スタジアム好きの自閉症者ですが、何か問題ありますか?

発達障害の一種、高機能自閉症を抱えるエビフライ飯が、スタジアム訪問記を中心につづっていきます。

『いざなわれてファジアーノ』に対する感想がちらほらと

 私が書いた短編小説『いざなわれてファジアーノ』に対する感想が、ツイッター上でちらほらと見られます。

 『いざなわれてファジアーノ』
 http://ebinovels2.seesaa.net/article/445352477.html


 その感想の一部をここにて取り上げます。

高校生無料招待デーと言えば、エビフライ飯さんのこの小説。素晴らしいです。

こんな小説(?)があったんですね。観戦ガイドとしていかがでしょう。

読んでて引き込まれた。自分自身が初めてファジ見に行ったときの、日常から非日常に突然切り替わった瞬間の衝撃とかを思い出して、なぜだか泣けてきた。

岡山弁が素敵

情景描写がとても上手です!ファジフーズ食べ過ぎだけどw
ファジに惹き込まれる展開が胸熱で、読み終わった時は目から汗出たよ(′;ω;`)

僕も昨日読みましたけど、めちゃ泣けますよね今日二回目読んだときも泣けました

ファジフーズ食べ過ぎ(笑)カレーだけでかなりの量で全部たべれないのに、さらにラーメン\(//∇//)\

がっつり岡山弁でしたね!「もんげー」を全く入れなかったのは評価できます(*´ー`*)



 うれしいではありませんか。そもそもこの作品、私が足をケガしてヒマを持て余し、そのヒマを埋めるために書いた作品だったのです。なので偶然作品を見つけた人に読んでいただければそれでじゅうぶん、その程度に考えていました。それがこのようにいろいろな人から感想をつけてもらえるとは、予想外でした。
 この作品、私が実際に2016年7月16日にシティライトスタジアムへ行った体験をもとにフィクションとして構成したもので、この日が高校生無料デーだったことから、女子高校生を主人公としました。そして主人公の思いを前面に出したいと考えて、場面描写の記述を一人称語り(主人公が「私」「僕」「オレ」と名乗り、その視点で場面が語られる)としました。なのでこれを書いているときは、私は主人公カナになりきっていました。(変態だと思わないでください)

 感想の中でけっこう多いのが「登場人物の会話が岡山弁なのがいい」というものです。この作品、岡山が舞台ということで、とにかく岡山らしさを出したい思いが強くありました。それゆえの岡山弁です。私にとっては岡山は少年時代を過ごした地。岡山弁はネイティブで頭に入っていまして、言語を岡山弁に変換することなどいたって容易でした。
 上記感想の中にもありますが、最近岡山をアピールするのに「もんげー」という言葉が使われるようです。しかし実はこの言葉、実際には地元岡山ではあまり使われないのですよ。同じように使われるとしたら「ぼっけえ」「でえれえ」のほうが頻度は高いです。なので『いざなわれてファジアーノ』でもそれに準拠しています。

 今年7月23日、Cスタでのファジアーノ岡山 vs レノファ山口FC戦、この日また高校生無料デーがおこなわれます。当日Cスタへ行かれる皆さんも自宅で応援される皆さんも、試合を見る前でも見た後でもよろしいですので、ぜひこの『いざなわれてファジアーノ』をご一読よろしくお願いします。

 あと、岡山つながり・ファジつながりで↓こちらもよろしければどうぞ。

 μ's岡山ステージ 【『ラブライブ!』二次創作】
 http://ebinovels2.seesaa.net/article/442752911.html

 ただ、こちらは『ラブライブ!』の二次創作ですので、あらかじめその点をお知り置きください。

近況報告、そしてブログ名変更のお知らせ

 ここのところ更新が滞っていたので、近況報告です。
 今年5月に、私の父が亡くなりました。すでに葬儀は終え、納骨も完了しました。
 父が逝ったことで、あらためて自分のこの先の人生を真剣に考えなければならないと思った次第です。何せ今まで人生の行く先において助言をしてくれた存在が消えてしまったのですから。これからは自分の考えで、自分の行く末を考えていかなければならなくなるでしょう。


 それと、このたびブログ名をまた変更しました。

 (旧)ボート&オート好きの自閉症者ですが、何か?
              ↓
 (新)スタジアム好きの自閉症者ですが、何か問題ありますか?

 当ブログの内容が、最近スタジアム訪問記と舟券・車券勝負に偏っている傾向がありましたので、それに見合ったブログ名としました。
 また、自閉症をはじめとする発達障害に関する記事は、以前よりも大幅に書く頻度を減らす意向です。
 というのは、ここのところ発達障害界隈では他者を平気で傷つけるような行為が平然となされているなど、現在の状況に失望の念を抱いていたのです。なので私はもう、発達障害に関する記事は書く気が起こらなくなりました。
 そこで今後は、私自身は「発達障害を抱える人間」として表に出はするが、同時に「この社会で生きるひとりの人間」としても出ていくとの姿勢で臨んでいくとし、発達障害当事者としての社会への提言や社会への不満といったことは、いっさい書かない方針です。ただしあまりに露骨な発達障害への差別発言や差別待遇に対しては、批判の言を飛ばします。
 当ブログは「発達障害を抱え、かつスタジアムという空間が好きな人間である」そういう人間も中にはいるのだとのアピールをしていく、その流れでいきます。

阪急西宮北口駅前のメモリアル

 阪急電車神戸線および今津線の西宮北口駅の前に、その昔「阪急西宮球場」という野球場があったことをご存じでしょうか。
 阪急西宮球場はかつてNPBパシフィックリーグにあった球団、阪急ブレーブス(現・オリックスバファローズ)が本拠地としていた球場でした。阪急は1989年からオリックスブレーブスとなりましたが、1990年までは引き続き西宮球場を本拠地としていました。その後1991年にオリックスブルーウェーブと球団名変更並びに神戸移転となり、西宮球場は野球の試合にあまり使用されなくなりました。
 さらに、この西宮球場では西宮競輪としてグラウンドにバンクを組んで競輪が開催されていました。つまり西宮球場=西宮競輪場だったのです。しかし西宮競輪は2002年に廃止。その後球場自体が取り壊されることとなりました。

 かつて西宮球場があった地には現在、商業施設阪急西宮ガーデンズが建っています。
 nishinomiya12.jpg

 その片隅にひっそりと、↓こんな記念碑が……
 nishinomiya13.jpg

 これは阪急ブレーブス子供会の記念碑。阪急西宮ガーデンズの南西角の、目立たないところにあります。かつてこのキャラが、阪急ブレーブスのマスコットだったことがあったのですよ。のちに「ブレービー」なるキャラが登場しましたが。なお、この記念碑の周辺には、記念植樹としてバットの原木となるアオダモが植えられています。

 あと、これは西宮球場ともブレーブスとも関係ありませんが……阪急西宮ガーデンズの北側歩道に、↓こういうものがあります。
nishinomiya14.jpg

 これは何かと申しますと、かつて西宮北口駅に存在していたレールの一部です。このレール、普通のものとは異なる性格を帯びていたものです。
 その昔、阪急神戸線と今津線は、両線が交差する西宮北口駅で線路が平面交差していたのでした。その交差部分のレールが、これです。メモリアルとして歩道に埋め込まれていました。

 ……と、今回は西宮市立中央体育館での西宮ストークスの試合を見た帰りに、西宮北口駅前へと立ち寄ったことで見つけたものを記事としました。ちょっと歩いていけば、このようにいろいろと「発見」があるものです。


春先の住之江公園をぶらりと散歩

 2017年3月20日、この日私は住之江ボートレース場内のボートパーク住之江へと舟券勝負に行ったのですが、その途中しばらくの間抜け出して、別の場所へと行きました。それは住之江ボート場の近くにある、住之江公園です。
 春分の日のこの日、春の陽気がポカポカと包み込んでいたので、たまには雑然としたギャンブル空間から外に出て、公園という場所をぶらりと歩いて見てみようかと思い、私は住之江公園へと足を運びました。

 まずは大阪護国神社。住之江公園の敷地内にあります。
 suminoe_sampo1.jpg

 大阪護国神社の境内には、早咲きの桜、ハチスカザクラが咲いていたのでした。
 suminoe_sampo2.jpg
 suminoe_sampo3.jpg
 suminoe_sampo4.jpg

 ソメイヨシノよりも色が濃い桃色の花弁が境内によく映えていました。このハチスカザクラの木のそばには、戦没者の墓や碑が。あらためて平和への思いが強まります。
 続いては、住之江公園内にある住之江公園野球場。
 suminoe_sampo5.jpg
 suminoe_sampo6.jpg

 この日も中学生による野球の試合がおこなわれていました。また、野球場の脇ではこの陽気の下、数人の方が将棋を指していました。
 ↓これは、住之江公園内にある「ポタージュ・ガーデン」の説明書き。
 suminoe_sampo7.jpg

 ポタージュ・ガーデンといっても、ジャガイモだけを育てているわけではないのですね。
 ↓住之江公園内の大池。
 suminoe_sampo8.jpg

 水のそばという場所は、なぜ知らないうちに心が和んでくるのでしょうか。
 花壇では、今の季節パンジーが多く咲いていました。
 suminoe_sampo9.jpg

 住之江公園に何十年も植えられていたポプラの木が、このように切り取られ横にされて置かれている場所もあります。
 suminoe_sampo10.jpg

 このように、住之江ボート場の近くには、心を安らかにしてくれる空間があるのです。住之江ボートでなかなか舟券が当たらずイライラしてきだしたら、いったん退出して住之江公園へと行ってみてはいかがでしょう?

ケガの状況&新作小説のお知らせ

 私が昨年11月に負った左足骨折のケガ、現在はだいぶ回復してきていまして、もう松葉杖を使わず歩いてもよいと医師から言われるぐらいになりました。ただ、それですぐに満足に歩けるというわけではありませんので、もう2週間ほどは無理せずに歩行訓練を重ねていくつもりです。


 話は変わりまして。このたびまた小説を書きました。

 Aqoursキャラチェンジ!
 【『ラブライブ!サンシャイン!!』二次創作ショートショート】

 http://ebinovels2.seesaa.net/article/446157698.html

 短時間でサッと読めてしまうショートショートです。ただ今回も既存作品の二次創作ですので、元作品のネタを知らないと理解しづらい点があることを、あらかじめご了承願います。

ブログ少しだけ再開、新しい自作小説のお知らせ

 新年あけましておめでとうございます。2017年の幕開けです。

 私エビフライ飯、旧年は11月に足を骨折するという受難の年となってしまいましたが……その足も現在だいぶ回復してきていまして、あともう少しで正常な状態に戻りそうという状況です。

 足をケガしたことで自宅療養となり、時間があり余ってしまったので、私はその時間を利用して新たに小説を1本書きました。
 ↓こちらがそれです。

『いざなわれてファジアーノ』
 http://ebinovels2.seesaa.net/article/445352477.html

 岡山を舞台に、ファジアーノ岡山に魅せられた少女の物語をつづりました。
 気が向きましたら、どうぞご覧ください。

左足首骨折・ブログお休みのお知らせ

 私エビフライ飯、2016年11月4日にて、左足首を亀裂骨折するケガを負ってしまいました。↓このとおり、見事にギプスで固定されました。
 injury1.jpg

 治るまでに4週間~6週間の時間を要します。こんな状態では旅打ちに行くことも、舟券・車券を買いに行くことも、ファジアーノ岡山の応援に行くこともできませんので、それらを主としたネタとしている当ブログは更新頻度が大幅に少なくなります。ま、最近はその更新頻度自体低かったですが。
 何か書きたいものが見つかったならここへ記事を上げますが、向こう約2ヶ月ほどは更新の可能性は低いということは、お知らせしておきます。事実上ブログはお休みします。

 なお、ツイッターのほうでは引き続き何かしらつぶやいていますので、近況はそちらをご覧になりますようお願いします。

 https://twitter.com/ebifuraihan

 http://twilog.org/ebifuraihan


(おまけ)
  足にギプスを巻いたなら、その部分は床に下ろすよりも上に上げておいたほうがよいということで、↓こんな足置きを作りました。
 injury2.jpg

 injury3.jpg

 何のことはない、ただ古新聞を積み上げてテープで固定しただけの代物ですが……廃物利用ですよ、廃物利用!

『ラブライブ!』の二次創作小説を書きました

 突然ですが、当ブログの左側メニューバーに「自作小説」というのがあることにお気づきでしょうか。ここには私が書いてネットに上げた小説へのリンクを掲載しています。リンク先へと飛べば、小説を読むことができます。
 ここに最初に掲載したのが『風の世界へ進め!』発達障害を抱える少年が主人公の挑戦物語です。これを書いたのはもうかれこれ10年も前になるので、現在とは発達障害の概念やそれへの考え方が多少異なっている部分があります(この作品の副題にある「アスペルガー」の言葉も、現在では使用されない方向にあります)。ですが「10年くらい前はこんな状況だった」ことが記されているということでもありますので、それを頭に置いた上で読んでいただければ幸いです。

 風の世界へ進め!~あるアスペルガー少年の挑戦
 http://ebinovels.seesaa.net/


 そしてこのたび、ひさびさに小説を書いてネットに上げました。既成作品の二次創作ではありますが……
 ↓こちら。

 μ's岡山ステージ
 http://ebinovels2.seesaa.net/

 アニメ『ラブライブ!』に登場するスクールアイドルμ's。彼女たちが岡山で開催されるスクールアイドルイベントに参加するお話です。
 今年、岡山のシティライトスタジアムへ行ったときに、運動公園の入り口でジップアリーナを目にして
「もしここでアイドルのイベントがあったら、どんなものになるだろうか?」
 とふと思い、それがこの作品へとつながりました。
 二次創作ゆえ『ラブライブ!』を知っていることが前提となり、人によってはハードルが高くなってしまいますが、そこはひとつご勘弁を。

 両作品とも、お暇な時にお楽しみください。

『モンスターマザー』著者、“教育評論家”を批判

 以前私は『モンスターマザー  長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い』という本をここにて取り上げました。↓当該記事。

 『モンスターマザー 長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い』を読んだ(前編) 2016-05-05
 http://ebifuraihan.blog40.fc2.com/blog-entry-882.html
 『モンスターマザー 長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い』を読んだ(後編) 2016-05-07
 http://ebifuraihan.blog40.fc2.com/blog-entry-883.html


 この本の著者、福田ますみ氏がオピニオンサイト『iRONNA』に寄稿していました。

 「金八先生」のいないニッポンの教育現場でいま何が起きているのか 福田ますみ
 http://ironna.jp/article/3283

 この記事の中で福田氏は、ある教育評論家を名乗る女性に対して「真相に迫ろうとしない」と批判の目を向けています。この“教育評論家”、名前は記事中には出ていませんが、記事中に書かれている「教育裁判史上に残る悪判決」の言葉で検索してみたら、簡単に見つけ出せました。↓これです。

 2009/3/7 長野県立丸子実業の高山裕太くん(高1・16)自殺事件。教育裁判史上に残る悪判決!
 http://www.jca.apc.org/praca/takeda/message2009/me090307.html

 プロバイダがJCA-NETであることから、この“教育評論家”がどのようなお方かお察しかと思われます。それはさておき、ここの文章を読んでみると、福田氏が記事中で引用している部分と見事に合致しています。なのでこれは間違いなく、この“教育評論家”が書いたものと確信できます。
 福田氏はこの“教育評論家”を「自分の予断と偏見、想像と思い込みだけで全く見当違いの批判をしている」と批判しています。

 “教育評論家”氏いわく、
「これだけ多くの大人が関わって、見殺しにされるどころか、さらに追いつめられた。本人の訴えにまるで耳を貸さず、死を回避するためのぎりぎりの選択である『家出』も、『不登校』も裕太くんを責める材料にされた」
 しかし『モンスターマザー』では「部内でのいじめなどはなく、家出や不登校は母親の問題行動に起因するもの、それが自殺の引き金となった」といった内容が書かれていました。追いつめていたのは周囲の大人たちではなく、母親であると。
 見たところ“教育評論家”氏は、被害者を装っていた高山母の言い分だけを鵜呑みにして、それをそのままあたかも真実であるかのように書いている印象を受けました。一方でこの事件に対して精力的に動き、あらゆる人からの証言を集めた福田氏の言い分のほうが、信憑性は高いでしょう。

 福田氏は記事の最後で、“教育評論家”武田さち子氏(あ、書いてしまった)が子供を守ると言いながら、バレー部員たちの心を傷つける発言を掲載し続けていることを厳しく指摘しています。
 それは↓この武田氏による裕太君自殺事件データにも表れていますね。

 http://www.jca.apc.org/praca/takeda/number3/051206.htm

 この中で、裕太くんの葬儀にて「2年生部員のなかには、ニタニタ笑うものもいた」などと書かれています。武田氏は実際にそれを見たのでしょうか? これもまた高山母の一方的な証言のみを信じ込んで書いたものとしか思えないのです。
 あと、ここに書かれていることと、『モンスターマザー』に書かれていることとを、いくつか比較しながら列挙していきます。

・部長は「バカヤロー、ふざけんな。さんざん勝手なことしやがって、てめえら」と大声で怒鳴った。

→(『モンスターマザー』の記述)
(高山母)「私に謝ることないの」
(部長)「何を?」
「私だってバレー部保護者会の会費を払っているのに、何も連絡がないのはなぜ」
「好き勝手なことをしているからですよ」
 黒岩(=部長、仮名)がこう言うと、さおり(=高山母、仮名)は絶叫する。
「私は絶対○○(バレー部員の名前)を許さない! やめさせてやる!」
 黒岩は思わず言い返した。
「ふざけるな!」


・2度目に裕太くんが家出をしたとき、母親は写真入りのビラ50枚を作成。裕太くんが東京行きの新幹線に乗ったという情報をつきとめ、1人で東京に行き、上野駅近辺の交番や警察など30件ほどに捜索をお願いした。

→『モンスターマザー』では、このときに高山母は「家出の責任は学校にある!」とわめきたて、学校にビラ作成を要求するなど、かなり攻撃的な態度をとっていた、とある。


・裕太くんが母親のサイフから金を盗んだ。そのことを母親から直接聞いたとバレーボール部員の保護者が話す(事実なし)

→(『モンスターマザー』の記述)
(高山母の言葉)「昨日、弟(次男のこと)のために用意したお金が財布からなくなっていたんで、裕太を疑って問い詰めたんですよ。でも(お金を)取ったことを認めなかったので、家から出ていけと言ってしまったんです」


 武田さち子氏は、今のところ「雑記帳」に福田氏への批判や反論は書いていないようです。そうかといって、バレー部関係者へのお詫びをするといったこともしていないようです。おそらくこれはもうダンマリを決め込むでしょうねえ。自殺事件に関してこれだけたいそうなことを書いてしまっては、もう今更引っ込みがつかないでしょうから。

 いずれにせよ、ますます「人権」を声高に叫ぶ人たちが信用ならなくなりましたね。

『モンスターマザー 長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い』を読んだ(後編)

『モンスターマザー 長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い』(福田ますみ氏著・新潮社刊)概要の続きです。
 長野県立丸子実業高校(現・丸子修学館高校)のバレーボール部員だった高山裕太くんが2度の家出をして、その原因を高山母は学校や教師にあるとして執拗に非難を浴びせ、さらにバレー部内でいじめがあると、顧問教師・部員に嫌がらせとも思える執拗な抗議をおこない、そののち裕太くんが自殺。高山母はこれをいじめが原因だと主張し、教師・部員・校長・県に損害賠償を求める訴訟を起こした――というのが、前回書いた内容でした。
 ではその続きです。

 高山母は、それまで自分が学校や教師、部員に対して攻撃的な言葉を吐き続けてきたにもかかわらず、裕太くんが自殺するやいなや、被害者の顔となってマスコミに被害感情をむき出しにして怒り・悲しみを訴える行動に出ました。
「息子は担任教師の言葉のせいで家出し、そのケアをじゅうぶんしなかった。そのうえ校長は息子に登校を強制した。さらにバレー部内で上級生が息子にいじめをした。顧問教師もいじめに加担した」
 これが高山母の主張でした。しかし実際には、家出の件は高山母のまったくの思い込みで、バレー部内のいじめに関しても、いじめと呼べるレベルのものではなかったのです。完全に被害者の顔を作っていました。
 それに乗っかってしまったのが、地元県議会議員、「人権派」を標榜する弁護士、「弱者の味方」と評されるルポライター。彼らは高山母の言葉のみをそのまま信じ込み、「被害者」の高山母を擁護し、最初から学校・教師・行政を悪とみなすイデオロギーむき出しで、高山母の裁判の支援に乗り出しました。
「人権派」弁護士は、高山母の民事訴訟の弁護だけでなく、当時の校長に対して「裕太くんはうつ病であったにもかかわらず、登校を促した。これは殺人罪に相当する」と、刑事告訴までもしました。

 そうして裁判が始まったのですが、その当時に高山母側の支援者によるブログと銘打った↓このブログが開設されました。

 丸子実業高校生 いじめ 自殺事件
 http://blog.livedoor.jp/yutatakayama/

 ここには
「このブログは長野県丸子実業高校一年生、高山裕太君の自殺事件を検証するものです。裕太君のおかあさんなどから情報提供を受け、有志支援者の協力によって運営されています。マスコミ等一般に公開されていない情報も多数掲載しています」
 と説明があります。しかし『モンスターマザー』著者の福田氏によると、このブログは高山母自身が開設・運営しているものだとのことです。
 そして福田氏は同書にこう書いています。
“このブログは、第三者を装い根も葉もない虚偽の情報を多数掲載しているうえに、棺の中の裕太君の死に顔をアップしたり、校長に対する告訴状を、不起訴になったあとも長く掲載し続けたりしていた。”(221ページ)

 このブログに影響されて丸子実業に対する非難を浴びせる人が多数出てきて、教師も部員も世間から攻撃を受け続ける日々が続きました。
 ついに学校側は反撃に乗り出しました。今まで高山母にいいようにやられ続けた自分たちこそ被害者だ、泣き寝入りせずに汚名を返上しようと、高山母を名誉棄損で逆提訴したのでした。
 この逆提訴にも、世間からの非難が浴びせられました。「加害者が被害者を訴えるとは何事か」と。同書150ページには
“しかしこの訴訟に、インターネットなどで、「加害者による逆恨み訴訟」「逆切れ訴訟」などと心ない言葉が投げつけられた。”
 と書かれています。その心ない言葉が書かれたサイトないしブログについては詳しく言及されていませんが、おそらく↓ここであると思われます。

 きょういくブログ
 http://kyouikublog.wpblog.jp/

 このブログに、丸子実業事件に関して学校・教師・部員側が逆提訴した件を取り上げた記事がありました。↓これらです。

 加害者の開き直りでたらめ提訴:長野いじめ自殺事件
 http://kyouikublog.wpblog.jp/280.html

 報道された内容よりもさらに悪質だった:長野いじめ自殺・加害者の逆切れでたらめ訴訟
 http://kyouikublog.wpblog.jp/283.html

 上記記事に「逆切れ訴訟」の言葉が使われていました。さらには
「こいつらはいじめを反省していない、むしろ正当化している」
「バカなでたらめ訴訟」
「でたらめ訴訟を起こす手口の嫌がらせ」
「顧問や主犯格が部内での有力者となっているため、他の中立的な部員や保護者にも圧力をかけている」
 もうまさに、心ない言葉があちこちに散見されます。どうもこの筆者は、加害者とされた者ならば、それがたとえ冤罪の疑いがあったとしても、誹謗中傷しても一向にかまわないとでも考えているようです。

 さて、この裁判の結果はどうだったかといいますと……結論を先に言えば、学校側の勝利でした。これについての詳細は、まず『モンスターマザー』を読んでもらったほうがよいと私は考えましたので、ここでは割愛するとします。
 で、上記「きょういくブログ」は、その裁判の結果をどう評したかといいますと……

 丸子実業高校いじめ自殺事件:自殺した生徒の母親に賠償命令!?
 http://kyouikublog.wpblog.jp/1105.html

 丸子実業高校いじめ自殺事件:「名誉毀損」訴訟の裏側
 http://kyouikublog.wpblog.jp/2203.html

 だとのことです。そして福田ますみ氏に対しては、

 丸子実業高校いじめ自殺事件を「でっちあげ」と攻撃するライター
 http://kyouikublog.wpblog.jp/6153.html
 ↓その記事中より引用。

 文章そのものは当方ではまだ入手していないものの、広告の内容、また筆者名をみるだけで、被害者遺族を攻撃し悪質な中傷を加えるものであろうことは容易に予想がつく。

 問題となっている丸子実業高校のいじめ自殺事件は、「でっちあげ」とはとうてい言えない内容である。


 ……読みもしないで「攻撃」「悪質な中傷」と決めてかかるのですね。もうため息しか出ません。


 ……と、2回にわたって『モンスターマザー』の概要を書いてきましたが……
 この本に登場するモンスターマザーの異常ぶりに悪寒がしてきたのはもちろんですが、それよりも背筋が凍る思いがしたのは、彼女を何の疑いもなく擁護し支援した「人権派」「弱者の味方」と称される人たちです。彼らは学校というものを「権力」だとみなしているため、常に学校を「悪」としか見られず、高山母のような人でも支援に乗り出してしまう。そんな危うさを持っているということが、この本を読んで認識できました。いったい、彼らの守ろうとしている人権とは、どういったものなのか。
 また、この本の読後に私の中で、ひとつの危惧が生じました。それは、
「今後本当にいじめによる自殺が起こっても、遺族が学校に嫌がらせをしていたのが原因ではないか、という見方をされてしまいかねない」
 ということです。被害者側にあらぬ疑いをかけられることにつながりかねない、と。その意味からも、この丸子実業高校の一件は暗い影を落とした、といえそうです。


(追記 2017-01-23)
 上記にて取り上げた「きょういくブログ」どうやら福田氏の著書を読んでいたようです。
 しかしいまだに「被害者(高山母のこと)への中傷が続いている」と書く始末。さらに
「『新潮45』に掲載された福田氏の『丸子実業いじめ自殺事件はでっちあげ』記事は、読んだだけでバカバカしいと思える内容だった。これは単発で終わりスルーされるものと思ったが、まさかの書籍化となり、被害者への中傷がされる形となった」
 とのこと。もう考えが完全に凝り固まってしまっているという印象しか受けません。

 | HOME |  古い日記に行く »

 

プロフィール

エビフライ飯

Author:エビフライ飯
大阪府在住。男性。
発達障害の一種、高機能自閉症を抱える人間。
公営競技・野球・サッカーなどのスタジアムという空間が好きな自分です。
ファジアーノ岡山の本拠地・シティライトスタジアムに時々出没しています。



ブログランキング・にほんブログ村へ

にほんブログ村 サッカーブログ ファジアーノ岡山へ

にほんブログ村 公営ギャンブルブログ 競艇へ

メールはこちらから

お名前:
メールアドレス:
件名:
本文:

Twitter

エビフライ飯のツイッター。↓ここでいろいろつぶやいています。



過去のつぶやきはツイログで。

自作小説

風の世界へ進め!
~あるアスペルガー少年の挑戦


μ's岡山ステージ
 【『ラブライブ!』二次創作小説】


いざなわれてファジアーノ

Aqoursキャラチェンジ!
【『ラブライブ!サンシャイン!!』二次創作ショートショート】


↑私が書いた作品です。おヒマならどうぞ。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

最初のごあいさつ (1)
ボートレース/全般 (166)
徳山の話題ピックアップ (30)
ボートレース/舟券勝負 (136)
舟券勝負2009 (14)
舟券勝負2010 (22)
舟券勝負2011 (23)
舟券勝負2012 (20)
舟券勝負2013 (17)
舟券勝負2014 (13)
舟券勝負2015 (12)
舟券勝負2016 (10)
舟券勝負2017 (5)
ボートレース/動画 (13)
ボートレース/レース場訪問記 (155)
桐生 (8)
戸田 (6)
江戸川 (7)
平和島 (10)
多摩川 (7)
浜名湖 (8)
蒲郡 (7)
常滑 (10)
津 (7)
三国 (4)
びわこ (5)
住之江 (11)
尼崎 (5)
鳴門 (8)
丸亀 (11)
児島 (6)
宮島 (4)
徳山 (4)
下関 (5)
若松 (4)
芦屋 (5)
福岡 (5)
唐津 (4)
大村 (4)
オートレース/全般 (16)
オートレース/車券勝負 (14)
オート車券勝負2015以前 (4)
オート車券勝負2016 (6)
オート車券勝負2017 (4)
オートレース/レース場訪問記 (47)
船橋 (10)
川口 (9)
伊勢崎 (5)
浜松 (11)
飯塚 (6)
オートレース大阪 (6)
競輪場訪問記 (29)
岸和田 (7)
四日市 (4)
立川 (5)
松戸 (4)
小倉 (5)
富山 (4)
スタジアム訪問記/シティライトスタジアム (30)
スタジアム訪問記/その他 (57)
阪神甲子園球場 (15)
西武プリンスドーム(メットライフドーム) (5)
QVCマリンフィールド(ZOZOマリンスタジアム) (6)
ほっともっとフィールド神戸 (3)
京セラドーム大阪 (4)
わかさスタジアム京都 (2)
花園ラグビー場 (6)
ヤンマースタジアム長居 (4)
西京極スタジアム (5)
長良川競技場 (3)
フクダ電子アリーナ (4)
Bリーグ観戦記 (12)
伊勢路旅行記 (3)
自閉症・発達障害/全般 (103)
自閉症・発達障害/ピックアップ (24)
当事者間の「内ゲバ」問題 (14)
発達障害児に有害なアカ教師 (10)
酒と私 (12)
マンガネタ (19)
野球ネタ (15)
スポーツネタ (32)
食べまくり! (10)
その他いろいろ (86)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QRコード

FC2Ad

まとめ

Template by たけやん