がムシ歯予防ハミガキの代名詞の印象でした。よって、ムシ歯予防デー当日の新聞にも決まって広告が出ていました。それに倣っての広告風画像を。



壁紙画像も、一部歯の衛生週間の啓発つきです。







これらを現在の歯と口の健康週間を呼びかける画像に転用できます。


……と、ここまで幾度かにわたりハミガキ広告風画像を作成して上げてきました。思えば昨年の7月に初めてここにハミガキ画像を上げてから11ヶ月、1年近く画像を作成してきました。
ここでお知らせです。ハミガキ広告風画像の記事は、今回をもって終了とさせていただきます。前回のようにいったん終了して復活というのは、まず可能性が低いと思ってください。今度こそ本当に終了です。
ハミガキ広告風画像作成という新しい楽しみを見つけて、それはそれで楽しいと感じていました。しかし実はその一方で、画像作成に没頭するあまり、他のやるべきことに割く時間が疎かになったり、睡眠時間が削減されたりといった弊害も出てきました。生活リズムに支障をきたすようでは生活によい影響を与えているとは言い難いので、ここはひとつ画像作成を断つのがよいのではないか。そう考えて、今後ハミガキ広告風画像の作成は控えめにすることに決めました。
今まで私の拙作をご覧になってくださった方々、ひとつ私の心情をご理解いただけたら幸いです。
では最後に、私が2年前に書いた小説をダイジェスト画像とともに上げます。ハミガキ広告風ギャラリーで頻繁にネタにした「クリニカ」を題材にした話です。
クリニカ・メモリーズ 前編 (読むには画像をクリック!)

クリニカ・メモリーズ 後編 (読むには画像をクリック!)

新・ハミガキ広告風画像ギャラリー・9
2023-05-27
まだまだ懲りずにやります、ハミガキ広告風画像ギャラリー。今回も「クリニカ」偏重。
(画像提供:イラストAC https://www.ac-illust.com/ 画像クリックで拡大)
昭和初期の雰囲気を想像したレトロ広告風画像を作成してみました。



いやー、横書きを右から左へ書くのは苦労しますねえ。あと字間を少し広めにとったり、字の並びをほんの少しばかり不揃いにすると、昭和レトロっぽく見えてきます。
次はリアル画像を拾い上げ、それを編集して広告らしく仕上げてみました。


このようにリアル画像を添えると、より雑誌広告らしく見えますね。
リアル画像つきで、1985年~1988年頃の幼児向け雑誌への掲載を想定した、こどもクリニカDFCの広告風画像。幼児向けに漢字にルビをふったり、ひらがなカタカナのみの表記にしたりしてみました。


お次は、1989年~1993年頃の雑誌広告を想像した画像。


ミニ広告風画像です。

壁紙画像です。









これらを作成していて気づきましたが、次週6月4日から6月10日は「歯と口の健康週間」ですね。この時期になると、毎年恒例でハミガキ会社がそれに連動した広告を新聞・雑誌に出すものです。
(画像提供:イラストAC https://www.ac-illust.com/ 画像クリックで拡大)
昭和初期の雰囲気を想像したレトロ広告風画像を作成してみました。






いやー、横書きを右から左へ書くのは苦労しますねえ。あと字間を少し広めにとったり、字の並びをほんの少しばかり不揃いにすると、昭和レトロっぽく見えてきます。
次はリアル画像を拾い上げ、それを編集して広告らしく仕上げてみました。




このようにリアル画像を添えると、より雑誌広告らしく見えますね。
リアル画像つきで、1985年~1988年頃の幼児向け雑誌への掲載を想定した、こどもクリニカDFCの広告風画像。幼児向けに漢字にルビをふったり、ひらがなカタカナのみの表記にしたりしてみました。






お次は、1989年~1993年頃の雑誌広告を想像した画像。





ミニ広告風画像です。


壁紙画像です。

















これらを作成していて気づきましたが、次週6月4日から6月10日は「歯と口の健康週間」ですね。この時期になると、毎年恒例でハミガキ会社がそれに連動した広告を新聞・雑誌に出すものです。